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高木 竜馬:RYOMA TAKAGIコミュの“RYOMA” の月次レポート(2009年 7〜10月度)

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  リーズ グレートホール   イギリス貴族の館で練習  大英博物館 ロゼッタストーン


                スカラシップレポート             
                            高木 竜馬
            
                   2009年 7月度
                              
 7月は、月初に期末考査があり、その後は長い夏休みに入ります。ここ2年間は、夏休みには京都で指揮セミナーに参加していましたが、今年はピアノに絞って勉強する事にしました。朝7時から夜11時まで、正味で14時間取れます。イタリアのマスタークラスやドイツの音楽祭にも誘って頂きましたが、一日の練習時間が3~4時間程度だとのお話だったり全期間の参加が出来ませんでしたので、悩んで悩んだ末、敢えて14時間の方を採りました。

 当初、曲をさらい過ぎて新鮮さが薄れてしまうという危惧がありましたが、全くの杞憂に過ぎませんでした。弾けば弾く程、作曲家が込めた工夫 ― 作曲家の意図 ― がどんどん見つかるのです。伝記などからも、自分にとっての新事実が見つかります。
 例えば、ベートーヴェンのヘ短調ソナタには増六度の和音があり、ラフマニノフの変ロ短調ソナタには無調的な楽節があります。これらは、それぞれの時代で今までは使われていない和声か、あるいは充分に確立されていない実験的な和声であり、作曲家に来るべき次の時代への扉を大きく開ける意図があったものだと思います。
 また、それらの意図を演奏に反映するためにはそれに見合うピアニズムも見つけ出さなければなりません。更にステージ上で確実に上手に実行するためには、頭での理解の先にある身体の奥に染み込ませる手続き ― 繰り返し繰り返しトレーニングし、そして寝かせて熟成する時間 ― が必要です。そうこうしているうちに、また別な箇所で作曲家の意図が次々に見つかります。
 
 名盤と言われるアラウのベートーヴェン、ソフロニツキーのシューマン、ホロヴィッツのラフマニノフ、フランソワのラヴェル、ギレリスのチャイコフスキーなどで確認すると、やはり巨匠は偉大です。それら作曲家の意図を、きちっとしかもさりげなく演奏に反映させているではありませんか !! また巨匠は、それに加えそれらの後に必ず何もしないでサラリと流す楽節を作っていて、表現過多になる事を防ごうとしているのも新しい発見でした。

 当然の事ながら、自分の少ない音楽の知識ゆえに発見できないものもまだまだたくさんあると思いますし、反映させるピアニズムにしてももっと優れたものがあるに違いありません。また自分の思い込みによる誤解もあるかも知れません。その意味では、海外のマスタークラスや音楽祭ではそれらを気付かせてくれるたくさんの有意義な出来事に毎日出逢えますので、もっともっと時間があって両方出来たら一番良かったと思います。

 今回の弾き込みで、音楽の奥の深さ、宇宙のような巨大さにあらためて感動しました。自分がいつの日かそれら作曲家の意図を、ステージでたくさん表現出来るようになるかも知れないと思うとワクワクしてきます。音楽の勉強が出来て本当に幸せだと思っているうちに、今日も深夜になってしまいました。明日はいったい、どんな偉大さに出逢えるのでしょうか。


                  2009年 8月度

 8月下旬から9月中旬まで、イギリスのリーズ国際ピアノコンクールに参加しました。結果は2次予選敗退でしたが、たくさんの貴重な経験を積む事が出来ましたので報告します。

 ヒースロー空港からタクシーで40分。ロンドン市外の北にあるキングスクロス駅から小型の新幹線で約2時間北上したイギリス中部にリーズはあります。リーズ大学を休講にしてコンクールは行われますが、参加者にはデボンシャーホールという教室や講堂に付帯した宿泊施設が与えられ、食事は三食とも参加者全員が同じものを頂きます。朝食はホテルと同じですが、昼食と夕食は食べきれないほどのボリュームがあり内容も豪華なものでした。アフタヌーンティーのケーキは食べ放題です。ただ、いつも何か不思議な香草がソースに加えられており、何故か素材の素直な味を隠そうしています。ああ、日本の料理は何て美味しいんだろうと、つくづく思いました。

