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妄想・特撮シリーズコミュの第三話・その十一

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「ちょっと、テレビを見てよ」
 自宅で待機していたジローとジェットに、イズミが興奮したようにテレビに指を刺した。
そこには、都内各所で人々が混乱し、街が破壊されている様子が映っていた。
「なんだ、あいつら」
 ジェットが呟く。
「アンドロイドマンだ。まさか、ダークが復活したのか」
「とにかく、現場に行ってみようぜ。俺たちの出番だ」
「どうしますか、リーダー」
 ジローがイズミに聞いた。
「行ってみましょう。貴方たちが行けば、きっと、アンドロイドたちも
そこに集まってくるはず。そうすれば、被害がこれ以上膨らまないと思うわ」
「なるほど。俺たちは、囮か」
「いいえ。一気に集まって、一気に倒すのよ。頼むわよ、ジェット」
「任せておけ。お前は、サイドマシーンだろ。俺は空が飛べるから、先に行くぞ」
 そういって、庭に出ると、ジェットはジャンプすると、そのまま空に飛んでいった。
「気が早いなぁ」
 そういいながら、サイドマシーンを車庫から運んでくると、そこに跨った。
「あたしも行くからね」
 イズミは、そういって、サイドマシーンの隣の側車に座った。
「危険だから、家にいた方がいいと思うけど」
「あたしはリーダーだから、現場行かなきゃ」
 そういうと、ジローは、ヘルメットを被ると、アクセルを回した。
勢いよく走り出したサイドマシーンは、東京湾岸に向かった。

「ジロー、ジェットに東京湾に向かうように言って」
「了解。テレパシーで通信します」
 そして、ジローのテレパシーを受けたジェットから返事が来た。
「もう、向かってるよ」
 一足早く東京湾に着いたジェットは、アンドロイドマンに囲まれている
美樹を助け出した。
「お待たせ」
「ジェット・・・・・助けに来てくれた」
「もうすぐ、ジローも来るぜ」
 そういいながら、アンドロイドマンを蹴散らしていく。
「こっちの様子はどうだ」
「ちょっと圧され気味だけど、がんばってるわ」
 そういわれて、東京湾に目を移すと、巨大なセブンやデビルマンが
双子怪獣と機械獣たちと、戦っていた。

「なんだ、あいつは」
 モニターを見ていたミスターKが叫んだ。
「わかりません」
「すぐにコンピューターで調べてみろ」
 司令員に強い調子で言った。
「こんなときに、邪魔が入るなんて・・・・ウデスパーとハカイダーはどうした」
「まもなく到着します」
「早くしろ。今が、チャンスなんだぞ。あんな邪魔者は、すぐに消してしまえ」
 ミスターKは、興奮した調子で言った。
そこに、ウデスパーとハカイダーが到着した。
「何者だ、お前は」
「そういう、お前は、何者なんだ」
 ジェットは、そう聞かれて、逆に聞き返した。
「俺様は、元ダーク破壊部隊の勇士、ハカイダー」
「ハカイダー?どっかで聞いたことあるな」
 ジェットはそう思った。
ハカイダーとは、ダーク破壊部隊の最後の人造人間だった。
頭部に、ジローを作った光明寺博士の脳を埋め込み、ジローを倒したこともある。
その後、闇の組織シャドウに居場所を移し、さらに増殖し、ハカイダー四人衆を
名乗ったこともあった。しかし、キカイダーとキカイダーゼロワンに倒されたのである。
「貴様など、相手にならん」
 ハカイダーは、ホワイトガンを抜いてジェットに向けた。
それを食らえば、ジェットといえどもバラバラになってしまう。
しかも、美樹を庇っているので逃げることも出来ない。
 ピンチのジェットだった。そこに駆けつけたのが、ジローだった。

サイドマシーンを斜めに乗り付け、脚でホワイトガンを蹴り飛ばす。
「久しぶりだな、ハカイダー。性懲りもなく、また、復活したのか」
「キカイダー・・・・貴様を倒すために、ドクターヘルに復活してもらったのだ」
「だったら、お前の相手は、俺だ」
 ジローは、サイドマシーンを止める、そこから勢いよく飛び降りた。
「おいしいトコをもって行くなよ。今から、そいつをぶっ倒すところだったのに」
「そうでもないね。ジェットの相手は、アッチにいるよ」
 いわれてみると、そこには、巨大な二本の角を持った、ロボットが立っていた。
「お前は、ウデスパー」
「ジェットリンク・・・・いや、サイボーグ002。アメリカではよくも痛い目に
あわせてくれたな」
「まさか、日本で会うとはな」
 ウデスパーとは、その昔、日本侵略を目的に組織された、ガイゼル総統率いる
ロボット軍団の一人だった。しかし、それもイナズマンの活躍で全滅に追いやられ
生き残ったウデスパーはアメリカに逃亡し、そこで地下活動をしていた。
 そして、ブラックゴースト団にスカウトされ、アメリカで生活していた
ジェットリンクと戦ったことがあった。
「なるほど。アメリカの決着を日本でするのか。望むところだ」
 ジェット対ウデスパーの戦いが始まった。

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