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エネルギー情報庫コミュのブラジル

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ブラジル連邦共和国(ブラジルれんぽうきょうわこく)、通称ブラジル(伯剌西爾)は、南アメリカの連邦共和制国家である。首都はブラジリア。南米大陸で最大の面積を誇り、国土面積は日本の約22.5倍で、アメリカ合衆国よりは約110万k?(コロンビア程度)小さいが、ロシアを除いたヨーロッパ全土より大きい。

南アメリカ大陸最大の国家であると同時にラテンアメリカ最大の領土、人口を擁する国家であり、世界全体でも第5位の面積を誇る。南北アメリカ大陸で唯一のポルトガル語圏の国であり、同時に世界最大のポルトガル語使用人口を擁する国でもある。

大統領制を敷いている。大統領および副大統領の任期は4年で、一度限りにおいて再選が認められている。大統領は国会により弾劾されることが可能である。議会は上院・下院の二院制。現在の大統領は、左派・労働党のルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルヴァである。

コメント(45)

★ブラジル★

石油関係3社大連合 イピランガ・グループを買収 <ペトロブラス、ブラスケン、ウルトラパール>買収総額は40億ドル
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=14&DO_N_ID=15975
【ウルトラはポスト拡充・ペトロブラスは石化部門を強化】

 イピランガ・グループがペトロブラス、ブラスケン、ウルトラパール・パルティシパソンエスの連合に40億ドルで売却されたことが一九日、正式に発表された。ペトロブラスとブラスケンがそれぞれ現金で13億ドルと11億ドル支払い、ウルトラパールは16億ドル相当の株式を提供、同株はイピランガの株主によって種々の取引で交換される。イピランガ・グループはBR配給会社に次ぐブラジル第2の配給会社。ウルトラパールが同グループの南、南東伯地域での燃料配給を行うことになり、ペトロブラスが北、東北、中西地域を受け持つ。また、ブラスケンとペトロブラスは共同でイピランガ化学、イピランガ南石油化学(コペスル)の資産をそれぞれブラスケンが60%、ペトロブラスが40%引継ぐことになった。
 ペトロブラスのガブリエル社長によれば、この投資で同社の石油精製品生産の全伯的な統合が図られ、石油化学、石油製品の配給面が強化されると協調すると同時に、今回の買収劇は同社の2か年計画には含まれていなかったことを明らかにした。
 5段階に分けた第一段階で、ウルトラはイピランガ・グループの所有家族5家族に20億レアルを支払う。第2段階でウルトラはイピランガ・グループの少数株主が所有する株式を公開買付する。第3段階でブラスケンとペトロブラスはコペスル社の資本閉鎖を依頼する。第4段階でウルトラもイピランガ石油会社CBPI、イピランガ石油製品販売会社DPPI、イピランガ石油精製会社RPIの少数株主手持の優先株を買付け、ウルトラ社の優先株と交換する。最終段階で調整を図りブラスケンとペトロブラスに資産を引渡すがこれら全ては競合保護機関の審査を受ける。全段階を今年最終四半期内に終了する。
 イピラング・グループのマークはウルトラ管理下のポストで5年間保たれ、ウルトラはこれで国内配給市場の15%を獲得することになり、ペトロブラスは約5%拡大しシェア38%となる。
 ブラスケンはまた今回の操作で世界の主要石油化学会社に仲間入りする目標に近づき、7億レアルを南大河州に新規投資し、同州の石油化学極(トリウンフォ・石油化学極)を強化、イピランガ・グループが計画していた投資は継続、広報活動も引継ぐとグルビシッキ社長。
 なお、今回の大型買収で、競合のウニパール、スザノ石油化学は市場の均衡を計るため ペトロブラスと早急に南東伯石油化学極の問題を話し合う必要があるとした。
★ブラジル★

進む代替燃料開発 松岡農水相が意見交換に来伯
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=10&DO_N_ID=16603

 日本でも注目をあびているバイオエタノール。その活用に関する意見交換のため、二日、松岡利勝農林水産大臣(熊本県出身 六十一歳)が来伯。三日、グラン・メリア・モファレッジホテルで記者会見が行われた。

 今回の来伯は、バイオエタノール活用についてフレックス自動車生産工場への視察。日系団体幹部、熊本県人会関係者などの懇談も行われた。

 エタノールの関心が徐々に日本でも高まっている中、実際ブラジルで視察を行い、どう思ったかという記者の質問に対し、松岡農水相は「日本でもエタノール車の利用を進めなければと思った。地球温暖化を防ぐためにも、早急に必要だなと感じた。また、政策的な試みについて決意を新たにした」と述べた。つづけて「アメリカのダイムラークライスラーなど海外には優秀な企業があるにも関わらず、ホンダが先見的な取り組みを行ったことに対し、敬意を表したい」と、ブラジルで進出する日本企業の取り組みを絶賛した。

