歴史　ちょっといい話コミュのナポレオン　読書家

フランス革命からナポレオンの登場までが１０年、そして、ワーテルローにナポレオンが敗れるまでが１０年。

　この間にヨーロッパは大きく変わります。

ヨーロッパの歴史では、西ローマ帝国の滅亡までを古代、東ローマの滅亡までを中世、そして、フランス革命までを近世といって、その後を近代というそうです。

文豪ゲーテが、この時この場所より新しい世界史が始まるといったように、フランス革命は歴史の分岐点であったということでしょう。

　ナポレオンという人物は、独裁者という表現に余りあるほどの人物であったと思います。また、一方で、歴史上数ある独裁者の中で、あまり悪く表現されない人物。また、多くの注目を集める人物ではないでしょうか？

ナポレオンに関する研究論文は２０万点にも及ぶそうで

文人として、立法者として、軍人として、政治家として、あらゆる点において、彼は、一流の知識人であったと思います。

ナポレオンといわれてイメージするものは、人それぞれなのでしょうけど、私にとってのナポレオンの印象を一言で言えば、

　読書家ではないでしょうか。

あらゆるジャンルの数多くの本を読み、また、多くの重要な文面をメモを取り暗記していました。

数学、測量学、歴史書、戦略書、地理、文学、天文学、動植物学、馬術、イスラム、などなど、士官学校の図書館では夜中まで本をあさり、食費を削っては、そのお金を本の購入にあてていたとか、、。

　数学は砲術に役に立ち、歴史学は人の心をつかむのに役立ったそうで、これらすべての学問を彼は実学として自分のものにしていったそうです。