ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

60s70sの名盤・名曲を語ろうコミュのKing Crimson / 『In The Court Of The Crimson King』

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
なんとなくプログレとハードロックをみなさん、出すのうかがってる感じもあるので、おそるおそる出してみます。クリムゾンの1枚目。
まず有名なフレーズ「ビートルズの『Abbey Road』をチャートNo1から引きずりおろした」というくだりですが、どうもこれは都市伝説らしいです。そういうチャート誌は現在見当たらないというのが真相のよう。強烈な印象を残す(うちの母親はこのジャケットが夢に出てうなされたと高校時代僕は言われたことあります)ジャケットは、バリー・ゴッドバーなる無名の画家によるものですが、この人もまもなく亡くなっています。

僕の初のプログレ体験は、中学の音楽の時間に流れたELPの『展覧会の絵』ですが、最初はさほどおもしろいとは感じませんでした。それでもピンク・フロイドの『狂気』の仕掛けみたいなものが面白く感じられ、イエス(この3つが当時の御三家でした)を飛ばして、クリムゾンの1枚目を買った覚え。すでにFMで聞いてA面はあらかた知ってたのですが、やはり度肝を抜かれました。まず1曲目。

今ではこの言葉が使えないので"21世紀のスキツォイド・マン"なんて邦題が付いてますが、やはり"21世紀の精神異常者"でしょう。フェードインしてくるイントロが、録音レベル低いので、思わず音量を上げたとたん、イアン・マクドナルドのsaxのリフが大音量になる、というのに何度もやられました。難解な歌詞はおいといて、マイケル・ジャイルズのまるでマシーンのような(褒めてます)リズム感には、ドキドキさせられました。一転叙情的な"I Talk To TheWind"は、"風に語りて"という古語な邦題がぴったりのナンバーで、朗々たるグレッグ・レイクの歌いまわしに共感。そして"Epitaph"。この3曲はまるでメドレーのごとくつながって、途中で針を上げる(LPですので)ことを忘れてしまいます。
これに比べるとB面は、役者不足というか、A面と比べると著しく聞いた回数も違いますね。

プログレッシヴ・ロックは、確かに難解な音楽かもしれません。まず理屈ありきですから。おまけに「黒人音楽の影響が皆無か、極端に薄い白人によるロック」と僕は定義してますから、ある種の人々には、ツライ音楽でしょうね。それでもこの『宮殿』が69年に登場してから、英国およびヨーロッパを中心に無数のこういったバンドが生まれ、今や世界中(中南米、ロシアにも)にフォロワーが存在するご時世ですから、まさにエポックメイキングな1枚です。

僕のプログレ歴は、その後もささやかに続きますが、ある意味音楽よりも「大勢のメンバーがフクザツに出入りする」という図式が実は好きだったということを、気づかせてくれたと言う気もします。

コメント(12)

私は、A面ラストのエピタフが大好きです。
グレッグ・レイクの歌がたまらんです。
真っ暗闇をさまよっているとでもいうか、
助けを呼んでも、誰にも届かない、絶望的な孤独感(^^)なんて
そんなことを勝手にイメージしながら聞いてました。
(主にハタチの頃)
とにかく「21世紀の・・・」は衝撃的でしたねぇ。
バンドを始めて1、2年くらいの頃にこのアルバムを聴いたのですが、
まさしく「度肝を抜かれた」とはこのことでしたよ。私もハタチくらいの頃でした。
とにかくA面の3曲はいつ何時でも大丈夫っす!
これは14の冬から聴いています。A-1の手数の多いドラムスと全員のユニゾンが凄く影響与えてくれてその後のJAZZの好みもそんなんなっちゃいました。
A-2もその後の人生(30年程後)に深く影響を及ぼしてくれています。
A-3。いまや『エピタフ歌謡』を収集するようになってしまいました。
エピタフに関しては秒単位の解説と言うか語り合いをしてみたいですね〜(笑)。
プログレ・・・苦手です(笑)
と常にそういう旗を掲げて生きてきたりしていたのですが、なぜか気付くとソフト・マシーンは大好きだったりして(^^;
さらにエレクトリック・マイルスの諸作やザッパ、ブリストル勢などのアブストラクト作などを好んで聴くにつれ、「今更プログレ嫌い」も無いだろうと思い、
中学時代に雑誌の名盤特集などを見てから脳裏にこびりついて離れないこのジャケットのアルバムに、思い切って挑戦してみたのが7、8年前でした。
聴いてしまえば、結構あっさり馴染める内容で、なんだか拍子抜けしたのを憶えています。レディオヘッドがロックなら、このキング・クリムゾンも単にロックでいいんじゃない、というか(^^;

