シーシェパードを許さない。コミュのワトソンはハンバーガーが好き：Activist'sCash.ComのSS紹介

アメリカにActivistCash.comというＨＰがあります。反消費者活動家グループの詳細なプロファイルとともに、その法外な資金源に関する情報を公開し、メディアに提供しています。」とあり、その中にシーシェパードの記事がありました。以下、その記事の拙訳です。
少々情報が古いのが難ですが、彼等がアメリカで問題になっているアニマル・ライツ運動の過激派を生み出す役割を担ったことが分かります。浜野喬士さんの『エコ・テロリズム』（洋泉社新書）と合わせてお読みになると、より分かり易いとおもいますが、以下の記事からもハンパでないテロリストぶりと、その活動を支えるアングラ・マネーのネットワークがアメリカに存在することが伝わってきます。

それにしても彼等のエリート意識と差別意識は、注目すべきです。オウム真理教の幹部構成に似ています。活動理念や組織形態も似ているかもしれません。ある種の選民意識が存在すること、そこが人間に対する犯罪の肯定になってはいないでしょうか。

（シーシェパードに関する記事）

http://activistcash.com/organization_overview.cfm/o/347-sea-shepehrd-conservation-society

「我々は抗議団体ではない、我々は政治団体だ」ポール・ワトソンはシーシェパード・コンザヴェイション・ソサエティ（ＳＳＣＳ）をこう言った。海賊団体により近い。どくろと交差した骨をシンボルにした旗を掲げ、黒あるいは灰色の船で波を蹴立てて威嚇するように船を進めていく。それらの船には、ワトソンがかつて衝突・沈没させた船の名前が塗料で書いてある。
船には放水砲、突撃のために作られたコンクリート充填弓、船体を切り裂ける「缶切り」と呼ばれるアタッチメントを装備している。彼の著書『地球戦士』にデヴィッド・モリスが、ワトソンは脇に長い鞘付ナイフを携帯しており、AK-47s（カラシニコフの1947年型自動小銃）を航海に携行していると述べている。ワトソンはその到着の前触れに、リヒャルト・シュトラウスの勇ましい『ワルキューレの帰還』を鳴り轟かせ、彼の犠牲者を恐れさせる。

ＳＳＣＳの使命は、滅亡の危機にある水産生物の漁獲を止めることだ。その好みの方法は？漁船への体当たり・沈没、酪酸壜の投擲、マシンガンの撃ち込みである。ワトソンはアメリカは解決手段として暴力行為にコミットするのを公認していると説明する。しかし彼はたいてい、犯罪に関わっていない猟師や漁師を妨害している。彼は裁判官、陪審員、死刑執行人として機能している･･･大学や教会と同じ免税特権を享受しながら。

いくつかのアニマル・ライツ運動の最も悪名高いテロリストは、ＳＳＣＳとともに活動を開始した。その1人で、有罪判決を受けた放火犯のロドニー・コロナドは、アイスランドの捕鯨産業への攻撃計画と実行にワトソンの承認を得ている。彼と同僚は2艦隊の4隻を沈め、鯨肉解体処理施設を爆破した。

●暴力の誕生

SSCは、その創設者、"キャプテン"ポール・ワトソンの鉄拳で運営されている。「この船が『民主主義』であると」、彼は乗組員に言うのが好きだ、「あなたは最初に知った人になる。」ワトソンは、カナダ沿岸警備隊、ノルウェーとスウェーデンの商船隊にとって「結び目の作り方を知ることなく船乗りになった」失読症者である。

バンクーバーではワトソンは、アメリカの核実験を強制的に阻止しようとする反戦活動家のグループに参加した。これらの過激派は環境保護運動へと分裂してグリーンピースになり、ワトソンはその創設者になった。しかしワトソンの暴力戦略はグリーンピースには過剰になり、1977年、アザラシ猟師の攻撃後、彼は追い出されることとなった。今やワトソンは彼の昔の仲間があまりに弱虫なので、グリーンピースを「環境運動のエイボン･レディ」と呼んでいる。

ワトソンのグリーンピースからの退去後まもなく、シーシェパードの船舶体当たり哲学は生まれた。SSCSの海賊仲間は、合法的なカナダのアザラシ猟を中断させ、アイスランドの少なくとも10隻の捕鯨船と漁船を攻撃して沈没させ、何千本もの木に大きな釘を打ち込んで自分の手柄にした。この集団は少なくともアイスランド、ノルウェー、スペイン、ポルトガル、南アフリカ、カナリア諸島の１０隻の船を沈めた。ワトソンは当局が彼等を連行するならむしろ自身の船さえも沈めてきた。そしてカナダとオランダの刑務所で時を過ごしたこともある。「海上のどんな捕鯨船もＳＳＣＳのターゲットだ」と彼は言ったことがある。

