医学部再受験生へエールを！！コミュの同学年の再受験生の仲間達

　ここで、同学年にいた私と同じ再受験生の方々を、個人情報に差し支えない程度に紹介します。

　私が入学した年齢は24歳。現役生より6歳上ですが、私の学年では1割くらい（正確ではないですが、私の記憶する限り）再受験生がいました。

　ちなみに私より上の年齢の方は、女性で2人、男性で3人いました。

　女性の2人は、文系出身で、一人は法学部、一人は外語学部でした。当時、後期試験が英語と小論文であったため文系出身の方には狙いやすかったんだと思います。

　文系出身者の2人が教養課程で一番苦労していたのは想像通り、数学と物理でした。やはり、授業はちんぷんかんぷんと言ってましたが、事前に試験内容がなんとか暗記で乗り越えられること、単位としては留年科目ではないことなどで、文系出身の方でもどうにかなるんです。

　ただし、試験は数式を意味が分からないまま、呪文のように覚えることがかなり苦痛でしたが、今思えば、専門に入ってからの膨大な暗記量をこなしていくわけですからこれくらいはクリアーできないとって思いました（もちろん当人はその後のことは経験してないので辛いのには間違いないですが・・・）。

　
　男性再受験生は、理学部2人、経済学部一人でした。理系出身の2人は、私と同じドイツ語で苦労していましたが、２人とも私よりまじめで、しっかり授業も出席して、講義録もとって、試験はなんなくこなしていました。経済学部の方は、もともと理系も得意だったようで、語学も理系科目もなんなくこなしていました。

　私より皆さん勤勉で、優秀だったので、教養課程でつまずく人は結局いませんでした。

　日常生活はというと、女性陣はサークル活動もみんなと同様にやっていました。私もいろいろ他大学の同級生から、年齢が上だと、サークルも上下関係が年齢が逆転していてやりにくいんでは・・・と言われましたが、いま思えば、医師になってから、年齢は本当にバラバラで、年齢にかかわらず、ある程度は経験年数が上下関係をしめるため（自分ではそう思っています）このようなサークル活動で、逆に年齢のこと気にしていてはやっていけないと思い、自分も、他の再受験生の仲間もいろんなサークルに所属して、活発に動いてました。

　私の学年では、とくに再受験生と、現役・１浪・２浪とでの年齢的な隔たりはなく、固まらずにざっくばらんに接していました。最初はみんな年上ということで３ヶ月くらいは敬語を使われていましたが、慣れてくると少し敬語も減ってきて（完全ではないですが・・・）同級生として接してくれました。

　医学部は、同学年の年齢がバラバラであるため、あまりにも年齢が現役生と離れていてもそう違和感は感じませんでした。引け目を感じる事もまったくありません。むしろ、いろんな経験を積んできている人の生き方はとても参考になります。

　わたしより苦労している方も大勢いますので・・・・。

　もっと細かく一人一人のこれまでの経過をかいてしまうと、人物が特定されてしまうので書けませんが、とにかく、いろんな経緯でいろんな思いで医学部に入学してきた仲間は、６年間という長い長い修行（実際はもっと長いのですが）を
ともに歩んでいく中で、他の学部以上に仲間意識が芽生えます。しかし、人間関係もかなり濃くなるので、孤立してしまうと厳しいです。

　話がそれてしまいましたが、医学部の学生生活は情報が命です。もちろん自分自身の勉強量もさるとこながら、最後まで、いかに有用な情報をたくさん握っているかが勝負になります。この話はまた後日お話します。

　

　