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面 omote /アートと学問のより道コミュの視覚の冒険をうながす本。

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タイトルのとおりです。
最初は単に「視覚的に面白い本」というトピックを立てましたが、
ちょっと広すぎると思うので、角度をつけました。

絵本や写真集はもちろん、表紙や装丁、収録されている図版なども含めて、
そうした趣向に満ちている本を思いつくまま、あるいは見つけしだい、挙げてみましょう。
「冒険」の意味はまったく自由な解釈で構いません。
単にキレイ、センスがよろしい、というのではなく、
インパクトがすごいものが集まるといいな、という程度のことです。

//////
内容的にかぶるコミュニティ、無数にあると思いますが、
色んな角度からここに集うメンバーの「ものの見方」を知りたい、
という狙いの一環として、このトピックを設定しています。

もちろん、新たに加わってくださる方、大歓迎です。
コミュニティのトップに掲げた「場」の意義に賛同してくださる方なら、
どなたでも!

コメント(13)

とりあえず我が家の絵本棚から一冊。

タイガー立石(さく・え)『とらのゆめ』。
緑色のトラ、「とらきち」が夢の中で、色んなものに形を変えていきます。

たとえば、
とらきちがごろごろと回転しながら太陽の光を浴びるうちにダルマになり、
そのダルマがひもをくるくると回すとそれが結び合わさってふたたびトラになり、
ダルマさんとさようならの挨拶を、云々、
頁をめくるたびに展開するメタモルフォーゼの連続がまさにめくるめく夢のごとくであり、
個人的にはとても好きな一冊です。

著者についてはほとんど知らないのですが、
Wikipediaによると漫画家でもあり、
故・赤塚不二夫氏と公私にわたって関わりが深かったのだとか。

この本、残念ながら絶版でして、私は図書館で見てほれて古書を入手しました。
今読んでる図鑑なんですけど・・・
荒俣宏の
魚類 世界大博物図鑑(2)


写真じゃなくて、全部絵で描かれています。
大昔の学者だったり、浮世絵師だったり、「これって完全にデフォルメしてますよね」という魚が盛りだくさん。
とっても美しい。

また、著者が荒俣さんなので、書いていることも絶妙だそう。
まだそこまで目を通せてなくて紹介もヘッタクレもありませんが、
アマゾンのレビューには
『なぜサンチャゴ・デ・コンポステラへの巡礼者は皆ホタテ貝のアクセサリーを持っているのか,蝸牛の分泌する恋矢とは何か』なども詳しく書かれているみたい。
さすが荒俣さん…。



あと、先日古本屋で戦前の昭和14年発行の料理本を手に入れました。
国策料理なんたらとあり、
カレーだの、クラムチャウダーだの、スープだの
結構豪華なメニューがのってました。
戦前の本の言葉使いがなんか好き。独特で丁寧な言い回しが少し可愛い。
今、知り合いの古本屋さんに、
その頃の、怪しい食べ物を紹介してる本を探してもらってるところです。
sichihukuさんと博物学。 うーん。 なんか勝手にすごく納得。

荒俣さん、面白いですよね。 
このシリーズは表紙だけでももう、ずどーんと来ますね。

この種の本を図書館で一冊一冊、じっくり眺めて時間を過ごすのは最高なんですが、
最近はとんと、そういう種類の贅沢をしていないなあ。

紹介は全然、詳しくなくていいので、また何かありましたらがしがし挙げてください。
みなさま、お初にお目にかかります。こにりょ、と申します。

ごぞんじの方も多いのではないかと思いますが、ブルーノ・ムナーリの絵本「白ずきんちゃん」(Cappucetto Bianco)。世に数多い「赤ずきんちゃんもの」のひとつなのですが、この絵本の面白いのは、絵があるところに絵がないところ。ほとんどのページが真っ白です。お話の季節は冬で、一面雪で覆われて、白ずきんちゃんも白装束で、おばあさんのところに持っていくのも、さとうやらたまごやら、白いものばかりなので、いろいろとその様子がちゃんと実は描かれてはいるのだけれども白くて見えないのですよ、ということなのです。途中で出会うはずの狼も白い狼で、結局お互い気づかずにすれ違ってしまいます。

各ページが真っ白で、その下部に2、3行の文章が書かれているだけの「絵本」なのですが、ただ一ページだけ、白ずきんちゃんがこちらを向いているページがあり、そこだけ、真っ白なページに小さなかわいい二つの目が宙に浮いていて、そのページがあまりに奇妙で、くらくらしてしまいます。また、文章に刺激されて視覚が幻惑されるのか、読んでいるうちに、何も描かれていないページなのに、あたかも何かがいるような、何かが描かれているような、そんな不思議な感覚をおぼえてしまいます。

ラストも非常に印象的で、物語はうまくオチがついています。邦訳はまだないので(英訳はあるらしい)、どこかで出してくれないだろうかと思っています。
こにりょさん
待ってましたよ〜。 