ワトソンの海洋生物への愛は、魚を食べるのを制止しているわけではない。「ポールは、同じようにハンバーガーやグリルチーズサンドイッチが好きで、哲学的な狂気の一形態としてヴィーガニズム（純菜食主義）を解釈している」とデビッド・モリスは『地球戦士』に書いている。モリスの本は、ワトソンと菜食主義者の乗船員の間でしばしば起きる陽気な紛争を詳述している。

ワトソンがヴィーガン達に逃走する漁船が残した魚網を捜索するよう命じたときに、ある膠着状態が続いた。乗員は、ワトソンは気にもとめなかったことだが、網にかかったイカを全部放ってやるのに苦しいほど長い時間がかかったのだ。ワトソンは彼が脅した船が仕事から得る利益のことも気にさえしなかった。･･･モリスは彼が後に彼のシェフを「夕食のイカのおかわりの注文」のために、網に送ったと報告している。

●周縁

ポール・ワトソンはさらに他の政治問題にも攻撃的で違法な戦術を使ってきた。1992年、ニナ、ピンタ、サンタマリアの復元船は、コロンブス航海500周年記念航海から引き返した。ワトソンは、彼の船に同船したカナダ・インディアンとともに、スペイン艦隊に対峙して、謝罪書面を要求した・・・もしスペイン人が従わなければ、サンタマリアを沈めると脅して。ワトソンは震え上がった船長から謝罪書面を受けとった。

ワトソンはまた、SSC傘下の2つの秘密のグループを統率している。彼は「海洋調査保護活動軍 (O.R.C.A. FORCE)」を彼の元妻リサ・ディステファノ（元プレイボーイモデル）と設立した。この覆面地下組織は、ドックの船舶を破壊損傷している。彼らのエージェントは、台湾・ノルウェーで船舶を自沈させた。

ワトソンのもう一つのグループは、「クール・デュボワ（ハートウッド）」といい、『ツリー･スパイカー』の地下組織である。ワトソンは木こりが丸太を切り出すときに怪我をするように、木に活動家が大きな釘を打ち込むという『ツリー･スパイキング』を発明したと主張する。ワトソンは、そのグループは2万本以上の木をスパイクしたという。1987年、カリフォルニア州の工場労働者は恐ろしいことに、一本の木に打ち込まれた二つのスパイクに刃を打ち付けてしまい、ほとんど彼の頸静脈を切断するほどの傷を負った。しかし、ワトソン悔い改めていない。「（被害に遭った）木こりたちは将来世代に禍根を与えてはいない。」といった。「もし彼等に幾分も将来への思いやりがないのなら、私も彼等には幾分の思いやりももたないね。」
ワトソンは、彼のグループは、アメリカのマグロ漁師がイルカを殺していたことの証拠ビデオを最初に制作したと主張し、商業漁業は無情に海を空っぽにすると力説する。彼は最近、家畜やペットを養うための漁業を禁じるよう政府に要求した。そして彼は、ブリティッシュコロンビア州のネイティブ･インディアンのグループとともに、すべてのサケ養殖に反対する共同行動を行っている。

最終的に、彼は世界の漁業産業の総停止を提唱しているのである。「乱獲と世界的な漁業の崩壊の問題に対する唯一の解決策が存在する。」シーシェパードのプレスリリースを読む。「答はシンプルに、『漁業は要らない』と言うことだ。」

ワトソンの最新悪ふざけの一つのせいで、彼は深刻な問題に足を突っ込んでしまった。中央アメリカの有力英字紙の『ティコ・タイムズ』によると、コスタリカ当局は、2002年４月、グアテマラの港に漁師が船をつけようとしているとき、ワトソンは彼等を襲った後、殺そうとした容疑で調べている。裁判官は彼にコスタリカ領内に留まるよう命じた。反抗的なワトソンはそうしないで国を逃れた。

●疑わしい寄付者

ワトソンは彼の攻撃のための資金をどこから得ているのか？ここでは、黒幕的な像の半構成員幹部を。

スーザン・ブルーム：動物の権利と環境運動の最も極端な派閥に属する、長きにわたる寄付支援者。ブルームはブリティッシュコロンビア州の動物の権利グループ「ベアー・ウォッチ」創設者で主な投資家である。この団体はテロリストの「動物解放戦線（ALF）」元『スポークスマン』だったデビッド・バルバラッシュを雇用した。ポール・ワトソンは少なくとも1つのベアー･ウオッチの資金調達を引き受けている。

アン・ジョンストン：1997年にSSCに、270万ドルに届く資金を与えた。彼女の夫のプリタム・シンは不動産開発業者で、SSCSの財務管理諮問委員会のメンバーである。『キー・ニュース』誌によると、彼はあやしげな取引のためFBIの捜査を受けている。

