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200×年映画の旅コミュの2005年ベストテン

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『侘助が選出する2005年ベストテン』

2005年に観た映画。劇場に行った数、237回。
劇場で観た映画の本数(短編も含む)251本。
うち、2005年に一般公開された新作の本数、142本(日本映画51本、外国映画91本、このうち韓国映画が43本)。
DVDやヴィデオで観た映画の本数、28本。……という結果でした。

2005年の目標は年間250本というのが当初の宣言でしたが、なんとか目標をクリアできました。
12月の終わり頃は、なんだかノルマを達成するために劇場に行っている面もあり、ちょっと不本意でした。

今年2006年の目標も、一応250本ということにしておきますが、ノルマとは思わないことにします。

2005年ベストテン
<日本映画>  
 1・いつか読書する日(緒方明)        
 2・パッチギ!(井筒和幸)           
 3・カナリア(塩田明彦)      
 4・ニライカナイからの手紙(熊澤尚人)    
 5・火火(高橋伴明)           
 6・リンダ リンダ リンダ(山下敦弘)    
 7・深紅(月野木隆)            
 8・さよならみどりちゃん(古厩智之)     
 9・タッチ(犬童一心)            
10・8月のクリスマス(長崎俊一)      
次点・蝉しぐれ(黒土和男)        
  ・フライ,ダディ,フライ(成島出)    
  ・ALWAYS 三丁目の夕日(山崎貴)
  ・せかいのおわり(風間志織)      

<日本映画主演女優>  
 星野真里(さよならみどりちゃん)     

<日本映画主演男優>  
 西島秀俊(さよならみどりちゃん、帰郷、カナリア)

<日本映画助演女優>   
真木よう子(パッチギ!)           

<日本映画助演男優>   
平良進(ニライカナイからの手紙)


<外国映画>
 1・大統領の理髪師(イム・チャンサン)
 2・亀も空を飛ぶ(バフマン・ゴバディ)
 3・世界(ジャ・ジャンク−)
 4・ミリオンダラー・ベイビー(C・イーストウッド)
 5・復讐者に憐れみを(パク・チャヌク)
 6・バンジージャンプする(キム・デスン)
 7・受取人不明(キム・ギドク)
 8・ワンナイト イン モンコック(イー・トンシン)
 9・失われた龍の系譜(メイベル・チャン)
10・私の頭の中の消しゴム(イ・ジェハン)
次点・オー!ブラザーズ(キム・ヨンファ)
  ・香港国際警察(ベニー・チャン)
  ・やさしくキスをして(K・ローチ)
  ・サイドウェイ(A・ペイン)

<外国映画主演女優>
 セシリア・チャン(ワンナイト イン モンコック)

<外国映画主演男優>
 ソン・ガンホ(大統領の理髪師、復讐者に憐れみを)

<外国映画助演女優>
 ヴァージニア・マドセン(サイドウェイ)

<外国映画助演男優>
イ・ムンシク(ライターをつけろ、人生の逆転、オー!ブラザーズ、ビッグ・スウィンドル!)

日本映画のベストワンは「パッチギ!」にしようと、映画を観た当初から決めていましたし、つい最近まではそうするつもりだったのですが、年末になって心が揺らいでしまい、「いつか読書する日」のほうを選んでしまいました。
まあ、どちらが1でも2でもいいというつもりです。
3〜10までも順不同みたいなもので、どれが上でどれが下という意識はありません。どれも2005年を代表するに足る映画だったと思います。

外国映画と日本映画を別々に選出すること自体がナンセンスだとは自覚していますが(じじつ、外国映画の3位に入れた「世界」は日本資本も入っている映画です)、なるべくたくさん選出したいがゆえ、もはや大して権威があるとも思えぬキネマ旬報の方式を真似させていただいている次第。
年内に一般公開された映画を対象にして、映画祭などで上映されたものは除くという点も、キネ旬ルールに準じています。

で、外国映画のほうですが、観た本数を反映して、10本のうち5本が韓国映画となりました。
イラン映画が1本、中国映画が1本、香港映画が2本ですから、イーストウッド以外は全てアジア映画が占めました。
このうち、韓国映画からベストワンを選ぼうと決め、題名と俳優の顔を思い出した時、まず浮かんだのがソン・ガンホだったので、彼の「大統領の理髪師」を1位に入れた次第です。
映画祭で観た映画は外すというルールなので、「達磨よ、ソウルへ行こう」とか「どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長」、「サグァ」といった韓国映画が外れたのは、ちょっと残念です。
また、2位に入れた「亀は空も飛ぶ」は、わたくし個人は一昨年の東京フィルメックスで観た映画ですが、ルール上去年の映画なので選出しました。