 松岡農水相はエタノール車と普通ガソリン車の試乗を行ったことを引き合いに出し、「エタノール車、ガソリン車両方に乗ってみたが何も違いがないと感じた。だからこそ余計に利用を進めなければ」とエタノール車普及について強調した。また、日系団体幹部との懇談内容への質問に対し、「来年は日本移民百周年という記念すべき年。様々なバックアップ、特に農業関係の強化をお願いされた」と述べるにとどまった。
★ペトロブラス★

ペトロブラスに63億円の支払い命じる−事故による環境汚染で裁判所
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=azY5IjhWpA7o

5月31日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は31日、2001年3月に起きた爆発事故と石油掘削施設の水没が原因となった環境汚染をめぐる裁判で、同国連邦地裁から1億レアル(約 63億円)の賠償金支払いを命じられた。

ブラジル検察当局のウェブサイトでの発表資料によると、同連邦地裁は、リオデジャネイロ付近のカンポス海盆での「P-36」石油プラットホームの水没は環境汚染を引き起こしていないとするペトロブラスの主張を退けた。これに対し、ペトロブラスは控訴したことを電子メールで明らかにした。

検察当局によると、同施設の水没で、原油150立方メートル(23バレル)とディーゼル燃料120万リットル(191バレル)が流出し、58平方キロメートルが汚染した。また同地裁は、ペトロブラスが流出した石油を消散させるために過剰な分量の化学物質を使用したと指摘した。

原題:Petrobras Ordered to Pay $52 Million for Rig Sinking (Update2) (抜粋) {NXTW NSN JIX9OQ1A74E9<GO>}
★ブラジル・円借款★

ブラジル向けに4年ぶり円借款、171億円を下水道整備に
http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20070610AT3S0900D09062007.html

 【サンパウロ=岩城聡】国際協力銀行(JBIC)は、ブラジルでの下水道施設の整備事業に対しブラジル連邦貯蓄銀行を通じ約171億円を供与する。4年ぶりの円借款再開で、バイオ燃料などの資源・環境分野で存在感が増すブラジルとの一層の関係強化を目指す。

 貧困層を多く抱える同国北東部や中西部で下水道を拡張、最終処理施設を建設する。対象事業は連邦貯蓄銀が審査し、総事業費約3億ドル(約360億円)のうち半分をJBICが同行を通じ貸し付ける。今後も他州で同様の事業への円借款の可能性を探る。
★ペトロブラス★

石油やガスの国外生産、1.8倍に・ブラジル国営会社
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M1100F%2011092007&g=G1&d=20070911
2007年09月13日 00:32

 【サンパウロ=檀上誠】ブラジル国営石油会社のペトロブラスは10日、2012年までにブラジル国外での石油・天然ガスの生産量を06年比で 1.8倍に引き上げる計画を発表した。精製や探査、輸送など各分野に08年からの5年間で総額約150億ドル(約1兆7000億円)を投資する。同社は深海での掘削技術などに強みを持っており、原油高で得た豊富な資金を元手に欧米石油メジャーに対抗する。

 海外投資額のうち105億ドルを探査や生産設備の建設に充てる。対象地域は中南米や西アフリカ、メキシコ湾など。海外生産量は、06年の日量 24万3000バレル(原油換算)から12年に日量43万6000バレルに引き上げる。15年にはさらに69万8000バレルまで増やす。06年に12%程度だった海外生産比率は17%に高まる。
★ペトロブラス★

ブラジル国営石油ペトロブラス、日米で製油所取得を検討
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/2007-09-11T145407Z_01_NOOTR_RTRMDNC_0_JAPAN-278251-1.html
2007年09月14日 21:08

 ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは米国で新たに製油所の買収を検討しているほか日本でも製油所取得に向けて交渉を続けている。写真は同社がボリビアに所有する製油施設で5月に撮影(2007年 ロイター/Carlos Hugo Vaca) [拡大]

 【リオデジャネイロ 10日 ロイター】 ブラジルの国営石油会社ペトロブラス<PETR4.SA><PBR.N> は、米国で新たに製油所の買収を検討しているほか、日本でも製油所取得に向けて交渉を続けている。ペトロブラスの国際部門のディレクターが10日、記者団に述べた。

