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ベーシック・インカムコミュのインフレ/デフレと《ベーシック・インカム》

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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38427136&comm_id=309137 新規マネー発行によるBIの可能性について のトピックの 76 で http://elib.doshisha.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/U_CHARSET.utf-8/BD00004799/Body/5540002.pdf 『いわゆる藩札=信用貨幣論争について』(鹿野 嘉昭)を紹介したら「現代においては、デフレ解消に通貨を利用できない」 といった話になってしまいました。

たけ(tk)としては《ベーシック・インカム》とインフレ/デフレは無関係だと思っていたのですが、関係があるかもしれません。

《ベーシック・インカム》とインフレ/デフレは関係がないのか、関係があるのか、関係があるとしたらどのような関係が想定できるのか、考えてみてくださいませ。

* たけ(tk)の持論は、日銀はインフレターゲットを2%前後に設定して、デフレ傾向なら国債の日銀買い付けを行ってインフレを誘導し、インフレ傾向なら公定歩合や発行量の調整という従来型の引き締め政策を行えばよいじゃん、というもの。それと、金融資産課税・金融取引課税を(国際的に、国連で)行って、金融市場へのカネの流れを食い止める必要がある、というもの。いずれも《ベーシック・インカム》とは直接には関係が無い。・・もっとも、国連で集めるとするとそのカネをどうするか、という話になる。じゃあ、国際的な《ベーシック・インカム》に使ったら、ということになるのではないかとは思っている。

コメント(8)

http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=38427136&comm_id=309137 新規マネー発行によるBIの可能性について より抜粋。

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76 2010年06月27日 14:33 たけ(tk)

なんたら貨幣論者の方は、下記の論文でもよんで、『銀札崩れ』の実態と原因とを考えてみてくださいませ。

http://elib.doshisha.ac.jp/cgi-bin/retrieve/sr_bookview.cgi/U_CHARSET.utf-8/BD00004799/Body/5540002.pdf
いわゆる藩札=信用貨幣論争について*
鹿野 嘉昭

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80 2010年06月27日 23:24 涼さん

『いわゆる藩札=信用貨幣論争について』の概要

さらっと眺めた感じでは…

かつて藩政府が発行した藩札は、信用通貨でも政府通貨でもない。地域通貨である。
藩札は、デフレの解消に貢献した。
藩札が長い期間ハイパーインフレを起こさなかったのは、地域内で藩札以外の使用を禁止し、流通を完全にコントロールしたからである。
しかし藩札は、財政規律が緩むと締め直すのは困難で、深刻な信用不安から取り付け騒ぎに発展することもあった。

この論文から私が読み取ったのは
「現代においては、デフレ解消に通貨を利用できない」
ってことかな…。

===

81 2010年06月27日 23:29 パンカッテさん

>涼さん
なんでやねん!って突っ込みたくなりました。
じゃあどうやってデフレを解消するのか教えてください。
デフレは解決不可能な問題なのでしょうか?

===

82 2010年06月27日 23:47 涼さん

デフレは解決困難な問題です。
日銀が緩和政策でデフレと戦うことは、今の状況ではできません。
今、日銀がさらに緩和しても、新興国がインフレになるだけです。

この先さらに、日本の賃金もどんどんデフレして中国と同じ水準になれば、たぶんデフレは止まります。そういう未来を誰も望んでいないと思いますけど。

あるいは日本が魅力的な市場になって、原油や穀物や新興国債券や新興国株に投資するより、日本でマネーを使った方が良いっと世界中の人が思えば、それでもきっとデフレが止まります。夢のような話ですが、難しそうです。
>「現代においては、デフレ解消に通貨を利用できない」

論文によると、江戸時代には「藩札の発行はきわめて好都合な総需要管理手段であった.藩札発行高に対する幕府貨幣の準備率を変更するだけで,領国経済や藩財政の変化に柔軟に対応することが可能となった」らしいです。

現代においては、流通を完全にコントロールすることはできないので、((通貨を増発しても金融市場に流れてしまえば、物流のための市場の通貨供給にならないので))、デフレ解消に通貨を利用できない。ということでしょうか?

