Andy Gardner氏らは、宇宙の進化は動物の場合とは多くの点で非常に異なっていることを指摘していて、数ある可能な宇宙の「多宇宙」においては「時間にわたった変化」という概念がそもそも実在しないなどとしながらも、今回モデル化された「進化する宇宙」は、各世代が無性の細胞の「芽」から進化してきたバクテリアの進化モデルなどと、かなり似たものであるとしている。
研究はオンライン上のComplexityに発表されていて、PDFで入手可能。論文のタイトルは『宇宙論的自然選択と宇宙の目的(Cosmological Natural Selection and the Purpose of the Universe)』。