今ではこの言葉が使えないので"21世紀のスキツォイド・マン"なんて邦題が付いてますが、やはり"21世紀の精神異常者"でしょう。フェードインしてくるイントロが、録音レベル低いので、思わず音量を上げたとたん、イアン・マクドナルドのsaxのリフが大音量になる、というのに何度もやられました。難解な歌詞はおいといて、マイケル・ジャイルズのまるでマシーンのような(褒めてます)リズム感には、ドキドキさせられました。一転叙情的な"I Talk To TheWind"は、"風に語りて"という古語な邦題がぴったりのナンバーで、朗々たるグレッグ・レイクの歌いまわしに共感。そして"Epitaph"。この3曲はまるでメドレーのごとくつながって、途中で針を上げる(LPですので)ことを忘れてしまいます。 これに比べるとB面は、役者不足というか、A面と比べると著しく聞いた回数も違いますね。