かつて日本人が多く住んでいたエリアには
今も多くの日本式建物が残っています。
身近なところでは、日本でもヒットした
映画『ラブストーリー』。
舞台の木浦(モッポ)の町並みにあれ?と思った方いらしたかと思います。
侯孝賢の映画にも、日本式家屋がたびたび登場します。
韓国では、植民地時代に建てられた建築物は“敵産建物”と呼ばれ、忌々しい植民地時代の生き残りとして嫌われていますが、最近では知識人たちが遺産として残そうといろいろな活動をしています。
→DOCOMOMO KOREA (韓国語・英語)
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歴史について何も知らない、“ノスタルジックな気分”
で外国に残っている日本的な建築を見るというのは、
非難されても仕方がない行為かもしれません。
けれども、19世紀後半から終戦までに建てられたそれらの近代建築物は、いろいろなことを教えてくれます。
一つの建物から、その国にズブズブはまっていくことだってありです。
銀行建築、政府関係建築、学校、一般住宅、エトセトラ。
韓国・台湾で見つけた“それらしき建物”について
写真を上げたり、お話しましょう。
管理人は、まだソウルオンリーなのですよーー
また、日式建築、統治時代に建てられた近代建築だけにこだわらず、優れた建築家(国籍こだわらず)や住文化について、神社仏閣・・なんでもOKです。
台湾や中国国内の租界についても
おっていきたいなあと思っています。
(広げすぎかなあ??)
自己紹介トピを立ててみました!
皆様、お気軽にどうぞ!
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追加
さて、日式住宅という言葉に関してちょっと一言。
『異文化の葛藤と同化―韓国における「日式住宅」―』
都市住居研究会編1996
という本があります。
韓国の植民地下における韓国の住文化について
かなり詳しく書かれていて、そして写真も豊富に掲載されています。
この本の中で、
「「日式住宅」とは韓半島において日本の支配下にあった1910年から45年の間に日本人によって建てられた日本式の住宅を指す」
としています。
何をもって「植民地時代の近代建築なのか」という
答えはみんなで探していこうではありませんか?!
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ソウル、モダン建物探訪1−3
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ソウルの建物探検、パート4(2007.8)
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ソウルの建物探検、パート5(2010.11)
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写真はがきで見る近代建築
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(ファン・ヨジン氏の個人コレクションを公開、漢陽大学の富井教授と1930年代
の鐘路や明洞のマップ完全復元など、当時の建築を研究しているようです。)
台湾特捜百貨店(“台湾―日本統治時代の歴史遺産を歩く”の著者片倉さんのサイト)
台湾の日本統治時代の遺構
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参考図書
韓国の『昭和を歩く』鄭 銀淑 著
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・幻想と絶望〜漫文漫画で読み解く日本統治時代の京城 申 明直
・幻の三中井百貨店―朝鮮を席巻した近江商人・百貨店王の興亡 林 広茂
・植民地朝鮮の日本人 高崎 宗司
・사진엽서로 떠나는 근대기행 부산근대역사관
(写真はがきによる近代紀行 釜山近代歴史館)
・청춘남녀 100년전 세상을 탐하다 최예선, 정구원
(青春男女、100年前の世界を旅する チェ・イェソン・チョン・グウォン)
フランスで建築を勉強した夫婦が、1年間韓国各地の近代建物を探訪したもの。
旦那さんが写を、奥さんが文章で生き生きと伝えます。)
・오래된 풍경
(古びた風景、チェ・イェソンの近代文化遺産紀行
‘青春男女、100年前の世界を旅する’の著者チェ・イェソンさんが京郷新聞のブログで書かれているブログ。)
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・台湾―日本統治時代の歴史遺産を歩く 片倉佳史 著
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コミュの名称変更をしました。(2011.10.2)