 練習は一日6時間から8時間。会場は個人宅が中心で、貴族の館、リーズ大学教授の自宅、ピアノの先生の家等様々です。やはりリーズ大学を中心としたボランティアのご老人の方々が車で送迎してくれます。お願いすればお弁当も作ってくれます。

 少し車を走らせ市街を出ると国立公園のように美しい風景が広がります。ただ、天候は一日の中に四季があるかのように目まぐるしく変化します。朝、小春日和の中練習会場に向かっても、夕方の帰りには「嵐が丘」の中の風景のように、長く寒い冬の到来を思わせるような暗く重い雲が低く行き過ぎて行きます。どのお宅もインテリアに趣向を凝らしホテルのようで、ガーデニングはそれぞれに独自の小宇宙を創り出しています。

 コンクール会場のリーズ大学グレートホールは、名前とは対蹠的に、繊細でかなり長い残響が残る600席ほどの中ホールで、fff を抑制し、ペダルもかなり減らす必要があり、参加者にとってはごまかしの利かない厳しいホールでした。一方ピアノは、2,000人の大ホールでも遠鳴りするような強靭な2年目の若さなのに素晴らしいスタインウエイで、調律も頻繁に行われ音のエッジが立ちかつ音の伸びがよい名人技です。油断すると、過大な大音響がホールに響き渡ってしまいます。このホールレゾーナンスとピアノのアンマッチを克服出来なかったのがたくさんある敗因の一つだと思います。ドミトリー・バシキーロフ先生から「あなたのバーバヤガーは老婆ではなく、象のようだったね。」と言われてしまいました。

 セミファイナル終了後、ファンになったと言って下さったボランティアのお医者さんが古都ヨーク一日観光に連れて行って下さいました。古代ローマ軍が築城した石垣から観たミンスター寺院の遠望は一生忘れないほど感動しました。夕食は、有名な「フィッシュ&チップス」でした。鱈のフライにポテトフライが添えられています。そのお医者さんもこんなに美味しい「フィッシュ&チップス」は珍しいとおっしゃっていましたが、本当に美味しかったです。

 その後、ロンドンに移動し、コンクール中にご縁を頂いたロンドンロイヤルカレッジのノルマ・フィッシャー教授のレッスンを受けるため、電車でちょうど東京と千葉市位の距離のフィンチェリーまで行きました。練習は、ロンドンのスタインウエイホールとヤマハホールでさせて頂きました。事情を話すと喜んで自由に使って下さい、とのお話でしたので有難かったです。

 その後は、大英博物館、ナショナルギャラリー、バッキンガム宮殿などを見学しました。ロンドンでの一番の想い出はサッカーでした。チェルシーの本拠地スタンフォードブリッジでのチャンピオンズリーグです。自分が10年前からファンのチェルシーがポルトと戦います。早めにスタジアムに行き、ウォーミングアップを間近で観ました。憧れの選手たちが目の前で話をしています!! まるで夢を見ているようです!! 超一流のプレーは、早いのに柔らかい。また選手一人一人が、スタンドで俯瞰している観客が感じた通りに合理的にゲームを展開していきます。そして、「エッ、そこにパスを出すのか」と思った次の瞬間、得点に絡むチャンスが生まれるのです。帰国してから、久し振りに部活の対外練習試合に出してもらいましたが、何と高校初得点を挙げる事が出来ました。憧れのチェルシーのゲームを観戦出来たからでしょうか。実際に自分の目で見る事の力を実感しました。


