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壮大な物語コミュの第三十九部【無人島!】

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目を覚ますと私は見知らぬ砂浜にいた。身体が気怠い。頭もズキズキと痛い。何故私はこんなところにいるのだろうか?

辺りを見渡すとボロボロになった船だったものが目に映った。

そうか、私は遭難したのか。この時、なんとなくここは無人島なんだと思った。理由は分からないが。そして、後にわかることだがそれは正しかった。

一先ず、自分以外の人がいないか探してみることにした。

コメント(11)

私は島の内部へと向かって行った。

が、行けども行けども木•木•木。

つまり森である!

島の広さも把握しておきたかったのだが、まいったなこりゃ。広すぎる。

そして私は砂浜への戻り方が分からなくなった。


ちなみに今この島の近くを漁船が通ったのであった。
不幸中の幸いか。私は果実のなる木を見つけ、空腹と喉の渇きを癒した。

さて、これからどうしたものか?早めにこの島の全容を掴みたいところだが辺りは暗くなり始めているし、これ以上の探索は危険か。

そう考えた私は、持てるだけの果実を持ち、どこか体を休める場所を探すことにした。

歩くこと十数分、私は小さな洞穴を見つけることができた。今日はここで休むことにしよう。
よほど疲れたのであろう。私は地面が硬くて寝られやしないと思ったのも束の間、眠りについた。

ジャイアンと回転寿司でプリンばかり食べる夢を見た。

どうせなら妊娠五カ月目になるマイワイフの夢を見たかったのだが、私は夢を見るのが下手なのである。

さて、外の様子はと言うと朝の筈なのだが生い繁る樹々が光を遮っている。

なにはともあれ、おはよう!!
朝食の果実を食べると睡眠の効果もあってか体に力が戻ってきた。昨日はすぐに陽が暮れてしまったせいもあり、ろくに探索できなかったので今日は頑張ろう。

叶うことなら人に会いたい。話し相手が欲しい。いつまでも一人では気が滅入ってしまう。人と話すことがあまり好きではない彼だが、この時ばかりは強くそう願った。そして、そんな自分が可笑しくてつい吹き出してしまったのだった。


「キモッ!おじさん何一人で笑ってんの?」


ん…?
「きゃーっ!」

驚いた!私はおじさんという事も忘れ汚れの無い少女のように驚いた。

いや待てよ。確か物語の冒頭で此処は無人島という事になっている…

だが私の目の前には汚れの無い少女!


巡る思考に陥りおじさんは硬直した。
思考の海を彷徨い続けたおっさん。導き出した答えは沈黙だった。このまま何も喋らなければこの少女は何かを話すだろう。そこからヒントを得て、もう一度考える。簡単なことだ。

「突然笑ったり悲鳴あげたり、今度は黙ったり…おじさん頭大丈夫?まあそんなことはいいや。おじさんも参加者?」


罵倒されているようだが、気にすることはない。そんなことよりも、参加者とはなんだ?おそらく無人島であるこの島で何かが行われるというのか?
私が答えるより先に少女は言った。

「んまっせいぜい見つからないようにね!じゃあ私は行くから。バイバイおじさん」

そう言うと足早に去っていってしまった。「参加者」「見つからないように」…一体どういうことだ?参加者ということはこの島にあの少女の他にも誰かいるということか?そして、何かに追われているのか?

私の思考回路はショート寸前だ。とりあえず、考えるのは後だ。木陰でうんちをしよう。
うんちはブリブリと元気な音を立て大地へと還ってゆく。


『モウイイカイ…?』

なんだ?今か細い声が聞こえた。先ほどの少女の声ではない…


彼は更にうんちを続ける。


『モウイイカ〜イ?…』


なんだこれは??この声は何処からではなく、私の頭の中から聞こえる!

うんちはまだ半分も出ていないが、これはマズイと慌てて体制を立て直した。
尚も頭の中に響いてくる「モウイイカイ?」の声。


「まっまだだ!」

そう、まだうんちは出切っていない。なにもイクナイのである。声の主の質問の意図とは違う意味での返答だったが、それ以降声は止んだ。


「なんだったんだ…?」


残りのうんちをしながら考えるが、答えなど出るはずもなく、とうとううんちは全て出切ってしまったのだった。

快便をした後のすっきりした頭でまた考える。


この島は何かおかしい。少女の言葉、頭の中に直接語りかける声、そして便秘の私からいとも容易くうんちを捻り出す健康果実の存在。分からぬことだらけだ。

そして、私の直感がこう告げている。

ここにいては危険だ、と。
それから1ヶ月経った。

いろんなことがあった。仲間との出会い、別れ。楽しいこと、悲しいこと、時には身も凍るような恐ろしいこともたくさん起きた。だが私はそれを乗り越えた。この島の謎も解けた。まあ教えないが。

私は今、船の上にいる。見事島から脱出したのだ。この携帯電話のおかげでね。実はこれ、私の懐にずっと眠っていたのだ。存在に気付いた時はずっこけたね。だって電波がびんびんにあるんだもの。

携帯電話って素晴らしい!技術の進歩に感謝だね!



完!

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