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インド夜想曲コミュの作品の謎を語る

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昨日、再読が終わりましたが、まだまだ分からないことだらけです。

・主人公が探す”シャヴィエル”(日本語名ザビエル)とは、何の暗示を含んでいるのか?
・占い師の言葉の意味とはなにか?
・”夜の鳥になった=ナイチンゲール”とは何の象徴か?
・神智学協会が意味するものとはなにか?
・ゴアの教会で主人公が見る夢”インド総督アルブケルケ”とは何の暗示か?
・客体が主体に転換するラストの解釈とは?

ざっと思いつくだけでも、これだけの謎があります。

皆様の解釈をお聞かせ願えればと思います。

コメント(15)

かりめろさん

なるほど〜。監督自身も、見た人の見解に任せるということですね。面白いですね。小説のほうでも謎は謎のまま終わります。見た人それぞれの解釈があるということですね。

僕も”自分自身をさがしていた”と思います。旅の目的というのは、始まりだしたときはわからない。インドという異世界で自分自身をさがすために、自分で自分に謎をかけ、それを追って行くことで、最後ゴアで、自分自身を遂に探し当てた、ということなのかなと思います。途中めぐるゴアの教会、神智学協会、病院などは、西洋が異文化インドを解釈していく精神史上の象徴的な場所ではないか、と思っています。
コメント遅くなってしまってごめんなさい。私ももう一度読み返してみました。占い師の言葉の意味を考えてみたのですが、友人を探すことに熱中するあまりに自分の人生を放っておいているという指摘なのかなとも考えました。そしてゴアの船の中で昔の自分を思い出すことができて、友人も本当はもうこれ以上探されたくないのだと知って、見つからないけれども旅を終わりにする決意ができたということなのかな?とも思います。本当の所は分かりませんし、もっと深い意味もありそうですが、、。
鈴子さん

僕も占師のチャプター、もう一度読み返してみました。鈴子さんの解釈、正しいような気がします。深夜の場所も分からないバス停が舞台というのも、自分が誰なのか分からない主人公の立場を象徴的に表していて、絶妙な表現だと思います。予言に出てくる舟の意味が分かりませんが、ゴア=海の近くで舟が出てきたのかな?原書のイタリア語だと、より明瞭になるのかもしれませんね。
そうですね。原語で読むとまた少し違う感じがするんでしょうね。イタリア語まるで分かりませんが、できる事ならいつか読んでみたいです。作者の本当の意図は分かりませんが、色々考えても不思議で魅惑的な作品だと思います。黄金丸さんが言われるように、西洋人がインドを理解する上で象徴的なものというのは興味深いです。自分でも、今まで出会ったこともないような人やものを理解するのは結構大変なことだと思います。
私の独善的な解釈ですが

・タクシー運転手:インドで西洋人観光客がまず抱く印象
・カジュラホ・ホテルで出会う女性:西欧に搾取される弱い女性としてのインドのイメージ=オリエンタリズム、搾取され続けてきた植民地としてのインドを象徴。
・患者があふれかえる病院で働く医師:西洋的合理主義と人道主義の限界
・駅で出会う男性:西洋と東洋の死生観の相違
・占い師:西洋に理解できない神秘としてのインド
・神智学協会;西洋的に理解されたインドの神秘主義(神智学は確かインド発祥だった筈)
・インド総督アルブケルケの夢:西洋人の夢見た虚像としてのインド像
・海岸で会う元郵便配達員:西洋的価値観からインド的なものへの離脱

ということで、いずれのチャプターもインド的なものと西洋的なものの衝突を象徴的に描いていると思います。最後、ゴアに行き着いたのは、ゴアが西洋人が初めてインドに上陸した場所だからでしょうか。インド・西洋が綴ってきた500余年の精神史が、この本には秘められていると思ってます。
昨日のコメントに追記です。

主人公が探す友人の名前”シャヴィエル”ですが、意味ありげな名前です。シャビエルはポルトガル語でザビエルとなり、かの有名な宣教師と同じ名前です。ザビエルといえば、日本では、日本にキリスト教をもたらした人物として有名ですが、インドでも、ゴアにおいて宣教活動をし、多くの人を改宗させた人物として知られているそうです。埋葬地もゴアになってます。

思うに、ザビエルの名を冠することで、西洋とインドの精神的な邂逅を象徴したのではないかと。つまり、主人公はインド・西洋間の精神史の根源を巡る旅を続け、最後、ザビエルの眠るゴアに行き着いた、すなわち根源にたどり着いた、というわけです。
シャビエルがポルトガル語でザビエルになるという事は知らなかったです。おもしろいですね!歴史は詳しくないのですが、その解釈でいくと、この作品の不思議さに意味があったんだなと思えて何かワクワクしてきますね。西洋の入り口はゴアなんですね。
只今、再読中です。
ページ数としてはかなり薄い本ということもあり、故意にまったりと読んでいます。
      
                                                                      〜〜ひと言ご報告まで
鈴子さん

確か、西洋人で最初に、ポルトガルのヴァスコ・ダ・ガマがインドに到達した場所がゴアだったと思います。でインド独立までポルトガルの植民地でした。ゴアというと、60年代のヒッピーの聖地だったりとか、ゴアトランスなどのレイヴカルチャーとか、そういうサブカルチャー方面で有名になってしまった感じがありますけど、もともとは西洋人にとって、インドを象徴するとても重要な場所なんだろうと思います。

エレファンタさん

確かに、読み出すとあっという間に読み終わってしまいますよね。御感想、お待ちしています〜。
映画も本も、随分前のことなので、かなり忘れていますが、
私は“自分探しの旅”ととらえました。
今手元に本があります。再読しようと思いますが、
果たして、私の頭で理解出来るでしょうか…?!
Taeさん

非常に手の込んだ自分探しの旅ですね。私も、探していたのは自分自身で、その過程にいろいろな意味がある小説だと思ってます。

小説、再読されたら是非御感想をお聞かせ下さい。私も最近再読して、いろいろな発見がありました。
しらべさん

はじめまして。放置気味の管理人ですが、何年かぶりにこちらに書き込みいただきありがとうございます。インド夜想曲を読書会でとりあげられるんですか!素敵ですね。読む人によって解釈も様々だし、暗喩されるイメージも議論が盛り上がりそうです。きっと楽しい読書会になりそうですね。
ご紹介いただいた論文、ちょっと読んでみましたが興味深いですね。言葉自体から隠された意味をさぐっていくのは、まさにプロの読み方ですね。じっくり読んでみたいと思います。

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