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論語の言葉コミュの(知行合一)実行できないことは、軽がるしく口に出さない

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(知行合一)実行できないことは、軽がるしく口に出さない

 久々に、論語の教えの言葉を紹介します。日々の暮らしを反省する中で、その場その場で発する言葉の重さを、国家を担う首相、大臣は基より、身近な生活で日々出会う人々の会話を思い、慎重に、相手のことを思いつつ話を進めることが大事と思います。
 特に、自分は調子が良い時(有頂天、傲慢)や、自分が奈落に落ちた状況にある時(意気消沈、切羽詰る)状況の時には、特に言葉を選ぶことが大事と思います。仁者は、訥弁とよく言います。無言の存在感こそ、言葉の重さを感じる時かもしれません。
 論語、「里仁第四」の末節部分より、

<古人は、訥弁なり>
子曰わく「古者(いにしえ)、言(ことば)を之れ出(いだ)さざるは、躬の逮(およ)ばざるを恥ずればなり」

孔子が説かれた「昔の人々が、軽がるしく口に出さなかったのは、実行がなかなかともなわないことを恥じたからである」

<約束実行、徳あり>
子曰わく「約を以って之を失う者は鮮(すく)なし」

孔子が説かれた「つつましくして、行き過ぎないように心掛けて、失敗する者は少ない」


 戦後、中国の名宰相「周恩来」氏は、上記の実践を体現したと指導者の一人と思います。そして、もう一人の中国近世のリーダー、清の宰相・曽国藩と思います。二人のバックボーンに「孔子の教え」があるように思います。

 先月末に、世界初の庶民の学校、岡山の「閑谷学校」を訪問する機会を得た、国宝の行動に掲げられた額には、「克明徳」の文字がありました。

 ・自分の心に勝つ「克己心」
 ・社会状況、事象を冷静に分析する「明晰力」
 ・自分の欲を殺し、他を思いる「人徳」

の「克、明、徳」と勝手に、分析をしていますが、閑谷学校の歴史に現場に立ち、340年間、少年教育に関わった人々に思いを馳せると、地域は人が支えるものだと痛感させられます。
 世の全ての事業、出来事、事件も含め、次世代に教育の題材に使い、「克明徳」の良知を持った若者を一人でも多く育てることが、現代に大人たちの最大に使命ではないかと感じます。
 今日は、「南部九州市長サミット」した、熊本県人吉市へ、「男女共同参画社会」へ転換させるセミナーをするスタッフの一人として参加して、都会であれ、田舎であれ、私達と同じ思いを持つ大人が沢山いることを知りました。
 日本は、まだまだ捨てたものではないと思います。ただ、座学の机上の空論でなく、実践するノーハウと、実行が大事と再確認しました。論語の言葉にも出てくる「」

>言(ことば)を之れ出(いだ)さざるは、躬の逮(およ)ばざるを恥ずればなり

実行してこそ、意味がある。孔子の教えは、2,500年の時を越えても、その真理は伝わります。

 日本ヒューレット・パッカード株式会社(日本HP)は、12月1日付けで小出伸一氏が代表取締役 社長執行役員に就任会見の言葉に次の言葉がありました。
http://pc.watch.impress.co.jp/docs/2007/1212/hp.htm

・実践躬行(じっせんきゅうこう)
 意味:口だけでなく、具体的な自分からすすんで実践すること

 率先垂範こそ、後輩を導く最良、最善の方法かもしれません。
ご意見を頂ければ幸いです。

*知行合一:中国の王陽明を始祖とする儒教の一派、日本では、近江聖人の中江藤樹に連なる、熊沢蕃山、佐藤一斎、大塩平八郎、山田方谷、梅田潜庵、横井小楠等、・・・
そして幕末の志士たち、吉田松陰、西郷隆盛、坂本龍馬、渋沢栄一、・・・

コメント(1)

 私の経験で言うと、一度20歳前後に読んだ記憶があります。
そのときは、綺麗ごと言いやがって、科学技術が進歩したら
解決するんじゃぁーと途中で投げ出した記憶があります。
で山本七平氏の論語を読んでみて、自分の軽率さを反省しました。
この年になって、色々な経験を積むと論語に書いている事が
綺麗ごととかではなく、日本社会の根底に脈々と受け継がれて
いる事が、実感として分かりました。
毎日、例え一行でも読まずにはいられません。
ちなみに、私の性格は子路に近いかなぁ(笑)

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