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『萬画尽生』コミュの『美味しんぼ・54巻』中篇・酒の本丸。

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とっくり(おちょこ付き)本

『美味しんぼ・54巻』中編・日本酒とっくり(おちょこ付き)の嘘の歴史。


1996年・平成8年・2月初版。41歳。
穂積忠彦せんせいと、ロスのアルパインヴィレジから地ビールの開発輸入を実行した、翌年。初版。

この巻の初版は、僕が地ビール立ち上げの翌年、夏に痛風発作、秋にTIA発作で倒れ、集中治療室で浮遊することとなったその年の、春。人生の区切りの年であった。

まだ、日本酒が、全部、贋物であると、思っていた。そういうものしか、出会わなかったし、ビールしか、眼中になかったし、飲まなかったし、飲めなかった。

日本酒はまだ、毒物のように、おぞましい、身体が受け付けない、気持ちも許せない、嘘で固めた代物でしかなかった。

本物の造りに信念をもって固執する、日本酒地酒メーカーもあるかもしれないが、それなら、それで結構。僕は、未だにこの世にない、本物の麦酒を創るのだ。その為には、他のことには、漫画にも、日本酒にも、料理にも、触れさえもしない・断つことあるのみ、と誓った。不動産屋は、山ほどもいらっしゃる。



77p・・・本当に汚い話だ!!!

“桶買い”と言って、大きな会社が、小さな酒造会社の造った酒を“おけ”ごと買い叩いて、それを三増酒にブレンドして、増量して自分の酒の名前で売るんだ。

阪神大震災で、経営に行き詰まった酒造会社を買い叩く。乗っ取る。
NHK朝ドラ『 あまからしゃん 』を思い出す。


三増酒は、太平洋戦争中、食料=米、が不足し、主食の米がなくては、腹が減っては、戦争は遂行できない。かといって、『日本酒』生産高課税の酒税は将に、戦争費用であり、これも、確保しなければ、戦争は遂行できない。


そこで、政府=軍部は、日本酒に、単純焼酎と、水と、水あめを混ぜて、三分の一の原料米で、酒税を確保する為に、『 三増酒 』 という概念を発明し、贋物混合物を、本物と、同列に扱う法律を発明した。※?


 ・・・・戦争中は、特別だよ。・・・と言う声も・・・


戦後50年経った今(平成8年)でも、三増酒は大量に造られており、普通酒と言えば、三増酒のことなんです。

純米酒・・・米で造ったお酒・・・などという呼び方は、日本文化の恥。


フランスで『ブドウで造ったワイン』『三増ワイン』 などと言ったら、犯罪ですよ。


大手酒造メーカーは、三増酒よりさらに、巧妙・悪辣な・卑怯な酒を造りはじめました。 ・・・・それは一体・・・???!!!


『“本”醸造酒 』とは、『 純米酒 』より、本物と言うことかね、はて?

   ・・・違うのかね?

『本醸造酒』と言うのは、醸造の最後の段階で、工業的に作ったアルコール(濃いホワイトリカー・醸造用アルコール)を添加して造った酒のことなんです。

  ? 国税庁
  ? 日本酒造組合中央会
  ? 全国小売酒販組合中央会

三者の取り決めで、白米1トンに付き、120リットルのアルコールを添加しても良い=添加しなさい、と言う風に、取り決めた。


【EX.】

精白米1トンから、2100リットルの純米酒が採れる。
このうちアルコールは350リットル。
醸造用アルコール(ほぼ100%)を、120リットル加えることが、許されている・・・決められている。
アルコール度が、高くなりすぎるので、割り水を追加する→

  →→→結果17%の純米酒?が、2800リットルできる。

15・16%にすると、もっと割り水で増量できる。もともと、日本酒に水を加えるのは、伝統的に自由だ。なぜなら、国税庁も、幕府も、大名も、政府も、組織や政治ができる前から、神代から酒は造られていたのだから。酒税法や役人は新参者なのだ。


  工業的に作ったアルコールを添加して三倍に薄め、その味気なさを補う為    に、様々な糖類や、化学調味料を、混ぜたとんでもないまがい物を

   “普通酒”と呼び。

  アルコールで強めておいて、水で薄めた本物とは程遠い酒を

   “本醸造酒”と呼ぶとは・・・


 騙す方も、騙される方も、日本人って、本当に、醜くて、愚かだわ!


