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競争と共生の小説書きコミュの小説内で流れる時間

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小説の中でどれだけの長さの期間を描くかはその小説の性格を決める重要な要素だと思います。
私は自分が書くにあたっては短い期間を描くものの方を好みます。
その方が全体を制御しやすいように考えるからです。
一日から数日の間です。
小説の長さとその中で扱われる時間の長さは恣意的な関係です。「カラマーゾフの兄弟」、「薔薇の名前」といった長い長編小説の中で経過する時間は数日という短いもので、短時間に随分色々なことが起こるので目紛しく幻想的ですが、こういうのが好きです。

コメント(3)

「ドストエフスキーの詩学」(ミハイル・バフチン、ちくま学芸文庫)を読んでいます。ドストエフスキーの小説によく見られる、ごく短時間のうちに次々に多くの出来事が重ねられるはちゃめちゃな場面のことを「カーニバル的」と呼んで、高く評価しています。

この「カーニバル」は古くからの西洋文学の伝統に受け継がれてきているのですが、その最も古い形態が「ソクラテスの対話」というジャンルです。プラトンの作品のみならず、ソクラテスが登場する対話編は多くの作家が書き一大ジャンルを形成していたということです。この点初めて知り、驚きました。プラトンの作品を(哲学的ではなく)文学的興味で読めるようになりました。
磯崎憲一郎「世紀の発見」における、時間描写は実に独特のものだ。注目すべきだと思います。

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