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■今週の倫理コミュの我らの「五省」は 万人幸福の栞

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「我らの「五省」は 万人幸福の栞」   2010.5.1〜5.7




広島県江田島市にある海上自衛隊第一術科学校および海上自衛隊幹部候補生学校で学ぶ学生たちは、旧海軍兵学校時代の伝統を受け継いでいます。兵学校時代と変わらぬスタイルで毎晩自習終了五分前に唱和する「五省」により、今日の自分自身を顧みて、日々修養に励んでいるのです。

五省

一、至誠に悖(もと)る なかりしか
  (真心に反することはなかったか)
一、言行に恥(は)づる なかりしか
(言行不一致な点はなかったか)
一、気力に欠(か)くる なかりしか
(精神力は十分であったか)
一、努力に憾(うら)み なかりしか
(十分に努力をしたか)
一、不精に亘(わた)る なかりしか
(全力で最後まで取り組んだか)

これは、昭和七年、第三十四代海軍兵学校長「松下元(はじめ)少将」の発案により、生徒各自の行為を反省させて明日の修養に備えさせるため、「五か条の反省事項」として生徒に実施させたものです。
海軍兵学校では、夜間「自習止め五分前」のラッパが鳴り響くと、生徒は素早く書物を机の中に収めて、粛然と姿勢を正しました。その日の当番生徒が「五省」の各項目を問いかけ、その他の生徒は瞑目し、心の中でその問いに答えながら、その日一日の自分の行動について自省自戒しました。
戦後、日本を占領したアメリカ海軍の幹部が「五省」の精神に感銘を受け、英訳文をアナポリス海軍兵学校に掲示するなど、海外でも高く評価されたそうです。
祖国を守る上で、まず自らを厳しく律する先人たちの姿勢は、置かれた状況は異なるとしても、現在に生きる我々に大切なことを教えてくれています。
     ▽
経営環境が厳しい中、四月の新年度スタートと併せて、新たな組織変更を行なうなど、企業の改革をハード面から断行されている方も多いことと思います。
しかし、昔から「企業は人なり」と言われるとおり、そこに集う一人ひとりの人間の自己改革なくして、企業そのものが変化することはありえません。またそれも、企業の舵取りをするトップ自らが、率先して敢行することが何よりも大切です。
我ら倫理法人会で学ぶ「倫理者」は、毎週のモーニングセミナーで輪読する『万人幸福の栞 (十七カ条) 』を常に念頭に置き、足下の実践に励むことが第一です。「山中の賊を破るは易く、心中の賊を破るは難し」の譬えどおり、自身の心に巣食う怠惰や惰性を打破するのは容易ではありません。
しかし、周囲の状況に心を曇らせ、責任転嫁を繰り返していたのでは、ジリ貧になるだけです。目の前の壁は自らを向上させるための貴重な課題と捉え、〈自分がやらずに誰がやる!〉と自らを鼓舞し、いよいよ明るく希望を掲げ、全身全霊で目の前の障壁にあたる時、自ずと道は拓け、成長した自分がそこに生まれるのです。
今こそ、実践のしどころです!

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