２００×年映画の旅コミュの受験直前　１９７３年１月の映画鑑賞記録

これは、北京波さんが主宰するトピからの書き写しです。

１月８日「センチュリアン」リチャード・フライシャー（ガスホール試写会）０円
１月１４日「人生劇場」加藤泰（文芸地下）１５０円
１月１７日「わらの犬」サム・ペキンパー、「告白」コスタ＝ガヴラス（テアトル新宿）１８０円
１月１９日「激突！」スティーヴン・スピールバーグ（丸の内松竹）６００円（封切）
１月２０日「ＯＬ日記　牝猫の情事」加藤彰、「現代やくざ　人斬り与太」深作欣二（池袋日勝文化）３５０円
１月２２日「仁義なき戦い」深作欣二、「女番長スケバン」鈴木則文（上野宝塚）７００円（封切）
１月２２日「青幻記」成島東一郎（久保ホール試写会）０円
１月２４日「おかしなおかしな大追跡」ピーター・ボグダノヴィッチ、「ラムの大通り」ロベール・アンリコ（飯田橋佳作座）２００円
１月２５日「早春」イェジー・スコリモフスキー、「Ｓｏｕｌ　ｔｏ　Ｓｏｕｌ　魂の詩」デニス・サンダース（文芸坐）１５０円
１月２５日「ポルノの帝王」内藤誠、「昭和残侠伝　破れ傘」佐伯清、「女囚さそり　第４１雑居房」伊藤俊也（日勝文化）３５０円
１月２７日「女の警察」江崎実生（昭和館地下）２５０円
１月２７日「昭和残侠伝　吼えろ唐獅子」佐伯清、「やくざ非情史　血の決着」萩原遼、「人斬り与太　狂犬三兄弟」深作欣二（昭和館）３００円
１月３１日「日本やくざ伝　総長への道」マキノ雅弘、「緋牡丹博徒　二代目襲名」山下耕作（並木座）２００円

３月に受験を控えていながら、ヤクザ映画の面白さにハマってしまい、しかも「仁義なき戦い」という時代を代表する新作に封切りで出逢ってしまったのですから、ついつい東映映画を追いかけたくなってしまうのは、仕方ないでしょう。

１月１９日には、日本初上陸のスピールバーグにも封切りで付き合っています。
当時の映画少年・映画青年は誰もがそうだったでしょうが、ハリウッドで２０代でデビューを果たしたというスピールバーグは注目の的で、ＴＶムーヴィーだったとはいえ、「激突！」でどのような演出を見せてくれるのか、興味津々だったのであり、実際に作品を観て、敵を見せずにサスペンスを増幅させる手腕には圧倒されたのでした。

２５日に文芸坐で観たスコリモフスキー「早春」は、今も鮮烈に記憶に残る傑作。また観たいけど、ＤＶＤなんかになってませんよね？