−−−
p.47
ちなみに,徳川幕府が1695 年(元禄8 年)に断行した元禄の改鋳は改鋳益金の獲得を目的とした悪鋳という評価が支配的ではあるが,改鋳の結果,国内の通貨供給量は1710 年(宝永7 年)までの15 年間で85%増加した.その一方で,米価の上昇率は15%にとどまっていた.このことは,マクロ経済的にみた場合,当時の日本経済においては通貨不足に起因する需要不足,すなわちデフレギャップが存在していたことを示唆している20).
・・
領国大名政府からみた場合,藩札の発行はきわめて好都合な総需要管理手段であった.藩札発行高に対する幕府貨幣の準備率を変更するだけで,領国経済や藩財政の変化に柔軟に対応することが可能となったからである.
> たけ(tk)さん
> 現代においては、流通を完全にコントロールすることはできないので、
> デフレ解消に通貨を利用できない。ということでしょうか?
私は、そのような趣旨で発言しました。
もう一つ、コントロール困難なものに為替があります。
藩札と幕府正規貨幣の交換比率は、概ね藩政府に決定権がありました。
しかし、日本円とその他の基軸通貨の交換比率を、今の日本政府か日銀が決めたら、大きな問題になるのではないでしょうか。
今も、たとえば人民元とUSドルの交換比率は市場に委ねられていません。そのことで中国は利益を得ていると思いますが、国際的には非難されていますし、中国政府もゆくゆくは自由相場にすると思われます。

必ずもベーシックインカムとは関係ない話になってしまいましたが…。
政府紙幣によるベーシックインカムで、デフレギャップを埋める話には、いくつか罠があるとは思っています。
政府や国民の思惑通り、国内を巡ってくれるとは限らない。海外に大量流出した場合、財政規律の維持が困難で、バブル経済の輸出になる可能性もある。信用不安発生によって、取り付け騒動に繋がる可能性もある。
もちろん、可能性だけなら、今の日銀券にもあるわけですが、政府紙幣はリスクがより大きいと感じます。
> 論文によると、江戸時代には
デフレの話で度々あるのが…
江戸時代うまく制御できた。昭和の時代うまく制御できた。かつては大丈夫だったのに、今うまくいっていないのは、日銀の怠慢だ。もっと金融緩和すればデフレは終わるんだ。みたいな話です。
私は、江戸や昭和と今で、何が違って、何が同じなのか、吟味する必要があると思います。日銀は既に日本の経済規模からすると非常識なくらい緩和しているというのが、私の判断です。つまり、通貨供給の増減だけでは、デフレやインフレを制御しきれない時代になったのだと思います。

> 敢えて再反論はしません。
私も同じことを続けて書かないように注意します。
BIとインフレ・デフレは、関係あると思います。

金回りがよくなってインフレ傾向になるとか、
賃金というコストが上昇して物価が上がるとか、

私個人としては、それらのことは好ましいことだと思います。もちろん行き過ぎてはいけませんが。
国債の日銀引き受けでの政府によるBIを考えています。
インフレを完全にコントロールできるとは思いませんが、インフレ率が高いと日銀が判断した場合は国債を市場に売却して流通貨幣量を減らすことで、インフレ抑制が出来るのではと思ってます。
そもそもインフレ率に合わせてBI所得が増えるならインフレ自体が深刻な問題になるとは思えないんですが。
日銀引き受け≒政府紙幣
といわれてますから、いわゆる政府紙幣BI系の話ですよね。

インフレを抑制するには、政策金利を上げることですよね。
逆にデフレを抑制するには、政策金利を下げることなのですが、0%に張り付いてはやりようがないというのが今の状態。
無理やりインフレにするのには、政府紙幣BIと。
今の状態を続けるのと、政府紙幣BIは、どっちも毒だが、どっちがましかみたいな話ですよね。

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