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大日本帝国の光と影コミュの【文献紹介】文明開化

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 幕末維新から明治政府樹立への道は、鎖国攘夷から開国和親、文明開化への転換でした。
 この、一見、180度と見える転換は、後の太平洋戦争から戦後にかけての、鬼畜米英からカムカム英語への転換と併せて、「豹変する日本人」というイメージの形成を促しました。

 ここは、こうした文明開化の諸相を扱った文献を紹介するトピックとします。

 既読,未読を問いません。

 著書名,著者,出版社名は最低限,挙げてください。

 内容の紹介,感想等にも触れていただければありがたいです。

コメント(7)

久米邦武編「特命全権大使 米欧回覧実記(一)〜(五)」(岩波文庫)

「明治4年、伊藤博文・大久保利通・木戸孝允ら、後の明治政府の担い手を含んだ岩倉使節団は米欧12カ国視察の旅に出た。本書はその随行史家による博大な視察の記録。」(紹介文より)
福沢諭吉「文明論之概略」(岩波文庫)

「国の独立は目的なり。今の我が文明はこの目的に達するの術なり−西洋心酔と保守主義の相確執する明治初期。文明の本質を論じ、文明は文明自らに意味があるとした上で、今、最も優先すべき課題は日本国の独立であり、西洋文明を学ぶのもそのためであると説く。」(紹介文より)

「緊急の課題に応じる応急の書物として著された『文明論之概略』が、永い生命を持つ古典となりえたのは、福沢自身が『緒言』に記すように、『恰も一身にして二生を経るが如く一人にして両身あるが如』く、『その前生前身に得たるものを以てこれを今生今見に得たる西洋の文明に照らして、その形影の互に反射するを見ば・・・その議論必ず確実ならざるを得ざるなり』という『今の学者の僥倖』、『余輩の正に得て後人の復た得べからざる好機会を利する』ことが出来たからだった。」(「解説」より)

明治人の智慧は、ここに書かれてあるところに一因があると思われますが、「後人」は次第にその利点を失い、かつ、失ったことも往々にして意識していなかったように思われます。
田口卯吉「日本開化小史」(岩波文庫)

「明治の経済学者で、政治家・実業家であった田口卯吉(1855−1905)が、外来の文明史と日本古来の歴史に範をとりつつ、経済事情と精神文明との相関関係を軸にして日本史を通観した、初めての本格的文明史論である。豊かな学殖にもとづいて、西洋の新思想と日本の伝統とを渾然と統一した本書は、わが国の近代史学に影響を与えた。」(紹介文より)
サミュエル・スマイルズ「西国立志編」(講談社学術文庫)

「原著『自助論』は、世界十数カ国語に訳されたベストセラーの書。日本では明治4年、『西国立志編』として中村正直により翻訳刊行された。『天は自ら助くる者を助く』という独立独行の精神を思想的根幹とした、欧米史上有名な三百余人の成功立志談である。この自助精神は、近代国家と資本主義の形成期にあって、新しい日本と自分の前途に不安を抱いていた多くの青少年に希望の光明を与えた。」(紹介文より)
「明六雑誌 上・中・下」(岩波文庫)

「1873(明治6)年,森有礼,福沢諭吉,加藤弘之,西周ら,西欧の近代思想・文化を学んだ当時の第一級の知識人たちが参集した明六社が出発する。政治・経済から男女平等論まで,機関紙『明六雑誌』(43号まで刊行)に掲載された全論文を収録(全三冊)」(紹介文より)
仮名垣魯文「安愚楽鍋」(岩波文庫)

「『安愚楽鍋』は三編五冊からなり、初めの三冊は明治4年に、後の二冊は5年に、小判和装で、一薫斉芳幾の挿絵を入れて、誠之堂から刊行された。・・・・ちょうどこの頃から牛肉を賞味する風がはやり、『士農工商老若男女、賢愚貧福おしなべて、牛鍋食はねば開化不進奴(ひらけぬやつ)と』というわけで牛肉屋がさかんに繁盛した。なお、明治5年には明治天皇も膳宰に牛肉を用いさせられたとある。それで牛肉屋に集まる当時の各階級の人物をとらえて、写実的に描写し、その断片的な小話を集め、その中で開化期のいろいろな人物の性格や意見を写し出したものである。」(「解説」より抜粋)
坪内逍遥「当世書生気質」(岩波文庫)

「学生小町田粲爾と芸妓田の次とのロマンス,吉原の遊郭,牛鍋屋―明治10年代の東京の学生生活と社会風俗を描いた日本近代文学の先駆的作品。」(紹介文より)

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