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小林秀雄 (批評家)コミュの自信を持つと自分が見える。独創とは自分の資質そのもの。

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自信を持つと自分が見える。独創とは自分の資質そのもの。

 平等精神と言う言葉が広がって久しいですが、最近学校現場で平等の精神をはき違えた大人が時々見受けられます。

 教育を平等にを、成績もスポーツも平等(=全て同じ)を勘違いしているようなことがありました。そもそも教育の機会均等の意味を私なりに解釈すると、その子ども個性合わせた、教育を受けれることが平等であって、徒競走をお手手つないでゴールではないように思います。
 それでは、個性が打ち消され、個性に合わせた教育から、規制した教育現場になってしまいます。

 学びは、本来だったら年を取るごとに、経験積み、学問を深めて、物事の判断を自分でするようになります。そのことを、小林秀雄氏が、語っています。

(本文より)

「人間は自分の姿というものが漸次よく見えて来るにつれて、自己をあまり語らないようになってくる。これを一般に人間が成熟して来ると言うのである。

 人間は自己を視ることから決して始めやしない、自己を空想する処から始めるものだ。この法則は文学を志すような人にはつよく現れるのである。

 元来理屈から言って、自己の姿などというものはいつまで経っても見えるわけのものでもない。己を知るとは自分の精神生活に関して自信をもつとするという事と少しも異なった事ではない。

 自信が出来るから自分というものが見えてきたと感ずるのである。そしてこの自信を得るのにはどんなに傑(すぐ)れた人物でも相当の時間を要するのだ、成熟することを要する。」
(「文学の学生諸君」9-106)

仮に自信を、揺るがない心とか、自分の意見とか、表現させてもらうと、一般人のにも少し分かりややすくなると思うのですが、文学者の表現は難しいですね。

次に、創造することを、次の言葉で語っています。


(本文)

「独創は本来、珍奇なものでも、華やかなものでもない、心を傾けて自分の資質が表現できれば、いつも独創的表現になるのである。」
               (「文芸月評?」3-142)

独創=個性と簡単ですが、独創的な作品となると更に難しくなると思います。人は、はじめは真似る文学(こと)から始め、経験や学びを積み、思いを膨らませて、人を引き寄せる本(言葉)が生まれるのと思います。

「成功とは、成功するまで諦めないこと」と語った人がいますが、こつこつ諦めず、自分のスタイル追い求める事が大事なことのように思います。



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