ただその後それほどのめり込むことは無かったというのが(これ以外のクリムゾンは結局聴いていないまま)、ぼくとプログレとの距離感。誰が流布したんだか知りませんが「プログレ=難解」ってなイメージは多くのロック・リスナーにあまり良い結果を残していないような気がします。たしかにヒット・ポップスのリスナーにはそこそこ難解なロックなのでしょうが、マイルスやオーネット・コールマン、エリック・ドルフィーらのジャズを先に聴いていればそこまで難解というわけでは無いんですよね。
フィニルさんがおっしゃる
>「黒人音楽の影響が皆無か、極端に薄い白人によるロック」
という定義もかなり的を射てると思いますが、裏を返せば「いわゆる黒人音楽の枠組みを越える黒人音楽を」という志向の黒人アーティストもジャズを筆頭にたくさんいるわけで、そういうミュージシャンの作品との接点は決して小さくないような。そう考えるとプログレという呼称に「商標登録」以上の意味なんてあったのかなあ、とか。
まあ、しかるべきタイミングで、このアルバムに接することができず、かつプログレへの誤解を解いたあとでも、結局プログレというジャンルへの親しみを持てないままというぼくの単なる恨み言ではありますがげっそり
とりあえず、keiさんに書いてもらっただけでも宮殿だしてよかったな、と。

>エピタフ
僕はとても大陸的なイメージを持ってました。暗い(黒い)と言うよりは、乳白色の霧、というかそんな色のイメージ。ヨーロッパ的な感じよりも砂漠(しかも暑くない)的なイメージ。そう思わせるのは、メロトロン効果でしょうか。

>21世紀の・・・
いつ頃からか、自主規制で「スキゾイド・マン」という邦題になりました。ニュー・アカデミズムと関係あるか?

>A-1の手数の多いドラムスと全員のユニゾン
ユニゾンって揃うと気持ちいいですよね。それにしてもマイケル・ジャイルズという人のdsは凄いです。

>エピタフ歌謡
これはどういうのですか?
「エピタフ歌謡」とは、つまりエピタフ風な大仰なアレンジが施された歌謡曲で尚且つメロトロン風味な弦も程々な曲です。
例を挙げるとネタバレになっちゃうんで挙げませんが近々自主セレクト作る予定ですf^_^;。
「ジェネシス歌謡」もあるのですが何がどう違うのかは分析力不足で未だ研究中です。
>なぜか気付くとソフト・マシーンは大好きだったりして
僕はカンタベリー系はプログレとは別、みたいな意識がありますね。
マシーンは僕も好きですよ。難解に感じた3がある日霧が晴れるようにクリアになりましたが、4,5,6は未だに霧の中。

>>「黒人音楽の影響が皆無か、極端に薄い白人によるロック」
これは受け売りですけど、そもそもプログレッシヴ・ロックって音楽性というか、スタイルを表わすジャンルとは言いがたいですよね。つまりフォーク系、シンフォニック系、ジャズ系、その他系の各プログレがあって、その総称としてプログレと呼んでいるみたいな感じ。その昔(70's)は、プログレというのは日本でしか通用しなかった(本来の意味で進歩的なロックといえば、ヘンリー・カウなどのアヴァンギャルド系やオルタナティヴ系を指しますよね)と記憶してますが、いつ頃からか、プログレというとシンフォニック系を代表とした、ドラマティックな起伏のある長い曲をやるテクニカルなバンド、を指すことが多いような気がします。

>すっかりプログレ拒否症になってしまってます
僕が苦手なのは、プログレよりもプログレファンな気がしますが・・・
同じように関西のザ・バンド&フィート・ファン、ビートルズしか聴かないビートルズ・ファン、精神論を語るストーンズ・ファンもコワイ(それぞれ絡まれたことあります涙
私のマイミクさんが、日記に書かれておりました。
ビックリしたなあ。(^^)みなさんは、ご存知でしたか。


http://mixi.jp/view_diary.pl?id=745071260&owner_id=542770

Bさんの「エピタフ歌謡」が気になるところです。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

60s70sの名盤・名曲を語ろう 更新情報

60s70sの名盤・名曲を語ろうのメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング