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■今週の倫理コミュの太陽に照らされて 世界が光り輝く

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「太陽に照らされて 世界が光り輝く」     2013.1.12〜1.18


年賀状とは不思議なものです。普段は「お元気ですか」や「ありがとうございます」など、心身の確認や御礼・挨拶として出すことはあっても、「明けましておめでとうございます」とは、何事もなく明けるのを予期しているようではありませんか。
一分一秒先でも、何が起こるかはわかりません。だからこそ、まだ起こってもいない事柄を先に想像して期待を抱くのです。その一つが「年賀状」だといえるでしょう。
企業の計画も同様です。経営計画を始めとする様々な計画は、立案者たる経営者次第です。自分次第とはいうものの、予測は周囲の環境や社内の実情が見えなくては立てられません。計画は不確定な見通しへの光です。
自社の未来を一〇〇年計画に落とし込み、光で照らそうとする建築会社が奈良県にあります。二〇〇六年の専務時代に一〇〇年計画を立てたY氏は、現在、後継二年目を迎える三十歳代の社長です。立案したものの二〇〇六年から赤字は続いていきます。二〇〇七年、社として21期目を迎えた年には、会社を畳むかどうかの決断を当時の社長である父親と膝詰めで話をしました。
やり抜こうと計画を立て、前向きに始めたものの、公共工事などの見直しが入り、思いとは裏腹に赤字から脱却することはありませんでした。さらにY氏が経営の勉強を始めて会社の組織化を目指してからは、経験を元に経営を進めていた社長とぶつかりました。しかし後継の過程で親子仲も良くなり、二〇一二年に自身が社長となって以降、トンネルから抜けることができたのです。8%利益が上がり、計画の推移も年間通して予定通りに進めることができました。上昇の要因には、綿密なスケジュール管理や社長の率先垂範がありました。スケジュール管理は、仕事以外の事柄もカレンダーに書き込み、事務所内で誰にでも見えるようにしました。
率先垂範の形として、できるかぎり自分自身が現場に立ちました。職人の講習会があれば、自身が出る必要はないのに、「励ましに行く」といって参加。また、職人が使うトイレを朝の五時前には出社して掃除しました。Y氏が一心に願ったのは〈働く皆が心地よく休めますように…〉だったのです。
社長のその姿を見て、常時ニッカポッカ姿で会社と家を往復していた職人たちが、社のロッカーで着替えをするようになりました。目標達成の裏には、技術とマナーの両面で磨きをかける職人の姿があったのです。
Y氏は「計画を立てる際は、○○がこうなってくれたらいいと念じます」と語ります。そして、日々の楽しみを「良くなっていくスピードは少しずつ変わるが、些細な変化が大切にできるようになりました」と話します。
計画通りに進むから、喜びがあるのではなく、喜び、楽しむから計画通りに進んでいくのです。些細な変化こそが経営者として目の向けどころです。自らの手で前向きに気持ちを進めるからこそ、新たな道は生まれます。倫理経営のポイントの一つは「心が先行する」です。身近な心がけと計画で、周囲を太陽の如く照らしていきたいものです。


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