未だにニコレッタとか言われちゃってますが、ニコレット・ラーソンの79年の2枚目です。 ニール・ヤングの「American Stars'N'Bars」、「Comes A Time」にコーラスとして参加して注目された人ですが、バック・シンガーとしてのキャリアは古く、70's半ばからカントリー系のアーティストのLPに多く参加。78年、ドゥービーを手がけたテッド・テンプルマンのprodで鳴り物入りでデビュー。 70's後半というと、AORの波が従来のカリフォルニア・ロックにも押し寄せて、商業的な問題もあって多くのアーティストが変革を強いられた時期でした。そんなピュア・カリフォルニア・ロックの最後の砦が、ポール・バレールらリトル・フィートのメンバーをバックにしたニコレットだったわけで、ヴァラエティーに富んだ1枚目に続いたこのセカンドでは、力強いルーツロックを展開しています。
シングルになったのは、マイケル・マクドナルドとのデュエット"Let Me Go Love"ですが、これはAOR風味のあるバラードですが、フィートの"Trouble"、カーラ・ボノフの"Isn't It Always Love"、シュープリームスの"Back In My Arms"などのカヴァーに混じって、力強いオリジナル"Just In The Nick Of Time"が素晴らしい。これぞロックンロール(よく歌うg-ソロはロニー・モントローズ)。 後に映画「プリティー・ウーマン」に使われたローレン・ウッドの"Fallen"は、元々このアルバムのための書き下ろしでした。