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サイエンスコミュの石油はどのくらい持つかな?

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財団法人エネルギー総合工学研究所によると、2005年末の石油の確認埋蔵量は1兆2007億バレル。
当時の石油消費量から計算すると、あと41年間分になるそうです。
http://www.iae.or.jp/energyinfo/energydata/data1008.html

そして、経済性を無視した究極可採埋蔵量は3兆バレル程度とも言われています。
原油価格がどんどん高額になれば、それまで経済的な理由で無視されてきていた油田からも採掘が可能となりますから、3兆バレル全部採っちゃうとしましょう。
それでも102年分程度しかありませんね。
100年以上というと結構長いように感じますが、これはちょっと前提が問題です。
この計算はあくまでも、1995年末の石油消費量を前提とした計算です。
今から100年後でも、中国・インド・南米・アフリカは今のままの生活水準であるという、ありえない前提です。

BPによると、2005年の全世界における石油消費量は約300億バレル。
2004年の世界人口が約63億人ですから、1人当たりにすると4.76バレル/年となります。
これは全世界で平等に石油を消費した場合の平均値です。
世界一石油を使っている国・アメリカの2005年における石油消費量は約75億バレル。
2004年のアメリカの総人口は約2.97億人。よってアメリカ人1人当たりの石油消費量は25.3バレル/年となります。
実に世界平均(アメリカの使用量も分散された)に対して5倍以上も使用しています。

仮に全世界がアメリカと同じ水準でエネルギーを消費するとした場合、現在の全世界の消費量の5倍以上を消費することになります。
その場合、2005年末の確認埋蔵量では7.7年、究極可採埋蔵量でも19.2年分しかないことになります。これは1995年よりも10年も経った2005年の数値バランスでの計算ですから、実際にはさらに短い可能性もあるわけです。

もちろん、全世界がアメリカの水準に追いつくには相当な年数が必要でしょうし、その頃には今よりも省エネ技術が進んでいるでしょうから、この通りになることは無いでしょう。
しかし、アメリカに追いつこうとしている国が、高価な省エネ技術を導入しない可能性は非常に高いのです。
CO2の排出権取引によって若干は導入される可能性もありますが、逆に今のアメリカよりも効率の悪い使い方をする可能性も高く、全体として相殺されてしまいそうです。

それと、人口は今でも増え続けていることも忘れてはなりません。

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