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■今週の倫理コミュの社員のやる気は 社長が生む

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「社員のやる気は 社長が生む」   2006.1.28〜2.3



 今年の主要企業トップの年頭訓示は、「守りから攻めへの転換」「変化は飛躍のチャンス」など、前向きな言葉が目立ちました。景気回復傾向の中にあって、社員の積極性を促すことが、経営環境の変化に対応するために最も大切なファクターだと考えられているからでしょう。 


 確かに、社員が変化に対して消極的では、景気がどんなに上向きになろうとも、波に乗りきれず取り残されるに違いありません。今の時代は、社員一人ひとりが経営者感覚を持って積極的に仕事に取り組まなければ、生き残ることさえできないと言われます。


 経営者には、演出家的要素が必要です。つまり、社員が会社という舞台の上で最高の演技(働き)ができるように、いかに上手に指導できるかということです。そのためには、まず会社の存在意義を明確にし、社員に会社における立場の自覚と、仕事を通して人の役に立つ喜びなどをしっかりと持たせることです。




 ペットショップを経営するM社長は、開業後一貫して店の存在意義を「癒し」に置き、それを従業員と共に共有できるよう、機会あるごとに語り合ってきました。自ら舞台監督をイメージして、社員一人ひとりの心をつかむべく、とことん話し合うようにしました。



 ある時、入社間もない従業員が「この店の主役は誰ですか」と皆に問いかけました。ベテランスタッフらは「当然、社長だろう」とか「お客様かな」などと答えました。そこで質問した新人は「ペットこそが主役なのでは?」と口を継いだのです。


店の中を舞台とすれば、それぞれのペットが主役であり、お客様は観客であろうという視点です。


 自分たちの仕事は、ペットが限られた空間の中にあってストレスを溜め込まないよう世話をすることではないか。そうすれば、ペットたちは持てる働きを精一杯発揮して、お客様に自分をアピールするだろうというのです。


 M社長は早速この意見を採用して、ペットのストレス対応のため、店内を改装しました。そこでまた、従業員のストレスがダイレクトにペットのストレスに通じるということ、社長のストレスが従業員に伝播することにも気づいたのです。



 まず自分がストレスを持たないために、M社長自身が明朗の実践に取り組み始めました。すると、従業員の働く姿勢から、自然とその心の状態が感じ取れるようになってきたのです。


ストレスを溜め込んでいると思われるスタッフには、明るく語りかけたり接したりするなど、自分の立場を自覚させる働きかけを社長のほうからするようにしていきました。程なく、店は以前にも増して繁盛するようになったのです。




「人事は自覚を以て成る」と言われます。〈何のためにこの仕事をするのか〉という自覚を持ったとき、その働きは成就するという意味です。社員が積極的かつ責任を持って事を成すために、しっかりとした自覚を持つように促すことが、経営者の第一の働きなのです。






※写真は、テーマと関係がありませんが、先日の大雪の時の「雪の寒梅」です。

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