『萬画尽生』コミュの『美味しんぼ・３２巻』

１９９１年・平成３年・１１月１日初版

３６歳・手作りビールの３点セットに出会って、考え込む。三井君は２００５年に亡くなった。

あっちゃん３歳、精二８歳、健太郎１０歳。あの頃はまだ、江坂の浜家に行っていた。手作りビールを知らなかった。

『おでん』なんか、食えるかい！って、ゆりちゃんに、言ってしまった。１９８０年だった。

料理人としての、鋭敏で繊細な神経。道具。

おでんの新しいネタを、考えると、興奮しちゃってね。

せっかくの新ソバに、ネギとわさびの薬味、をつける鈍感さは、許せぬ。

既成概念から一歩も出ない怠慢。それは、自分で味わっているのではなく、他人の味覚に従っているだけだ。

辛味大根。鷹が峰の嶌本さん。・・・痛風よけ。

柳田国男の里、岩手県遠野、暮っぽカブ。

ほうれん草も、セロリも、品種が違っている。

汲み出し豆腐・笊・ザル豆腐←→究極の豆腐は、取り合わせ。

仲直りって、難しい。

海原雄山、汗顔の至りだ。

太陽光を、当てない、ニラ。モヤシ。

ｐ１７６・・・硬い・ずっしりした豆腐。

究極の豆腐・その料理法を着そうと言うのなら、事務局は、同じ豆腐を用意すべきであった。

　　　　　　　　ビールでも！・・・ビールの事務局は、俺だ。

　　『　規定演技　』　←→　『　自由演技　』　＝　宇宙と言ってもいい。

ｐ１９２・・・江戸時代の『豆腐百珍』以来、豆腐に重石を載せて・・・。

料理のための豆腐とは、ある一定の豆腐ではなく、料理法に合わせて、硬さと成分を・・・という、『思想』のことなんです。

・・・２０２ｐ・・・私は、少なくとも勝ったとは、言えんな。こんな日が来るとは・・・。

そして、先日の夢は、水屋。