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志布志を歩くコミュの志布志線の面影

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日南線の終着駅、志布志駅。
今でこそホーム1面だけの寂しい駅になってしまったが、かつては大隅線・志布志線・日南線の3線が集まるターミナル駅だった。

今の駅舎は大隅線・志布志線廃止後の1990年に建てられたもので、新建材で造られている。エントランスの三角屋根と二つのドーマーが特徴の洋風建築なのだが、南九州の雰囲気にはどうにも馴染まず、浮いた感じが否めない。

志布志には良質の杉があるのだから木造の駅にすれば町の雰囲気にも合うし、おまけに地域振興にもつながるはずなのだが、コスト面がらみかどうかは知らないが、まことに惜しい気がする。

旧志布志駅には子供の頃に何度か乗り降りしたことがある。駅構内は広々としていて、働く人も多く、売店などもあった。当時はまだ貨物や小手荷物なども扱っていた頃で、機関区・車掌区・保線区なども置かれていたというから堂々たる規模の駅だったことになる。

現在の志布志駅から西へ100mほど行くと、「志布志鉄道記念公園」がある。ここは旧志布志機関区の跡地で、園内にはC58112号が保存されている。

このC58号は昭和14年2月16日に製造された。
稲沢・多治見・大分機関区を経て、昭和47年に志布志機関区へ配置となり、昭和50年1月20日にその役目を終えるまで、211万キロ余りを走り続けた。鹿児島鉄道管理局管内の蒸気機関車による定期列車運転としては最後の列車だったという。
このSLにはかつて乗車したこともあるが、やはり畑の向こう側を汽笛を響かせ、黒煙を濛々と上げながら力強く走る姿が懐かしい。

志布志線の跡は、今は一部分だけ道路になっている。
陸上競技場前から中安楽方面へ、10パーミルほどのなだらかな坂が2kmほど続いている。軌道の敷地とほぼ同じ幅員の道を車でゆっくり走ると、C58が駆け抜けた、ありし日の志布志線の面影を、ほんのわずかに感じることが出来るのだ。

コメント(2)

志布志駅は鹿屋の祖父母の家に行くときに大隅線ですが、よく乗っていました…うれしい顔


今は線路跡のほとんどが道路か野原ですね…


旧バス停留所やアピア、鉄道公園の辺りは全て駅の施設だったんですよね…懐かしくもあり、寂しくもあります。
やはり廃線の跡には郷愁を感じますね・・。

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