                  2009年 9月度

 イギリスから帰国してすぐに、ウィーン国立音大のミヒャエル・クリスト教授のレッスンを受けました。先生から最初に「ドイツには、ロシアの技術を大幅に取り入れた楽派があります。私はドイツ・ロシア楽派です」とのお話が出て驚きましたが、言われた通りピアニズムはロシア的です。特に手首、肘、肩、胸の使い方に合理性があるのは勿論ですが、それらの各身体運動がとても論理的です。打弦楽器である事に起因するところの、ピアノという楽器がもつ最大の課題であるレガート奏法に対して、極めて明確な結論を得る事が出来ると思いました。一方、アナリーゼはドイツ的であり、堅固な構築美が漂い、やはり歴史の深さを感じます。ロシアメソッドも、元を辿ればモーツァルト ― フンメル、ベートーヴェン ― ツェルニーのウィーン楽派です。
 加えて、記譜上でソステヌートペダルが有用な箇所では、積極的に使用するための特殊奏法等々、現代ピアノの優れた機能を高度に引き出す革新的な奏法も教えて頂きました。

 ロンドンでレッスンして頂いたロイヤルカレッジのノルマ・フィッシャー教授はハンガリー楽派だとのお話で、主に指の能力を最大限に高めたピアニズムを提唱されていました。身体を固定して指だけで弾くと、ピアノそのものの純粋な音が鳴るのです。以前、ある方から「あなたのピアノは、ピアノの音がしない」と言われた事を思い出しました。

 両先生の違いは明らかで、クリスト先生は、発音の時点から音それ自体に立体性を与える考え方です。一方フィッシャー先生は、音を点として捉え、言わば点描に精緻な連続性を持たせる事で美しいフレーズラインを描いていき、音の雰囲気や演奏者のテンペラメントで面を作り、そして哲学などの精神性で音楽に立体性をもたせる考え方です。

 音色法の側面から観れば、クリスト先生は、ピアノ音楽にオーケストラ音楽やオペラまで拡張された世界を感じ取る考え方で、フィッシャー先生は、純粋にピアノという楽器を愛し、そのピアノの音を使っての音楽表現に徹する考え方です。

 それらの違いがピアニズム上の具体的な身体動作の相違となって現れていましたが、しかし注目すべきは、どちらもこの上もなく美しい事でした。ピアニズムは正反対であっても、そこにはそれぞれ絶対美があり、レッスンでの分断された演奏であっても、心を揺さぶられるような感動をしました。

 提唱されたばかりの新しい奏法には、確かに優劣があると思います。しかし、それぞれの歴史の中で時代の英知が磨き上げ、歴史の淘汰の中生き残り伝承された伝統の重みを持つ奏法に、もとより優劣などあろう筈がありません。今は、この両極端のピアニズムを、同時に心と身体に抱きながら音楽的に矛盾させない奏法を作り上げたいなどという、大き過ぎる野望が自分の中に芽生え初めています。

 10月には一年間の集大成である江副育英会コンサートがあります。今年はベートーヴェンの熱情に始まりラフマニノフの変ロ短調ソナタで終わる一年でしたが、本年度は特にロシア楽派以外からも多くの自分にとって新しい事実を学びました。まだまだ心と身体の中で混沌として渦巻いている状態ですが、20分間の中にこの一年間を凝縮出来るよう、本番のギリギリまで、ピアノや楽譜、そしてそれらの奥の方に確かに存在する生きている作曲家と、対話し続けていきたいと思います。


                  2009年10月度

 今年も、紀尾井という名門のホールで演奏させて頂き有難うございました。また更新試験も、合格にして頂き感謝申し上げます。新年度も、決意を新たにして一生懸命音楽の勉強を続けていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