あるキー・ウエストの弁護士はまた、シンに対して、20年にわたるたかりや詐欺を含む犯罪行為を主張し、民事訴訟を起こしている。シンは1995年に連邦倹約監督庁により120万ドルの罰金を科された。そして、営業スタッフによって起こされた不法滞在手数料徴収に関わる訴訟を、彼は示談にした。

ジョンストンの1997年の株式の寄付には、現在100％シーシェパードに所有される非営利事業で、北部開発アソシエイツという名の会社の株が含まれている。企業記録が示すのは、同社の役員にワトソンの元妻リサ・ディステファノ、長い盟友であるマイケル・クンドゥが含まれていることだ。北部開発のメールアドレスは、プリタム・シンのキー・ウエスト・ゴルフクラブと同じだ。ワトソンとディステファノはまた、シンとともに、「シー・トレック2000」などと呼ばれる財団の取締役に名を連ねる。そのグループのメールアドレスは、シンのマイアミの弁護士と同じだ。

●動機

ポールワトソンは注目を求めている。彼のドラマチックな物理的攻撃は、メディアに最大の露出を得るために設計されている。

彼は「ロマンスと海賊行為や暴力の可能性のヒントは、掩護を保証する。」と書いている。
ツリー・スパイクの発明を自分の手柄にするのに加えて、ワトソンは、クジラと銛の間に彼の体を挺した最初の人間だったという。実際、彼は環境保護運動の世界で、目立ちたがり屋で知られている。長いテロリスト仲間のロドニー・コロナドが冗談を言った、「もし雷が捕鯨船を襲った場合でも、ポールはその責任をとるだろう。」と。

もちろん、お金も悪くない。乗組員は、遠洋航海の長時間労働の名誉に千ドル支給される。ワトソンが長く主張しているのは（最近では彼の2002年回顧録で）、「自分のためには慈善寄付から1ドルでも受け取らない」という彼の誓いを守っていることだ。しかしながら、グループの2001年の確定申告の数値は、ワトソンが社長やCEOとして４万ドル支払われたことを示している。彼はまた、講演、書籍、パサデナのアートカレッジ・オブ・デザインでの教鞭で稼いでいる。

しかし、名声や富は本当にワトソンの主たる動機ではない。彼は人々よりイルカを好む人間嫌いだ。「私は人類への彼女の思いやりを理解できなかった。」と昔の恋人について彼は言う。「彼女は人を選び、私は地球を選んだ。そのため私たちは別れた。」彼は『人間中心』という人々に注意を向けて非難するのが好きだ。彼は常に、単なる類人猿と人間を指差すのである。

ワトソンはまた、彼が脅かしている生活をしている人々を、たぎるほど憎悪している。彼は海洋漁業者の間で育ったにもかかわらず、エリート中のエリートであり、海で生計を立てている人々に親近感を抱いていない。彼は『アザラシ戦争』という本を、カナダのアザラシ漁師を「無教養な制度失業者」「野蛮人」「安酒呑みの小便臭い酔っ払い」と呼ぶことで始めている。オオカミ資源管理プログラムを支援する西部カナダ人は同様に、『赤い首（田舎者）』と決め付けられている。

母国カナダについて、ワトソンは「政府を軽蔑し、人々を嫌悪している」と言ったことがある。一方でスカンジナビア人は、「アイルランドを強姦し、ケルトに死刑を執行した連中の子供達」だという。捕鯨をしてきた「血に飢えたバイキングの苗裔」であるデンマーク人の祖先を彼は「恥」とおもっている。そしてワトソンはかつて捕鯨をするマカー・インディアンにメガフォンで叫んだ、「あなた達がまさに生まれつき愚かなのでなければ、あなた達が愚かである権利を与えるわけにいかない」と。

ワトソンは、シエラ・クラブの代表カール・ポープと、なぜその団体は、特にアメリカで人口が増加していることに関心がないのかと攻撃したことがある。彼は、第三世界の悲惨な状況を逃れてよりよい生活をここで築きたいという移民の希望に、共感を抱いていない。実際、ワトソンにとって食欲と娯楽はほとんど犯罪である。「移民がアメリカ市民になると、20の要因により資源消費の割合を増やす。」
ワトソンには、アザラシを保つことのほうが人間を保つことより重要なのである。

●黒い目

『保護協会』という自称だが、シー･シェパードは暴力組織である。その活動目的は船に体当たりして沈めることだ。『地球戦士』著者のデヴィッド・モリスは、漂流網の捜索でのそんな航海の一つを詳述している。この直話の噴出においてさえ、モリスはこう記している、「日本船に対する我々の攻撃に組した銃撃は、防衛のためではない。」。だからシー･シェパードの遠征が、他のアニマル・ライツ運動過激派に訓練の場を提供していても、驚くことではない。