 同幹部によると、2008─12年の海外投資計画は150億ドルだが、32%程度を米国に投じる。一部はテキサス州パサデナ製油所の能力倍増にあてるが、「ほかのビジネスの買収も検討している」という。

 日本については、エクソンモービル<XOM.N>の現地グループ企業が運営する沖縄南西製油所の取得に向け交渉している。同幹部によると交渉は続いているというが、それ以上の詳細は明らかにしなかった。
★ペトロブラス★

エタノール支配狙うペトロ
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=18470

《傘下企業の民営化遅らせるエレトロブラス》

 日刊有力紙「エスタード」がさきごろ、ルーラ大統領との単独インタビューを行い、それを二六日に大きく報じた。大統領がその中で、「たとえ国民から求められても大統領三選に応じる意思はない」と語った。これに対してカルドーゾ元大統領が同日、「国民ではなく労働者党(PT)が求めるのである」とコメントした。これに同元大統領によるルーラ大統領批判がつづくが、それは割愛し、二七日付け同紙のPT政府のエネルギー部門に関する政策論評を伝える。

《少数株主配当未払いが八〇億レアル》

 同紙は、国営ペトロブラスによるエタノール業界支配と国内電力の約六〇%をおさえるエレトロブラス電力の少数株主軽視を取り上げている。

 前者については、一九九七年八月、ペトロブラスの石油事業独占体制打破を定める法案の成立に強く反対したPTは、連邦に独占権を移した石油規制法を手直しする意向の素案をこのほどまとめた。

 それは原油審議会(ANP)の権限を拡大し、エタノールの生産監督、販売、貯蔵及び輸送を含める内容である。

 同素案はメキシコ及び中米訪問のおりルーラ大統領に手渡されている。

 企業界では、同法案が承認されれば、外国人投資家たちが逃げ出すと危惧する。外国人の同部門に対する投資はいままでに一七〇億ドルに達している。

 同素案の起草者は連邦憲法第一七一条をベースとする。そこには原油、天然ガス及び炭化水素類の探査、生産、輸送、輸出入等を規制するが、バイオ燃料には触れていない。その原油、天然ガス等に対する法制度をそのままエタノールに延長しようとする。

 原油、天然ガスとちがってエタノール市場には三〇〇社以上の生産業者がおり、連邦の独占コントロール下におくのではなく自由競争が続けられるべきである。 

 連邦コントロール下におかれると、業者は煩雑な官庁手続きに悩まされることになる(関連の石油法は九七年八月六日付け九四七八号)。

 一方、エレトロブラス電力公社は、傘下にフルナス、Chesf、エレトロノルテ、エレトロスール、エレトロヌクレアルをおく。

 他に民営化目的に州営から連邦政府に移された電力関係企業があるが、PT政府に民営化する気配はない。

 それらはCeau(アラゴアス州)、Ceam(アマゾナス州)、Cepisa(ピアウイ州)、Ceron(ロンドニア州)、Eletroacre(アクレ州)、ボアヴィスタ電力、マナウス電力等である。

 いずれも財政問題を抱え、エレトロブラス社にすがり、その資金援助でしのいでいるが、その総額は八六億レアルに達していると見られる。

 エレトロブラスから少数株主たちへ一九八〇年代から未払いになっている配当金が、今年上期末までに八〇億レアルに達する。

 同公社株はサンパウロのみでなく、マドリッド、ニューヨーク市場でも取引されている。連邦政府は五二・四五%の株を掌握している。

2007年8月28日付け
★ペトロブラス・南西石油★

ブラジル国営石油、1000億円投資し日本に拠点・南西石油買収合意
http://www.nikkei.co.jp/news/sangyo/20071102AT1D0109N01112007.html
2007年11月02日 07:33

 ブラジル国営石油会社ペトロブラスは米エクソンモービル系の石油精製会社、南西石油(沖縄県西原町)を買収することで基本合意した。買収後に約 1000 億円を投じて最新設備を新設。ブラジル産原油を日本でガソリンなどに精製し、中国など成長するアジア市場に輸出する。原油価格が高騰するなか、資金力と原油供給力に強みを持つ産油国主導の国内石油業界再編が加速する。

 南西石油はエクソンモービル子会社の東燃ゼネラル石油が87.5%、住友商事が12.5%出資している。ペトロブラスは東燃ゼネラルの全保有株を買い取る。産油国が日本で製油所を直接運営するのは初めて。月内にも正式調印する。

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ブラジル石油公社:東燃ゼネ子会社に出資交渉−対アジア拠点
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003017&sid=aXMUd5lHOilw&refer=jp_news_index

