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On Boxingコミュの3.16 カバジェロ VS カスティージョ

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<2007.3.16>

アメリカ合衆国 フロリダ州 
Seminole Hard Rock Arena, Hollywood

 WBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ

○  セレスティーノ・カバジェロ (王者:パナマ)  
     25勝2敗0分(17KO)


     9回  DQ 
   (セコンドが試合を止める為にリングに入った)

×  リカルド・カスティージョ (挑戦者:メキシコ)
     WBA世界Sバンタム級15位
     27勝3敗0分け(17KO)

レフェリー: Telis Assimenios

カバジェロ戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=015122
カスティージョ戦績:http://www.boxrec.com/boxer_display.php?boxer_id=049558



カバジェロは暫定時代も含めると3度目のタイトル防衛。




ラファエル・マルケスと並び、
現在のスーパーバンタム級で最強とも目される
長身ハードヒッター、セレスティーノ・カバジェロ。
一年半前に、前々王者のモンシュプールの休養を受けて
設定された暫定王座戦で勝ち、暫定王座を防衛もして
いたが、10月にソムサックを倒してタイトルを統一
してからは初の防衛戦になる。

相手はあのホセ・ルイス・カスティージョの兄弟、
リカルド・カスティージョ。
ランクも下位で、始めからかませの臭いが濃厚。

カバジェロがどこで倒すかだけに
注目が集まっていたと言って良い試合だった。



総評としては、ソムサック戦の素晴らしい出来から
比べると、やや手こずったかな、という印象。

兄の劣化コピーと言った感じのインファイターである
リカルド・カスティージョは、直前の挑戦者決定戦でも
負けており、本来は挑戦も危ぶまれるぐらいだった訳で、
もう少し早い段階でスパッと倒して欲しかったところだ。


姿勢を低くして入ってくるカスティージョを
突き放しきれず、近距離でのガチャガチャした
打ち合いに持ち込まれ、泥臭い乱打戦になってしまっていた。


そんな風に挑まれた接近戦でも、
長い手足をうまく畳んで打つ、遠心力の効いた
パンチで、試合を通してほぼ優位に立っていたのは流石だが、
相手が打つ、細かい軽打の多さを持てあまし気味にしていた
場面も目立った。


この選手のスタイルからいけば、もっともっと動いて
ジャブを突き、長短のアッパー、ストレートをビシビシ
決め、近寄らせないで叩きつぶすのが理想的なパターン。
容易く中に入られているようでは、本当はダメなはず。


今回はパンチも荒っぽく、フォームもバラバラ気味に
振り回すオープンブローが多く、回転は速かったし、
迫力もあったが、それで誤魔化せない相手では、
これだとインサイドからのカウンターの的だ。




それでも、カバジェロが今のSバンタム最強候補である
事には変わりないが、マルケスとやった場合、長いパンチの
隙間から、あの細い顎に一発喰って派手に倒されるシーンが
妙に頭に思い浮かんでしまう(もちろん逆に、マルケスが
連打でTKOされるところも想像できるが)。


直ぐには実現しそうもないが、
楽しみな組み合わせだ。



もう一つ、WBAスーパーバンタムと言うと、
今、ランキング5位にはあの西岡利明がいるわけだが・・、
いや、正直厳しいな〜。
打ちにきたカバジェロに、もの凄くタイミング良く
あの左ストレートが顎をぶち抜くとかしない限り、
まず勝ち目がないように思う。

実現するなら、頑張って欲しいが・・・。




1R

カバジェロは長いリーチを生かして
外側からジャブを打って突き放そうとするが、
カスティージョの荒っぽい前進に巻き込まれ、接近戦に。
両者、かなり大振り。
積極性でややカスティージョか。

カスティージョ10−9


2R

カスティージョがどんどん中に入ってきて、
前半はもみ合いが増える展開。
突き放しづらいカバジェロは、
長い手をうまく畳んで鋭い左右アッパーで
迎撃していくいく。
何発か、姿勢を低くして踏み込んでくる
カスティージョの顎、ボディにクリーンヒット。
ただし、打つときのバランスが悪い気がする。
カスティージョは被弾もおかまいなしに打ちにいくが、
このまま貰っていくと後半効いてくるだろう。

カバジェロ10−9

3R

カバジェロがやや足を使いはじめ、
リードを打ちながら離れようとする。
カスティージョは右を振り回しながら接近し、
執拗に組み付いてそこからラビットパンチや
ローブロー気味のパンチをいれていく。
カバジェロはややそれを持てあまし気味か。
終盤、レフェリーがクリンチ際のローブローで
カスティージョに1点減点。
ゴング間際、お互いに大振りの右を一発づつ被弾。

カバジェロ10−8

4R

前半はもみ合いでの攻防が続くが、業をにやしたか、
カバジェロ、後半一気に打ち合いに出る。
右オーバーハンドから左ボディの返しや
左ボディから右への逆パターン、
姿勢を低くしての左右ボディアッパー等々で攻勢。
打つときのバランスは悪いが、接近戦でもリーチを生かした
パンチが打てている。
カスティージョも応戦するが、やや押され気味。

カバジェロ10−9



5R

徐々にカバジェロのプレッシャーが強くなり、
カスティージョが下がらされる展開に。
揉み合いになってもすぐに突き放す。
体ごと勢いを付け、横から叩きつけるような右ボディ、
左アッパーが有効なプレッシャーに。
ゴング間際、カバジェロの右ストレートがもろに
カスティージョの顔面にヒット。

カバジェロ10−9


6R

引き続きカバジェロが攻勢。
インサイドに入ってくるカスティージョに対し、
アッパーやボディのカウンターが次々にヒットし始める。
打ち方は雑だが、先手先手で打っていく所が有効。
避け方もあぶなっかしいが、
意外とよく見ていて、あまりもらわない。

カバジェロ10−9

7R

カバジェロがアリステップもどきを切り、
サウスポーにチェンジするなど、余裕を見せる。
動きを読み切ったか、すべての局面で優位に立った。
カスティージョは打つ手ナシになってきていて、
ゴング間際、数発のクリーンヒットをもらって
グラつく場面も。

カバジェロ10−9

8R

終始接近戦での打ち合いが続くが、
やはりアドバンテージを握っているのはカバジェロ。
カスティージョの連打をうまく殺して、
アッパー、右オーハーハンド、ボディを隙間から
ぶち込んでいく。
やはり、もう相手の動きを読んでいる模様。

カバジェロ10−9


9R

ややカバジェロ疲れたか?と思わせた展開だが、
ラウンド半ば、カバジェロのショートの右ストレートがカスティージョのテンプルにまともに命中。
よろめいて後ろを向き、後退するカスティージョ。
追うカバジェロと揉み合いになり、
カバジェロが勢い余って転倒。
仕切直し後もカスティージョは回復せず、
セコンドがリングインしようとし、試合放棄。
(セコンドは兄のホセ・ルイス・カスティージョ)。





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