 江副育英会コンサートは、何と言っても自分にとって一年を通して最大のイベントです。紀尾井ホールは、演奏する者に芸術とは何かを厳しく問い掛けてくる閻魔大王のようなホールです。表面的な付け焼き刃の表現など、客席には微塵も届かせてはくれはしません。その代わり、心の深い所で密かに行われる筈の精神の活動は、あられもない姿でくっきりと投影されてしまう事が、今回はっきり分かりました。今回は、演奏中にお客様が誰もいらっしゃらず、まるで一人だけで演奏しているような不思議な感覚に初めて捕われました。実は、自分は下手になっているのではないか、だからお客様からの熱い反応が感じられないのではないか、という恐怖にも似た気持ちを抱きながら演奏しました。コンサート終了後に、いつも聴きにいらっしゃて下さる方から、「ラフマニノフの孤独感がひしひしと伝わって来た」と言われました。しかも自分がその孤独感を感じていた同じ箇所で、その方も強く感じたと指摘されました。自分の孤独感がラフマニノフのそれとして、お客様に伝わってしまっていたのです。その時、「オペラ座の怪人」ではありませんが、紀尾井に棲む魔物の視線を感じたような気がして、思わず周囲を見回してしまいました。

 そんなミステリアスな出来事とは対照的に、楽屋を一緒にして頂いた奨学生の先輩方のお話をたくさん聞けましたので、幸せな時間を過ごす事が出来ました。特に外国のお話が出ると、自分の心臓がドクドクと強くときめくのが分かる程興味津々です。海外から帰ってくると、やっぱり日本はいい国だ、といつもいつも思うのに本当に不思議です。

 コンサートの翌日と翌々日はレッスンでしたので、恒例の「ピアノを弾かない一日」はありませんでした。それから、10月下旬の高校の中間考査に向けていつもの徹夜徹夜。何とかテストでチンプンカンプンの状態は回避出来ました。その後は、11月のコンクールに向けてまた音楽三昧の生活でした。途中で妹がインフルエンザに罹り、自分も予防としてタミフルの何度か飲みましたが、やはり音楽三昧は一番自分に合っていて、とても有意義な毎日でした。

 次のコンクールは、リーズの時のレパートリを半分ほど入れ替えてありましたので、また新鮮な気持ちでコンクールに臨めるのではないかと思います。はじけようとする心と抑制しなければいけないという心の間で、どれだけ自分自身の歌と作曲家の心をを表現出来るのか、それが次回のコンクールの課題です。コンクールにはコンクールの別な魔物が潜んでいるようにも思います。今度はどんな魔物と遭遇するのか、少々怖いながらも愉しみにしたいと思います。

コメント(21)

「貴族の館」でピアノの練習・・・・

う〜ん、やっぱり竜馬君レベルになると、
練習場所からして常人とは違うんですね〜。
 ○ てつ さん

 リーズのコンクール事務局が、出場者全員に毎日割り当ててくれて、
ボラティアの方々が車で送って下さった時の写真です。ごくごく普通の
お宅でアップライトピアノという時もありましたので、環境は色々でした。

 でも、それらの練習会場を提供して下さった方々の温かさは、
いつもいつも本当に心に染み渡るものでした。
リーズというと、小川典子さんがコンクールを受けた時に
現地のボランティアの皆さんにとても親切にしていただいたと
どこかの記事に書いていました。
ピアノに対する情熱も大変すばらしいと。

そんな空気を実際に感じ取れたのはとても幸せでしたね。
竜馬くんの新しいファンもたくさん増えたことでしょう♪
 ○ 支配人 さん

 ボランティアの方々は、リーズ大学を退官された元教授の方々や
その奥様とお医者様が多かったのですが、ご高齢なのに皆様車の運転が
お上手でした。
 中には昔レースに出場されたというお婆様もいらっしゃって、
レース仕様の黄色いスポーツカーで、山道では車を横滑りさせながら
私たちを練習会場に連れて行って下さいました(脂汗)。

 ただ、皆様かなりのご高齢で、アングロサクソンの総本山イギリスに
於けるクラシック音楽界の現状を垣間見たようで、ちょっと淋しさを
感じたのも、また事実でした。 
 ○ てつ さん