俳優の選出について。
日本映画の主演女優は、「いつか読書」「火火」という2本で圧倒的だった田中裕子が選ばれて然るべきところですが、どうせ彼女は各映画賞を独占するでしょうから、わたくしは天邪鬼を決め込み、ラストシーンに満面の笑みで「14番目の月」を歌っていた星野真里に1票。
男優は、どの映画でも常に飄々と役になりきってしまう西島秀俊に、大根役者とは思いつつも、支持を表明します。
助演は、女優は「パッチギ!」で「ウリャー!」とカッコイイ跳び蹴りを披露した真木よう子。
男優は「ニライカナイ」で静かな存在感を全篇に波及させた祖父役の平良進。

外国映画は、「香港はなぜ香る港と書くの?」という今年最も印象的な科白をハスキーに発語していたセシリア・チャンに女優賞を進呈。
今年数多く観た韓国映画で最も印象的な顔のイ・ムンシクに助演男優賞(次点はイ・ボムスに捧げます)。ただし彼が本当に男優賞に相応しい映画は、キネ旬ルールからは外れる「達磨よ、ソウルへ行こう」における無言の行をしている僧侶役です。

新作以外で、2005年のわたくしにとって忘れ難い映画を列挙します(再見の作品も含む)。

「バグダッドの盗賊」(ラオール・ウォルシュ)
「接続」(チャン・ユニョン)
「鳳城の花嫁」(松田定次)
「青葉城の鬼」(三隅研次)
「風流深川唄」(山村聰)
「悪い女〜青い門」(キム・ギドク)
「痴呆性老人の世界」(羽田澄子)
「パルチザン前史」(土本典昭)
「タイマグラばあちゃん」(澄川嘉彦)
「赤ひげ」(黒澤明)
「お祭り半次郎」「野盗風の中を走る」「宮本武蔵 一乗寺決闘」「手をつなぐ子等」「旅姿鼠小僧」(稲垣浩)
「血煙高田馬場」(マキノ正博)
「次郎長三国志 第五部〜第九部」「殺陣師段平」「人生とんぼ返り」「仇討崇禅寺馬場」(マキノ雅弘)
「暗黒街の弾痕」(岡本喜八)
「二人の息子」「鬼火」「がめつい奴」「下町」(千葉泰樹)
「達磨よ、ソウルへ行こう」(ユク・サンヒョ)
「どこかで誰かに何かあれば間違いなく現れるホン班長」(カン・ソッポム)
「限りなき鋪道」「噂の娘」「三十三間堂通し矢物語」「流れる」「君と別れて」「銀座化粧」(成瀬巳喜男)
「東京五人男」(斎藤寅次郎)
「蜘蛛の街」(鈴木英夫)
「思春の泉」「毒婦高橋お伝」「『粘土のお面』より かあちゃん」(中川信夫)
「雪崩」(ジャック・フェデー)
「サグァ」(カン・イグァン)
「アコード・ファイナル」(ダグラス・サーク、イグナツィ・ローゼンクランツ)
「フル・オア・エンプティ」(アボルファズル・ジャリリ)、「残菊物語」(溝口健二)
「博徒」小沢茂弘

コメント(2)

こんにちは。ぱんだと申します。
初めてかきこみさせていただきます。
外国映画に5本も韓国映画がノミネートされてるのにはびっくりしました。
日本映画もバラエティー豊かですね。
日本映画主演男優も!実は私も西島秀俊は下手だと思っていたのですが、
誰もどこからもそんな声は聞こえないし気のせいかと蓋をしていたら、侘助さんが
「大根役者」と堂々と書かれていたので安心しました^^やっぱり下手ですよね〜。
だけど目をひく役者だと思います。とても興味深い2005年ベストテンでした!
251本って途方もない数字でピンとこないです(^^;)
パンダさん、
書き込みありがとうございます。

西島秀俊、下手だけど気をひく役者とのご指摘、同感です。

彼はどんな役でも激することなく飄々と演じますが、役になりきるというより、役柄を自分のキャラクターに引き寄せてしまうというか、西島自身にしかなれない人なんですよね。

でも監督たちはそれを承知で彼をキャスティングするわけですから、彼にはミスキャストがありえず、要するに西島に似合った役ばかりが回ってくるという事態が訪れるのだろうと思います。

今回わたくしが彼を演技賞に選出したのは、いわゆるメソッド芝居全盛時代の評価軸からすればまったくの邪道だと思いますが、わたくしは演技評論家ではありませんし、芝居の質だってよくわかりゃしませんから、2005年にあれだけ忘れがたい顔を記憶に刻んでくれた彼に感謝を捧げた次第です。

251本についてのお言葉は誉め言葉と受け取らせていただきます。
ありがとうございます。

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