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日本国債市場分析コミュの日銀が追加緩和策実施

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遅ればせながら…ちょっとサッカー中毒者モード全開だったのでアップ遅れましたがまん顔


12月19日の金融政策決定会合で日銀は利下げを含む追加緩和策を実施しました。具体的な内容は以下の通り。

?金利水準に関する政策変更
 ・無担保コール翌日物金利の誘導目標を0.3%→0.1%へ引き下げ。
  (賛成7・反対1。反対票は野田委員)
 ・ロンバート金利(基準貸付利率)を0.5%→0.3%へ引き下げ。
  (全員一致)
 ・日銀当座預金への適用金利を0.1%で据え置き。
  (賛成7・反対1。反対票は水野委員)

?長期国債買い切りオペ(輪番)に関する政策変更(全員一致)
 ・輪番を月1.2兆円→月1.4兆円へ(12月から実施)。
 ・買入対象に、15年変動利付国債・10年物価連動国債・30年利付国債を追加。
 ・残存期間別の買入方式を「残存1年以下・1年超〜10年・10年超」に区分。

?企業金融の円滑化に関する政策変更(全員一致)
 ・企業金融支援特別オペの基本要領などを決定、同オペのオファーを1月8日より開始。
 ・CP買い切りオペを導入(時限措置)。企業金融関連のその他金融商品について対応検討を指示。
 ・CP現先オペの対象先に、政策投資銀行(政府方針でCP買い入れ業務を開始予定)を追加する。

コメント(6)

声明文
「海外経済の減速により輸出が減少していることに加え、企業収益や家計の雇用・所得環境が悪化する中で、内需も弱まっている。金融環境をみると、全体として厳しい方向に急速に変化している。これらを背景に、わが国の景気は悪化しており、当面厳しさを増す可能性が高い」
「今後とも中央銀行としてなし得る最大限の貢献を行っていく方針である。また民間金融機関に対しては、低金利環境や様々な金融調節面での諸措置を最大限活用し、適切な対応をとられることを強く期待している」


白川日銀総裁
「わが国の景気は悪化しており、当面厳しさを増す可能性が高い」
「物価安定の下での持続的な成長経路に復していくとの見通しに関する不確実性は高まっている」
「かつての量的緩和の下で実現したゼロ金利というのは、徹底して量を出し、その結果、金利が徹底的にゼロに近づくことを追求したが、そうした意味での量的緩和、ゼロ金利政策は採用されていないと理解している」
「金利引き下げを0.1%まで行うと、さすがに一部で市場機能が低下する現象が起こるかもしれない」
「中央銀行としては異例中の異例の政策」
?FRBがその前に大幅緩和を実施した、?円高止まらず、95年来となるドル円87円台まで下げ幅拡大、といった要因が大きかったんでしょう。

「中央銀行としては異例中の異例の政策だ」と白川総裁が言っているようにCPの買い取りというのは、日銀にとって「禁じ手」の位置づけなのかもしれない。ただし、この禁じ手に関しては更に強化が求められており、今後対象が社債やABSに広がっていくのでしょう。

また、日銀が形成する翌日物金利の変動範囲が「0.1〜0.5%」→「0.1〜0.3%」へと狭まり、翌日物金利の誘導水準と超過準備付利金利が同じ0.1%になったことから、市場機能が発揮されるのは物理的に翌日物金利の上昇方向のみという歪な結果となりました。白川総裁の定例会見にはそのへんが滲み出ているような印象を受けます。


今後の金融政策に関しては、FRB同様金利引き下げではなく、通常のオペ資産ではない非伝統的資産の購入によるバランスシート拡大を進めることになります。具体的には長期国債や非金融部門の金融資産です。


というわけで日銀の政策動向に関してはもうそこまで考える必要はないと思います。今度は財務省の円売り介入の動向ですね。直近の介入は04年3月で、5年弱ほど介入は実施されていません。篠原財務官は18日に「必要に応じて適切な措置をとる。為替水準についてはコメントしない」と発言しており、今後もう一段円高が進んだ場合には介入も辞さないといったトーンに変わってきています。まあもっとも当コミュはあくまでJGBコミュなんでそのへんは他のコミュに譲りますが…。
ところで短期金利水準から考えたときに
為替における円の特異性はもはやまったく
無くなったといえるのではないでしょうか?

というところで、ボラが高いほうがいいという投機筋の
関心はポンドとユーロに完全に移っており、そんな中で
介入の必要性が本当に今あるのかどうかですが、

 僕はまったく無いとおもえます。

本当に強いて言えばポンド円、ドル円での円売り
の可能性もありますが、ここでポンドや米ドルを溜め込んで
いったい何になるのかしら?ということが率直な思いですよ。

それこそ金利もつかない状態ならば、いかに介入基金とはいえ
完全に価格変動リスクを丸々かぶっちゃう。

ではユーロはどうかといえば、乱高下ではあるものの
対ドルでは既にかなり高い・・・

ということでユーロはあえて買い支える必要も無く
いったい何で円を売るのかといえば何も無いというのが
正直なところに思えます。
まつよしさん

でもこのまま放置しておくと、各国金利引き下げ競争の中、どんどん円高が進行して、日本の輸出企業ボロボロになっちゃいませんか?

ドル円はじわじわでしょうが、ポン円とユーロ円はがつんと下げておかしくないような気がします。
まだゼロまでもう少しありますからね。

ユーロとポンドは・・・
まつよしさん

FRBと日銀に関しては金利引き下げというフェーズは既に終わりましたからね。

BOEに関しては最ハト派のブランチフラワー委員(まあこいつは来年5月で任期切れだし好きなこと言える立場だと思いますが)やギーブ副総裁がゼロ金利政策の可能性にも言及しているくらいですからね冷や汗まだ200bpありますし、ガンガン下げるでしょう考えてる顔主要産業の金融業がボロボロだし、不動産価格はこれからもどんどん下がるから、英国経済下支えのためやむなしでしょう。。

ECBに関しては直近利下げに踏み切った後、トリシェ総裁はじめ一部高官から「来年1月はスキップ」というニュアンスの発言が聞かれましたが、一旦ポーズしたとしてもまた引き下げざるを得ないでしょうね。国別で見ると大変なところは本当に大変ですから、ユーロ圏って。もっともドイツもやばくなってきましたが。

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