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NNBA誕生コミュの試合内容、MVP(第9回親善試合)

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スターティングラインアップ

EAST-ALL STER
C カトゥー・K・ゴーン
PF カーン・ノークン
SF マミー・スズキンス
SG ササー・オカァフォイ
PG ポール・マッサーヤー
6 ゴリオシ・ショウリン
7 シンヤー・クリハラントン
8 マヌー・ブーン
9 カナン


WEST-ALL STRES
C オギノ・タ・カーオ
PF ユーリー・アルバチョフ
SF オヌマー・スターダマーヤー
SG ミコー・サンベッソン
PG トシユキ・ムラマエ
6 B・ガーノ・サトキンス
7 ユスケット・オクァー
8 T・K・アキーム
9 ボブ・キャノン・スセス
10 マヌー・ブーン2世


    E W
1Q  22 24
2Q  19 15
3Q  14 24
4Q  20 19
最終  75 82


 NNBA史上最高の3ポインターが、史上最高のプレーをした。
 前半、ポール・マッサーヤーは14本の3ポイントシュートを放ち、そのうちなんと10本を沈めたのだ。
 第1Q、マッサーヤーのディフェンスを任されたユーリー・アルバチョフ。彼に与えられた使命は、「奴(マッサーヤー)のスリーをとめろ」、であった。―が、その使命が果たせずに終わったことは言うまでもない。ユーリーは決してディフェンスをサボったわけではなかった。むしろ、ほとんどのシュートに対してブロックに跳んでいた。しかしマッサーヤーの目には、ユーリーのブロックは映らなかったようだ。パスをもらえば躊躇わず、スリーを放ち、次々にシュートを決めていった。
「俺は今日、スリーしか打たない。」
彼は″ゾーン″に入った。ウエストのヘッドコーチは、対策を考えなければならなかった。そしてマッサーヤーへのディフェンスを、アルバチョフから、B・ガーノ・サトキンスに変更した。先日のデビュー戦で、一躍スターダムへと伸し上がったサトキンス。彼ならば、マッサーヤーを止められるかもしれないと判断したからだ。しかしサトキンスのディフェンスをもってしても、マッサーヤーのスリーを止めることはできなかった。
 イーストに2点のリードを奪われて前半を終えたウエスト。ディフェンスではマッサーヤーを抑えることができなかったが、オフェンスの動きはよかった。オギノ・タ・カーオが、リバウンダーとして着実に成長を遂げると共に、パサーとしても頭角を現し始めた。今試合、バックビハインドパスやノールックパスなどの、華麗なアシストが目立った。ユーリー・アルバチョフや村前には、真似できない技だった。アルバチョフも、ミドルシューターとして、試合を重ねるごとに成長している。タ・カーオ、アルバチョフは、軽率なプレーからのターンオーバーが減らせれば、もっとよくなる。また、この日がデビュー戦のミコー・サンベッソンは、サウス・ハイスクール元主将としての実力を、遺憾なく発揮した。高いシュート力に加え、アシストも武器にしている。視野が広く、ゲームメイクの才能もある。NNBA屈指のPGウメドゥア・シナーの跡を追う逸材だろう。ササー・オカァフォイや、マミー・スズキンスらの後輩にあたるが、世代交代の日が来るかもしれない。
 第3Q、イーストはマッサーヤーを休ませる作戦に出た。その間チームの大黒柱となったのは五理乙獅・少林。少林がいれば、マッサーヤーを休ませたとしても問題はないと判断した。しかし3Qに入ると、対するウエストの打線が爆発してしまう。タ・カーオのアシストとリバウンドが止まらなかった。タ・カーオのアシストを受けて、しっかりシュートを決めたのはサンベッソン。ウエストは逆転し、8点リードで最後のクォーターを迎えた。そして第4Q。マッサーヤーがコートに戻ってきた。マッチアップの相手は、村前だった―。
 ―これはハーフタイムでのできごとだ。村前はマッサーヤーとのマッチアップを自ら志願した。当然ヘッドコーチは躊躇した。村前はフィジカルが弱い上、ジャンプ力もなく、リバウンドに弱い。ディフェンスのスペシャリストと呼ぶには程遠い存在だったからだ。村前は言った。
「コーチ、ディフェンスは、″情熱″です。」
 ―第4Q、マッサーヤーとのマッチアップは、村前だった。
 村前の執拗なディフェンス、それはまるで、ジョンイルの情熱リバウンドを彷彿させる動きだった。
 「8点差くらい俺のスリーですぐに追い付ける。」そんな、マッサーヤーのシナリオ通りにはいかなかった。「今日はスリーしか打たない」、その口約も破らざるを得なくなった。
 イーストは、攻撃の中心を、マッサーヤーからカーン・ノークンに変えた。ノークンは4Qだけで13本中、6本シュートを決め、8リバウンドを記録するなど、健闘はしたが、あと1歩及ばなかった。逃げ切ったウエストが、7点差で勝利を手にした。
 試合後、ユスケット・オクァーと村前は「勝ちゃいいんだ!」と、互いのプレーを賞賛し合った。
 前半71%もあったマッサーヤーのシュート率を、後半30%にまで抑えた村前は、自身初のリバウンドを含めたダブルダブルを獲得し、『情熱賞』を受賞。しかしやはり、マッサーヤーの活躍は、最も賞賛されるべきものだった。マッサーヤーは、アキームラ・サムケン以来2人目の、負けチームからのMVP受賞者となった。試合を通して、17本中10本のスリーを決めたというのは、誰がどう考えてもMVP受賞に値する。それでもチームが勝てなかったということで、彼自身はMVP受賞に納得していない。
 
 今試合、26分の出場時間でありながら、14リバウンド8アシスト5スティールを記録したオギノ・タ・カーオが、キャリア初の準MVP獲得となった。彼の受賞が初ということに驚く人もいるかもしれないが、ターンオーバーの多さや、シュート率の悪さが響き、準MVP獲得まであと1歩及ばないことが多かった。今回はアシスト数とその内容が、受賞の決め手となった。

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