米を30%削って、70%の芯だけを残すのに、10時間かかる。

  50%削って、50%の真白を残すとなると、40時間かかる。

吟醸酒は、酒米を、手で洗う。
 
     昔ながらの甑(こしき)で蒸す。

     麹は、連続製鞠機ではなく、昔ながらの“麹蓋”を用いる。

     圧搾機械を用いず、昔ながらの酒袋を、舟で絞る。

そんな風に造った、吟醸酒・大吟醸酒にも、流行の淡麗さに乗じて、アルコール添加したものもある。

芸術の域にまで達した醸造酒は、この宇宙で、ワインと日本酒しかないと、俺(士郎)は思っています。

日本酒の未来は、戦後も、三増酒に見向きもしなかった、地方の酒造会社が、担っているのです。

   ・・・・銀行業は、遊びではありません。融資できません。

自作で僭越ですが、黄瀬戸です、普通使いに、お使い下さい。雄山の大人の言葉。

小さかろうと、大きかろうと、関係はない。日本酒そのものが、ダメなのだ。日本酒には、望みがない。

長期低落・・・1994年・平成6年は9%減。

経済の原則によれば、どんな産業にも、寿命と言うものがあります。

一つの産業が衰退する時、そのなかの企業は、全部衰退するものなのです。

デパートの酒売り場、構わぬ、来たい者は来ればよい。

ワインは、ワインセラー、大吟醸は、蛍光灯の下。依然として、多くの酒販店では・・・。無知・無関心・見捨てられる。


1994年・平成6年・解禁地ビールのハードル60トン/年間と規定した年。

日本酒(類)の出荷量・・・127万トン(n=キロリットル)

 ★76.7%・・・普通酒=三増酒
 ★15.2%・・・本醸造酒=アルコール添加・水割り日本酒・淡麗辛口化

     此処までで、92%

 ☆4.1%・・・・純米酒
 ☆3.9%・・・・吟醸酒


海原雄山SAYS“日本酒を望みのないものにしている原因はまだある”

   特撰?・・・上撰?・・・佳撰?・・・品質本位?・・・ってそれ何?
   精撰?・・・秀撰?・・・金峰?・・・金印・・・などの、ネーミング。

それは、酒税率別等級制度を、国税庁が廃止した時に、高い酒と言うレッテルを失った日本酒メーカー・酒販組合が、うろたえて、編み出した(捏造した)言葉。


1989年に、特級酒が廃止。

1992年に、一級酒・二級酒・・日本酒の級別制度、崩壊。
       アルコール度数による課税。


・・・まるで、笑っちゃう、英検1級・二級・・・漢字検定・・・
                みたいな・・・!!! 萬の言葉。



海原雄山SAID“94.3%のニセ酒を、日本酒と呼んで恥じない民族に、食文化など語る資格はない・食文化以前の問題・人間としての資質”

怒っているのは、愛情と執着の証拠。


銀行家の心を動かすには・・・?・・今までの、ダメなやり方・・・!!!


あっ、穂積忠彦せんせい!俺(士郎)の、日本酒の先生だよ。国税庁醸造試験所から、民間の醸造関係の会社で活躍された、日本酒の最高権威だ。

136p・・・日本酒の道が、啓けるかもしれない(士郎)。

   10年前に、僕(萬)への伝言を残して、亡くなられたが・・、今こそ!

穂積SAYS・・・“一見清酒風アルコール飲料でしかない!アル添酒・三倍醸造酒・桶買い・意味のない級別制度など・・・”

“そして、1000リットルに3キロの活性炭素・・そして、新たな問題・・”


『 白糠糖化液 』


あんまり腹が立つので、中断して、後編に譲ります。



そうして、断って来た『美味しんぼ』に、こうして、麦酒が完成した今、再びめぐり合わねばならない、と言うわけである。


僕は、吟醸酒・大吟醸酒の、削った米粉は、どうするのかな、せんべいにするのかな?と、訝っていた。だけど、日本酒自体に興味がなかったし、こういうことは、業界の公然の秘密なんですよね。

でも、すべてが、『つまびらか』にされる朝(とき)が来るのですよ。





・・・怒りは、後編につづく・・・






※?金本位制から、兌換紙幣を発行し、不換紙幣に転換し、ついに、コマーシャルペーパーの発行を許し、そして、リーマン破綻への道筋である。


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