 その「貴族の館」離れの写真です。
 ここに、ピアノは置いてありました。
次のコンクールはもうすぐ開幕。
実力は充分ですし、結果云々もたいせつですが、このコンクールも何処に何が潜むか分からない魑魅魍魎の世界でもありましょう。なにしろ前回はあのコロベイニコフが第一次予選で「消された」コンクールです。事実上の有力スポンサーである某企業の意向も絡みましょう。そんな日本的オトナの矮小な世界も、寧ろ眺めて楽しむくらいの気持ちで臨んでみてください。

コンクール結果よりも、竜馬さん自身の課題とどう対峙し、どこまで克服したか、そして次に繋がる成果を持ち帰ってきてくだされば、私は高く評価したいと思います。高いハードルに真正面から跳び越える。その竜馬さんの姿を想像しています。もちろん上位入賞を確信してはいますが、それはそれです。
初めてmixiのほうにコメントでお邪魔いたします。
昨年末、私どもで主催いたしました、ちはら台コミュニティセンターでのコンサートでは、竜馬さん、お父様、お母様におかれまして、大変お世話になりました!
慣れない運営で大変不行き届きなことが多く、本当にご迷惑の掛け通しだったことを深く反省するとともに、素晴らしいピアノで感動を与えてくださったことは私たちの心に深く刻まれ、今後、竜馬さんが羽ばたいていく輝かしい未来が楽しみでなりません。
…と申し上げれば、思い出していただけるでしょうか??
竜馬さんをお呼びすることを企画した者です。
ここでは、ラズベリーでお願いします〜。

このたび、竜馬さんの書かれた月次レポートを読ませていただきました。
大変真摯にピアノに取り組まれて、たえず勉強を怠らない様子がひしひしと伝わってまいります。
これから次々と大きな舞台に立ち向かわれて、そして、更に更に上のほうを目指していって、すばらしい結果がついてくることを、確信しています。
今後とも、微力ながらずっと応援していく所存ですので、どうぞよろしくお願いいたします。

まずは、目前に迫るコンクールでのご健闘をお祈りしています。
それでは、また。



 ○ カンタータ さん
 アドバイスを頂戴し、誠に有難うございます。 

 確かに、コンクールは様々な顔をもっているかも知れません。

 でも一番の難しさは、音楽の「嫌になるくらいの奥の深さ」
だと思います。
 審査の先生方の動きを後ろから見ていますと、お気に召さない部分では
楽譜を確認なさいます。いい部分では頷かれたり、天を見上げられたり
なさいます。そういう動作だけではなく、賛同と否定の「気」のようなものが
背中にはっきり現れます。
 ところが、先生方によって、それらが実にバランバラなのです。
講評も実にバランバラなのです。あちらの先生は「もっと速く」、
こちらの先生は「もっと遅く」とおっしゃいます(爆笑)。
 
 でも、音楽の本当の魅力は、楽派やお国柄の垣根を取払い、
更にはジュリとコンペティターの立場の違いまで雲散霧消させてくれる
とも思っております。
 
 まだまだ、その本当の音楽の力がついていないから、
純粋に勉強の場として、コンクールに出場するという気持ちです。 
 ○ ラズベリー さん

 その節は、たいへんお世話になりました。
 
 その後、皆様御機嫌ようお過ごしでしょうか。また、宝物のピアノの
調子は如何ですか。
 早いもので、もうすぐ一年になるのですね。

 息子ですが、音楽の魅力にすっかり取り憑かれているようで(笑)、
毎日ピアノにへばり付いております。この度はコンクールとのご縁を
頂き、頑張りたいと申しております。ずっと応援して下さるとのお話を
息子に伝えたいと思います。有難うございます(拝)。