南西石油買収で交渉/ブラジル国営石油
http://www.okinawatimes.co.jp/day/200609151700_01.html

南西石油と北関東の再編ー1
http://diary.jp.aol.com/jtaf3xjxdp/208.html
★トゥピのガス・油田★

これはでかい。注目されていたブラジル深海で80億バレルの埋蔵量。

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ブラジルのペトロブラス:トゥピのガス・油田埋蔵量は80億バレルも
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aQgYz09ZMWqE&refer=jp_us

11月8日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は8日、同国トゥピにある自社のガス田・油田に、合計で最大 80億バレル規模の原油と天然ガスが埋蔵されている可能性があることを明らかにした。確認されれば、同国の埋蔵量は62%増加することになる。ペトロブラス株は、過去9年余りで最大の上昇となった。

発表を受け、同ガス・油田事業でペトロブラスと提携している英BGグループとポルトガルのガルプ・エネルジアの株価も上昇。ペトロブラスのウェブサイトでの発表によれば、トゥピの埋蔵量の概算値は、試掘井で埋蔵量予想が確認されたことを受けて算出した。英石油大手BPの概算によれば、トゥピの合計埋蔵量は、ノルウェーの原油確認埋蔵量85億バレルにほぼ匹敵する。

ペトロブラスのジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最高経営責任者(CEO)はこの日、リオデジャネイロで記者団に対し、ブラジルの原油・天然ガスの確認埋蔵量は合計144億バレルだと語った。トゥピの原油は軽質油で、ブラジルでの生産の中心となっている重質油よりも価値が高く、精製に掛かる費用も抑えられる。

サンパウロに拠点を置く証券会社、コインバロレスのアナリスト、カルロス・レナート・ヌネス氏は「トゥピは、ブラジルとペトロブラスにあらゆる変化をもたらす」と指摘し、「トゥピは規模が巨大なだけでなく、軽質油という観点からコスト面での効果も非常に大きい」と述べた。同氏はペトロブラス株の投資判断を「買い」としており、保有はしていない。

原題:Petrobras' Tupi Oil Field May Hold 8 Billion Barrels (Update6) (抜粋) {NXTW NSN JR7L660D9L36 <GO>}

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ブラジル沖に大規模油田と 埋蔵量世界8位に
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200711090010.html
2007.11.09

リオデジャネイロ(AP) ブラジルの国営石油会社ペトロブラスは8日、同国南東沖の海底に、大規模な深海油田が見つかったと発表した。同社によれば、最大80億バレルの軽油が採掘可能とみられ、これを合わせるとブラジルの石油・天然ガス埋蔵量は世界17位から8位まで上昇する可能性がある。

ペトロブラスによると、新たに発見されたのは、リオデジャネイロの南方286キロに位置するトゥピと呼ばれる油田。深さ2140メートルの海底からさらに、5000メートルの塩や岩の層を掘った先に横たわっている。

ブラジルの石油・ガス埋蔵量は現在、144億バレル。同国が生産、輸出しているのは大半が重油で、精製に必要な軽油は輸入に頼っている状態だ。大量の軽油が自国で産出できれば、「ベネズエラやアラブ諸国と並ぶ石油輸出国」(ロウセフ官房長官)の地位に就くことになる。

この報道を受けてペトロブラスの株価は急騰し、ニューヨーク株式市場では24・03ドル高の116・77ドルを記録した。
★ペトロブラス★

ブラジルのペトロブラス:7−9月期は22%減益−ドル安とコスト増で
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003006&sid=a0aksxhgiiqQ&refer=jp_energy

  11月9日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)が9日発表した2007年7−9月(第3四半期)決算は、前年同期比22%の減益だった。為替相場の変動に加え、設備や年金コストの増加が響いた。

  連結純利益は55億3000万レアル(1株当たり1.26レアル)と、前年同期の70億8000万レアル(同1.61レアル)から減少した。純売上高は445億レアルに増加した。

  アウミール・バルバッサ最高財務責任者(CFO)は同社でのインタビューで、「わが社のコストは増加しているが、減益の主な理由はドル安と年金基金への支払いだ」と述べ、「ドル相場が下落すれば、当社の海外のドル資産の価値は低下する」と指摘した。

  ペトロブラスは2015年の生産量を41億5000万バレルに引き上げる計画の一環として、08年から12年に総額1124億ドル(約12兆4400億円)を投じる計画。

原題:Petrobras Third Quarter Net Income Falls on Dollar (Update3) (抜粋) {NXTW NSN JR9H460UQVIA <GO>}

