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ホタルから自然を考えよう!コミュのホタルと農薬

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長年気になっていた、農薬散布とホタル生存の関係。

結論を出すには、長い長い期間の観察と検証が必要ですが、
そんな話題に触れてみたいと思います。

コメント(2)

今年の春先、茨城県某所で気になるスポットを見つけました。
数10?のコンクリート壁で囲まれた、用水路。回りは田んぼと畑。道路側は街灯が煌々と照らされ、けっこう明るいが、コンクリート壁に囲まれたエリアはかなり暗く、そして、その用水路には苔が生え、さらに驚くほどたくさんのカワニナが生息していました。

もしや…。なんとなく後ろ髪を引かれて、先週末、この「気になるスポット」を訪れてみました。


何と!そこには、ゲンジが自生しており、数10匹は確実に飛翔していました。
こんなとこでも育つんだ…そう思いながら、うろうろしていたら、道路を挟んだ母屋から、私らが怪しく見えたのか、地主さん登場。

「何か?」
「すみません、ホタルの生息状況を拝見していたんです、すぐ帰ります」
「ああ、ホタルなら、そっちに出てるよ」…と、反対側の母屋の方を指さす地主さん。
「そうですか、実はこちらにカワニナがたくさんいたので、もしかしたらいるのかなと思いまして」…と、私が用水路のほうを示すと、
「ああ、そっちは農薬撒いてるからねえ、いないんじゃないかなぁ」


え? 今、地主さん…農薬を撒いているとおっしゃいましたか…?


一瞬、耳を疑いました。
畑や水田とその用水路は完全に隣接していて、土手さえもないような場所。
当然、農薬を撒けば水路のほうにも飛散することは必至、絶対に回避できないはず…それでもそれなりに、確実にそこに生息しているのは、ある意味、驚きでした。

自分も昨年度から植物医科学の分野にかかわるようになり、農薬散布の話題に触れる機会が多くなりました。植物の病気の抑制は、自然のままに任せるのは危険で、適切な時期に適切な量を散布することで、最大限の効果と最小限の影響にとどめることが可能になると知り、防除の重要性は良く理解できたつもりでいたのですが、一方で、農薬は虫を「殺す」ものであって、生かすものではないとずっと思っていたので、ホタルの育成と植物の病気の防除は対極の世界にあって、これを融合した形にするのは、極めて難しいことなのではないか?と、ずっと思いこんできました。

実証例にこれまで触れる機会がなく、また、自分が育てているホタルやカワニナを犠牲にしてまで実験をする勇気がなかなか生まれず、どうしたものかと思っている矢先の出来事でしたので、まさに青天の霹靂でした。

地球上でもっとも多種多様でもっとも数が多いのは、哺乳類でも鳥類でも爬虫類でも両生類でもなく…昆虫です。たかが虫けら、されど虫けら。

畑の作物の病害虫防除でも、何でもかんでも「害虫」扱いせず、特定の作物にとっての害虫と、そうでない虫をきちんと区別して、選択して「共栄共存」していかなければ、本当の意味での生物多様性とは言えないんじゃないかと言う気がしています。

本件は機会を見て、もう少し掘り下げて考えていきたいと思います。





農薬はヘイケボタルへの影響が1番大きかったのではないでしょうか
特に昭和の時代の空中散布でヘイケボタルをはじめとする様々な生物が激減したように感じました。
ゴルフ場の農薬もかなり影響しているのではないでしょうか?
ゴルフ場は面積が広いため使われる農薬の量が大量だと思ったからです。

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