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悪魔の映画辞典コミュのトピック版【 ふ 】

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[フー1]ファジー[形動]「あいまい」であるさま。

むかしから普通の宿屋に見えて、いまでいうラブ・ホのような使用もできる宿を「あいまい宿」と呼んだ。ところが、20年くらい前から、いかにもラブ・ホみたいな「名曲喫茶スカラ座」みたいな王宮風ラブ・ホは周囲住民の合意を得られずに一挙に姿を消しつつある。郊外を走っていて驚くのが、「森の中のリスのお家」みたいなメルヘンチックなネーミングのラブ・ホが乱立し始めたこと。市内の真ん中に、外見上は大人しいビジネス・ホテルのような佇まいのものが増えてきている。ただ「ホテル・ファジー」と名づけられたものはまだないようだ。



[フー2]ファンキー[名]黒の色彩が濃い、野性味溢れたジャズ。

スリー・ファンキーズの手塚しげおは「矢車剣之助」だった。「赤胴鈴之助」もそうだが、昔は30分もののテレビ時代劇が少なくなかった。「琴姫七変化」「風雲黒潮丸」「隠密剣士」「風小僧」「信州天馬峡」「まぼろし城」・・・、いくらでもあった。それだけ子どもでも時代劇に慣れていたのである。本格はなくとも、パロディはスタンダードを知らないと分からないからね。だから、数作れ、数見せろと言うのである。


[フー3]フーテン[名]60年代後半から出没した現代でいうプータロー。浮浪者のような生活を送る汚い恰好をした若者を指した。

先年亡くなった永島慎二の漫画「フーテン」は「漫画家残酷物語」と並ぶ代表作だ。ラフ・スタイルなのに実に上手い漫画家だったよね。そんな彼が一番稼げたのは「柔道一直線」であっただろうと思う。いまも毎日お茶を飲んでいるマグカップは東京のコ−ヒー・チェーン店である「ポエム」のマグカップで、ここには永島の「旅人くん」が描かれている。いまなお安らげるカップなのだ。


[フー4]フォーク・ゲリラ[名]人の多い場所に集まってベトナム反戦歌などを歌う若者。1969年新宿西口広場が有名。
    
なんと言っても『新宿泥棒日記』がそのころの新宿の臨場感を今に伝えている。あの西口から地下道を抜けてワシントン靴店から紀伊国屋書店までをワン・カットで撮ったシーンは見ものだ。その頃、フォーク・ゲリラ集会で歌われた歌は7曲あるという。高石ともやの「受験生ブルース」の替え歌である「機動隊ブルース」、「ひょっこりひょうたん島」の替え歌である「フォーク・ゲリラの唄」、「くそくらえ節」、「腰まで泥まみれ」「ガイコツの唄」「エーチャンのバラード」などだが、なかでも去年死んだ高田渡の「自衛隊に入ろう」がダントツに有名だ。なんとこの唄、往年のTBSテレビの番組で月曜から金曜の朝7時20分から司会者にアイドルの男女を起用したバラエティ・ショー「ヤング720」で今週の歌コーナーで高田渡が毎日生放送していたというから、時代とはイタズラなことをする、と思う。


[フー5]プチ・ブル[名]ブルジョア(支配階級)とプロレタリア(労働者階級)に位置する階級。中産階級。被支配者階級でありながら、ブルジョアを気取る人々を蔑んでいう。

すごいなぁと思い出すのは、往年の人気バラエティ「見ごろ食べごろ笑いごろ」の名物コーナー「電線マン」コーナーにおいて、ベンジャミン伊東(四朗)が小松政夫のことを「このプチブル親父!」と叫んでいたこと。


[フー6]ブッシュマン[名]アフリカ南西部に住む遊牧民。 
    
東和の大ヒットとなった「ブッシュマン」は続編は「コイサンマン」という名前で公開された。しかし飛行機から落ちてきたコカ・コーラの空き瓶で「ブッシュマン」のニカウさんが右往左往する様子を描いた映画は十分に侮蔑的であったこと。また「ブッシュマン」が「藪に住む人」という意味であったから、とうとう改称されたものである。

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