 また貴会でコンサートのお話がございましたら、どうぞ宜しく
お願い申し上げます。 
竜馬君へ

浜松のコンクールに出場するんですって!!おめでとうございます。

コンクールに出るからには、1回1回の演奏を、これが最後だと思ってベストを尽くして下さいね。

浜松のコンクールは演奏の様子も配信されるので、竜馬君のピアノをたくさんの方に聴いて貰える貴重な機会です。とても嬉しく思います。

そして、竜馬君の演奏を通して、たくさんの方に音楽の素晴らしさを伝えて下さい。それがピアニストとしての役割です。


優しい言葉をかけてあげられなくて、ごめんなさい。
頑張って下さいね!
一生懸命応援しています!(笑顔わーい(嬉しい顔)
 ○ りょうくん さん

 出発前に、気合いを入れて頂いて、有難うございます(笑)。
本日、コンクールにチェックインいたします。
 
 エントリーした曲目は、次の通りです。
  一次
   バッハ:平均律一巻20番 a-moll
   ベートーヴェン:ソナタ3番 一楽章
   ショパン:英雄ポロネーズ
  二次
   西村一朗:白昼夢
   ラヴェル:夜のガスパール
   ラフマニノフ:音の絵 es-moll Op.39-5
   ショパン:エチュード cis-moll Op.10-4
  三次
   プロコフィエフ:プレリュード C-dur Op.12-7
   シューマン:アラベスク Op.18
   ショパン:スケルッツォ 3番
   ストラヴィンスキー:ペトルーシュカ
   ラフマニノフ=江口玲 :パガニーニ狂詩曲 18変奏
   ラフマニノフ:ソナタ 2番(ホロヴィッツ版)
  本選
   チャイコフスキー:コンチェルト 第1番

 本人も、一生懸命頑張ると申しております。
どうぞ、応援を宜しくお願い申し上げます(拝)。 
 浜松国際コンクール期間中、たくさんの応援を頂き
誠に有難うございました。

 結果は一次敗退でございました。本人も、また一から出直すつもりで
音楽の勉強を続けて参りたいと申しております。

 今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。
お疲れさまです。
まぁ、あれがコンクール。しかも「浜松」です。私見では出場すること自体が間違いでしょう。審査員に師事する人はいないし、ヤマハ音楽教室などスポンサーとも関わりがないのですから、無謀でした。

私は第一次予選はすべての出場者の演奏をネット配信で視聴しました。竜馬さんのバッハは、これまで聴いた竜馬バッハ中、随一の素晴らしさでした。ベートーヴェンもなかなかのもの。しかし最後に弾いたショパンは制限時間をかなりオーヴァーした挙句「演奏中止命令」をくらってしまいました。

何かの手違いでオーヴァーしてしまったのか、事情は分かりませんが、あの時点で落選を確信しました。それ以上に竜馬さんの直前に弾いたポーランド人のショパンが、あまりにも聴かせ上手というか、世慣れた、手馴れた、自然なルバートに満ちたショパンだったことも不運でした。私はあのポーランド人の演奏をさほど高く買いませんが、世間的には「受ける」ショパン演奏だったと思います。しかしピアニストにとってショパンで落選は致命的です。小川典子も世間受けするショパン演奏は弾きません。今回の竜馬さんの最大の敗因は時間超過ですが、、、。

若い竜馬さんには、コンクール入賞用に器用に弾く手管など、決して身につけて欲しくないし、無縁であって欲しいと私は思っています。もし仮に今回の三次まで進んでいたら、審査員もある程度無視することができなかったかも知れませんが、そこまで行く前に消されることは分かっています。

今後もコンクールに出場するのでしょうから、コンクールはあくまで「本番用の練習を増やす機会であり」「度胸試しであり」「話題づくりを欲する世間を知る」ための機会として活用して欲しいものでs。

以上、勝手なことを申しましたが、竜馬さんが大器であることに疑念の余地はありません。それを信じて、徹底した精進に励んでください。音楽家の人生は紆余曲折、しかも長い。ちっぽけなコンクール優勝で尽きてしまうような、これまでたくさん見てきた若き日本人ピアニスたちの惨めな道は、竜馬さんには無縁です。
お疲れ様でした!