白ずきんちゃん、未見です。 ぜひ見たい!
ジョン・ケージの曲、「4分33秒」にも通じる発想ですかね。 ちょっと違うかな。
ムナーリはしかし、思い切った本を作りますね。
というか、こにりょさん訳してよ(笑)

こにりょさんも、私と同様、
「周知のごとく」とか勿体つけながら一般には知られていないものを語る人たちの多い世界に長いこといたので、
どうしても控え目になるとは思いますけど、
あまり出し惜しみせず(そういうわけじゃないでしょうけど)色々紹介してくださいね。
まいったな。
kikuch さんの「はずし」のワザにはもう、降参するしかありません。
失笑どころか早朝から大笑いしてしまいました。

でも運動オンチに悩まされていた小学生の頃の私なら、
このタイトルにほのかな、しかし真剣な期待を抱きつつ、
クラスの友達に見られないようにそそくさとレジに向かっただろうな。

終わりのコメントも、やられた、です。
冒険できるかどうかは確かに、モノの側の問題じゃないんですよね。
「哲学的な映画」ってのが一般論として成り立たないのと同じ、ですね。
まあ、それを認めたら私のトピックの立て方自体が間違ってるってことにもなるんですけど(笑)、
「私はこれでトビました」、という超・個人的な話を吐露しあう場所として続けさせてください。ウインク
あ。 付録ですかこれ。 
じゃ、レジとかじゃないし、今も入手できないんですね(ほしいのか?)
イシュトバン・バンニャイ著『ズーム』
1995年翔泳社(2005年、ブッキング社から再刊)

ある風景A →Aを含む風景B →Bを含む風景C ・・・というふうに、
ひたすらズームアウトしていくだけの絵本ですが、
これまた、頁をめくるたびになかなかの驚きがあります。
私トビました本はやっぱり
大竹伸郎の「倫敦/香港1980」。
ロンドンと香港に行ったときのスケッチや拾った紙くずを張り合わせた豪華アートブックです。
ページの上にさらに実際の紙くずを貼り付けられてる懲り様で、
学生時代、図書館で偶然手に取ったときは鼻血が出るかと思ったほど。
以来大竹さんのファンで、大竹さんの本で一番好きな本。愛です、愛。

旅行に行ったとき、コーヒーも飲まないうちから紙くず拾いをするらしいです。
見知らぬ街と溶け込んでしまうまえに、拾い集めることだ…というインタビューを何かで読みました。街が他人行儀であるうちに拾ったもの。その量はハンパなく、構成からも大竹さんのパワーが感じられます。

その学生時代に見た折、明らかに鉛筆で描かれた線があって
でもまさか直筆ではないだろうだがしかし、これってどんな印刷なんだと
指ですこーーーーーーーし擦ったら
黒いのが紙に伸びて
そのときでしたね、本当に鼻血が出そうになったのは。もう時効としてください。


用美社からでたこれは限定本ゆえ、絶版。
先ほど調べたらアマゾンで三万。
某サイトで、1万九千円。
また某サイトではリバイバル版が5千円。
5千円????

どうしよう。どうしよう。
これまたスゴそうなのが出ましたね。
図書館なんかでも、美大系とかじゃないと置いてるところ多くなさそうですね。

買いじゃないですか〜?ウッシッシ

あのー、それと皆さま、
他の方の書き込みへのコメントなどありましたら、遠慮なさらずお願いします。
話の順番とか、入り乱れても構いませんので。

オマエが球を拾いすぎなのだ、という説もありますが。。。
>suibaさん
リバイバルは、宇和島現代美術館が出したものだらしいんです。
ペーパーバックとか説明にあって…それってどうなの?ってところで悩んでます。
どの程度ペーパーバック(?)なんだろうという不安ですよね。
堀さん…ってか皆さんだったら
イチキュウの方にする?怪しげなペーパーバック5000円にする?
どーしよー
こんな書き込みスイマセン・・・・

視覚の冒険ならぬ、財布の冒険は迷い道が多い。
>sichihukuさん

某サイトらしきもの、私も見つけました。
この書き方だと、体裁等は完全復刻のような気が。。。違うかな(笑)。
いや、いずれにしてもこれは、出版元に聞いてみたら初版との異同等、教えてくれると思いますよ。
絶版時に思い切って高いのを買ったとたんに復刊されてガガガーン、って話は良くあるので、
確かめてみる価値はあるかと。

sichihukuさんから荒俣さんの名前が出て、
なんか久々に博物学系統のものを読みたくなりました。
さっそく今日、大学の図書館から借りてきたのが、これ↓。

ジョスリン・ゴドウィン著、川島昭夫訳『キルヒャーの世界図鑑』工作舎、1986年。

学生時代から何度か手にとっているものの、ちゃんと読んではいなかったな。
ゴドウィンのキルヒャー論の他、澁澤龍彦、中野美代子、荒俣宏の文章も併録。
図版多数で、視覚的にもわりとトベます。

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