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■今週の倫理コミュの道筋を通すことが成功への近道

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「道筋を通すことが成功への近道」     2013.1.19〜1.25


今年の干支は「癸巳」です。「癸」の字は、水が地中に入る形からきていて、季節でいうと冬にあたります。冬は草木が枯れ、測量をするのに便利なことから、手偏をつけて「揆」(はかる)となり、そこから標準や原則を意味する語となりました。「揆」は「のり」とか「みち」の意を持ち、官職や大臣・宰相を表わす際にも使われてきました。
また天地自然の法則(のり)を「揆一」といい、そこから心を一つにして結束することを「一揆」といいます。ここから自然発生的に結束して筋道を改めようとする行動に、「一揆」の語が使われるようになりました。
「巳」は胎児の形をした象形文字で、『漢書』律暦志では、草木の成長が極限に達した状態を表わしているとされ、「終わる」「止む」の意味を示します。また春になると地中の生き物が出てくるように、その代表として蛇が地中より這い出すところから、潜伏していたものが外に出てくる動きを表わします。その「巳」が「癸」と重なると、筋道をしっかり立てることで良い本質が出て、物事が収まるような動きを示すといわれています。
筋道や順序を正すことで、本来の姿に立ち返った体験を紹介しましょう。
Sさんは社員20人の食品会社を夫婦で経営しています。遺産相続の一件で、兄との関係がこじれたままでした。ある日、兄夫婦から「母親が痴呆症になり、面倒を見られないので引き取ってくれ」と電話がありました。Sさんの妻はその申し出に猛反対です。Sさんも身勝手な言動に腹を立てました。 
しかし倫理を勉強していたSさんは、このような状態では親が悲しむと思い、関係を改善する決意をしたのです。そして倫理指導を受けることにしました。
指導者からは、?長男の立場を尊重する?順序を守る?妻を思いやる、という内容をアドバイスされました。S氏は兄の言うことを尊重して痴呆の母を引き受けることを決意したのです。そして、妻に申し訳ないと思い相談すると、快く応じてくれたのです。
しばらくして兄嫁から、ねぎらいの言葉と共にプレゼントが贈られてきました。身勝手な依頼に対するお詫びと併せて、共働きでないと生活ができない状況を知り、S氏は何かと兄に反発していた自分を反省したのです。
倫理運動の創始者・丸山敏雄は「宇宙の哲理は、人間界に入って、ここに倫理となる。人と人との、すなわち対立の世界においては、順序である、秩序である」と述べ、「乱れるとは、先後上下が反対になることである」(『純粋倫理原論』)と語っています。
組織においては、心を一つにして仕事を進めていくことが成功の秘訣です。心を一つにするには、順序を守り、相手の立場を尊重して秩序を保つことで筋道が立ち、個々人も活性化していくと心したいものです。

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