カンタータさんが殆ど言い尽くしてしまっていますが
竜馬くんにはコンクール受け「だけ」を狙う小さいピアニストには
なって欲しくなないです。

コンクールを頂点として劣化したりマスコミに利用されたりする
演奏家とは一線を画して欲しい。そう願っています。

コンクールでは、多くの有名な先生や将来を期待された逸材との
出会いがあるでしょう。
たくさんの刺激を受けて、それをまた次の演奏への糧へと繋げる。
竜馬くんの演奏に今回の経験もきっと生きていくでしょう。

これからも竜馬くんのさらなる成長とご活躍を楽しみにしています。
 ○ カンタータさん

 お励ましを頂き、有難うございました。

 浜松国際の運営は素晴らしく、まま理解できないような事が発生する
海外のコンクールに比べ、コンペティターの方々は満足してコンクールに
集中していたようですよ。日本が世界に誇るべき立派なコンクールだと思います。
ただ今回で、中村紘子先生がご勇退とのお話で、次回からは少し心配ですが・・・。

 落ちると審査委員の先生から講評が聞けるのですが、評価は真っ二つだった
ようです。私は、ちょっと理屈っぽい演奏だったかなと思いました(笑)。
今丁度、調性ごとに性格を与える演奏の勉強に凝っておりますので
そうなったのかも知れませんし、普段から相当理屈っぽくなって参りましたので
それがそのまま演奏に出たのかも知れません。

 リーズと浜松で続けて予選で落っこちましたので、当分コンサートのお話は
ないと思いますので(爆笑)、たくさんレッスンを受けて、じっくり自分の
やりたい音楽の方向性を見定めて貰いたいと思っております。  
 ○ 支配人さん

 今回も、素晴らしい教授とのご縁が出来たと喜んでおりました。
早速メールを送って、「来年の7月のマスタークラスには行きたい」と
申しております。

 語学にも興味が出たようで、どこで聞き込んだのか「ドイツ語で
ゲーテやシラーを読まないと、ベートーヴェンを理解出来ない」などと
言って、語学塾のパンフレットを貰って参りました。
どれどれと覗きますと、年間授業料 300万円!!!!!!!!!!!! 

 もう絶対、支配人さんにお仕置きして貰わねば(怒ムギ)。
> デミカさん

私のピアノの先生とも『高木さんが?まさか…』と二人で信じられない…と話しました。

コンクールは、本当にわからない世界ですね。
私も、未熟ながら一般向けのコンクールに出場して勉強はしておりますが、本当に難しい世界だし、よくわからない世界と感じています。

私は、高木竜馬さんの演奏は、人の心に訴える素晴らしい演奏…と一目で高木さんの演奏に恋をしてしまいました。
また、演奏会を聞きに行きます!高木さんの演奏に恋をし、高木さんの演奏からいっぱい勉強したいです!頑張って下さい!心から応援しています!
 ○ 姫さん

 温かい(熱い)お言葉をお掛け頂き、本当に有難うございます。
竜馬も読ませて頂き、力づけられましたようで、顔を赤くしながら
早速ピアノに向かっておりました(拝)。
 これからも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

 今週の土曜日に、千葉市立朝日ヶ丘中学校の体育館で、PTA関係の
無料コンサートがあります。展覧会の絵、ペトルーシュカ、
英雄ポロネーズなどを、一時間ほどですが弾かせて頂きます。
もしお近くで、お時間がございましたら、チケット等は必要ありませんので、
どうぞお気軽にお越し下さいませ。

   地区CON 2009 高木竜馬リサイタル 
   11月28日(土)午後2時開演 全席自由 入場無料
   お問合わせ:朝日ヶ丘中学校 043-273-6651
         〒262-0019 千葉市花見川区朝日ヶ丘2−4−1

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