ロドニー・コロナドは、長らく『動物解放戦線（ALF）』という犯罪組織に参加している。それはFBIが国の最も危険な国内テロリストの脅威として認識しており、SHACとして知られるALFの分派と特別な関係にある。彼は1992年のミシガン州立大学研究所の放火で、57ヶ月間連邦刑務所に収監された。彼は2002年11月30日の演説で、少なくとも6件の放火を認めた。2003年1月には、家庭にある材料から焼夷弾を作る『正しい』方法を、アメリカン大学に依拠するグループに提示した。そしてポールワトソンが彼にスタートを与えた。

コロナドは1984年に高校卒業後、すぐにSSCに参加した。 2年後、彼はひそかにアイスランドの捕鯨産業を攻撃する計画を提案。彼と英国の自転車整備士のデビッド・ハウイットは、クジラ処理施設を破壊し、2つのアイスランド捕鯨船団のうちの4隻を沈めた。ワトソンは、その計画を支援し、SSCSはその破壊の責任を取った。

1990年代半ば、コロナドは再びSSCは遠征への参加を望んだ。しかし彼はFBIに尋問のため指名手配されており、ワトソンはダメと言った。とはいえワトソンは残念がり、彼を「優秀な乗組員であり、私がかつて得たなかで最高の活動家」と呼んでいる。これらの言葉はワトソンが主張する「我々はいわゆる動物解放戦線とは全く関係ない」がウソだと示す。

SHACの主宰・広報担当者のジョシュア・ハーパーもまた、SSCクルーを務めている。ハーパーの最終目標は『産業文明の完全な崩壊』と述べている。印象的な犯罪歴をもった若者であるハーパーは、1997年に警察官を暴行し、2001年にはALFと『地球解放戦線（ELF）』が姉妹組織であることを証言するための召還に背いたかどで投獄された。彼はまた、1999年に捕鯨の先住民族を攻撃したため投獄された。ポールワ・トソンの元妻リサ・ディステファノ、現在の妻アリソン・ランス・ワトソンもまた、攻撃で起訴された。

2002年4月、アリソン・ランス・ワトソンは、他のアニマル・ライツ運動活動家と一緒に連邦大陪審に出頭するよう命じられた。元ELFスポークスマン、クレイグ・ローズブローは、彼女の召喚状を公表するプレス・リリースを発表した。ワトソンの弁護士はスチュアート・シュガーマンであったが、ローズブローが2002年に米下院委員会に出席し、質問に答えるのを拒否したときと同じ弁護士である。

アレックス・パチェーコは、1970年代後半にSSCでキャリアをスタートしたもう一人の活動家である。彼は今、諮問委員の一人を務めている。パチェーコは『動物の倫理的扱いのための人々』の共同創設者で元会長であるが、この組織の指導者は公然とテロ・暴力を唱えている。「放火、器物損壊、強盗、窃盗は、動物のためなら『認めうる犯罪』として用いうる」と彼はかつて述べた。パチェーコはALFの活動家と関係を持ち、「司令官」であるとも噂されている。

ワトソンはかつて、『ケンタッキー・フライド5』の資金集め会を開催したことがある。これは1987年にトロントでファストフード店を破壊したアニマル・ライツ運動の活動家グループで、ワトソンは「彼らはスケープゴートだ」と主張した。空のKFCのチキンバケットが支援者に渡された。フーリガンたちは、いたずらに起因する故意の損傷と、強盗のツールや盗品の所持において有罪が請求された。『5』のうちの2人はまた、爆発物の所持と武器携帯、そしてトロント大学歯科学校の破壊のかどで告訴された。しかし、それらの訴訟は一部司法取引で破棄された。『5』の残り2人のうちの1人であるデビッド・バルバラシュは、ALFのスポークスマンであり、『オレゴニアン』は彼がALFの細胞であると述べた。

★同じサイトのポール・ワトソン人物紹介記事から、上記記事にない情報を以下にご紹介しておきます。

http://activistcash.com/biography.cfm/b/3370-paul-watoson

ワトソンは1950年にカナダマリティームで生まれた。 10歳の時、彼はすでに鳥を撃つ別の子供の後部を撃ったテロリストの卵だった。彼は専門環境保護活動家になる前に、カナダ沿岸警備隊と、ノルウェーとスウェーデンの商船隊で働いた。
3回結婚したワトソンは、『アザラシ戦争』を含めて、彼の悪事を詳述する多くの本を書いている。『タテゴトアザラシと海の戦士とともなる前線の25年』『極海での違法な殺戮を終わらせるための私の戦い』。後者の本は、もともとエイダン・クイン主演と、クリスティアン・ベイルが現在主演の映画のための作品として何年も宣伝された。