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東燃ゼネ:南西石油をブラジル・ペトロブラスに譲渡−売却額55億円
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003006&sid=aDsoRT7b6hyw&refer=jp_energy
2007年11月11日 08:46

  11月10日(ブルームバーグ):東燃ゼネラル石油は10日、南西石油(沖縄県西原町)の保有全株式をブラジル国営石油会社ペトロブラスに譲渡すると発表した。株式引き渡しは来年3月で、譲渡額は55億円の見通し。株式売却に伴い、子会社の株式売却損失引当金として、今期(07年12月期)に連結で29億円の特別損失を計上する。

  東燃ゼネラルは南西石油の株式87.5%を所有。残りの12.5%を住友商事が出資している。

  東燃ゼネラルの9日株価終値は前日比3円(0.3%)安の1147円。
★南西石油★

住商、ペトロブラス:1000億円規模の投資検討−製油所設備増強に
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=a38X0wtL.zTE&refer=jp_us
2007年11月12日 22:07

11月12日(ブルームバーグ):住友商事は12日、西原製油所(沖縄県西原町)を保有する南西石油(沖縄県西原町)について、ブラジル石油公社ペトロブラスと共同経営することで基本合意したと発表した。両社は、今後3年をめどに西原製油所に新規の精製設備を建設するため、1000億円程度の投資を行うことを検討している。住商石油事業部事業企画・開発チームサブリーダーの森永佳男氏が明らかにした。

  現在南西石油の出資比率は住友商事が12.5%、米石油メジャー・エクソンモービル子会社の東燃ゼネラルが87.5%。ペトロブラスと東燃ゼネラルは9日、東燃が保有する全株式を来年3月にペトロブラスに譲渡することで合意している。

  共同運営に際し、住友商事はアジア地域を中心とした原油や石油製品の取引のノウハウを提供。ぺトロブラスは、製油所運営の技術面のサポートやブラジル産原油を供給する。

  森永氏は、ペトロブラスの共同運営について「海外に積極的に投資する意欲を持つパートナーであり、そこにメリットを感じている」との見解を示した。両社は、設備投資を行うことで、中国や東南アジア向けにガソリンや軽油などの輸出を増やすことを計画している。

  現在の西原製油所の装置構成では、ペトロブラスがブラジルで生産する重質原油と呼ばれる油種の精製には適さない。重質原油からは、原油価格よりも安く取引される副産物の重油が多く出てくるためだ。一般的に精製業者は分解装置やコーカーと呼ばれる二次装置を作り、重油からガソリンや軽油、灯油などを生産する。こういった装置を持たない西原製油所に重質原油の精製に対応した装置を建設し、安価なブラジル産の原油を活用する方針だ。

  二次装置が増設されるまでの間は、豪州や東南アジアで産出される南方原油を精製する方針。同原油の調達については、これまでのアジア域内の原油調達の経験を生かし住友商事が手掛けることになりそうだという。

  住友商事の株価は前週末比54円(3.1%)安の1671円(午後1時11分現在)。

記事に関する記者への問い合わせ先:東京 岡田雄至  Yuji Okada yokada6@bloomberg.net
★ペトロブラス★

ブラジルのペトロブラス:エスピリトサント州沖合で新たな埋蔵発見
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=azftG2TH8Wv8&refer=jp_us

12月6日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は6日、同国南東部のエスピリトサント州沿岸沖で新たな軽油と天然ガスの埋蔵を発見したと発表した。

ペトロブラスが電子メールで配布した資料によれば、新たな埋蔵が確認されたのはカマルピン油田・ガス田の北部で、油井2本を掘削後に見つけたという。同社は同油田・ガス田開発の権益65%を持つ。残りの35%はパイプライン運営大手の米エルパソが保有している。

原題:Petrobras Finds More Oil, Gas Reserves in Espirito Santo Basin {NXTW NSN JSNH4F07SXKY<GO>}
★ブラジル←フランス★

フランス、ブラジルへ軍事技術を移転か
http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/080213-215421.html

 【サンパウロ13日綾村悟】フランスのサルコジ大統領とブラジルのルラ大統領は12日、南米にある仏領のギアナ、セントジョージスで会談し、両国が広範な軍事協力・技術移転を行うことで一致した。仏領ギアナは、現時点で同国が海外に持つ領土の中で一番大きい。

 主な内容はフランス製のスコーピオン型攻撃型潜水艦や最新鋭のラファール戦闘機、軍用ヘリコプターの売却と建造技術供与。ブラジルは、将来的にフランスから技術供与・移転を受けて、自国で潜水艦やラファール戦闘機を建造する予定だという。

 ただし、核技術の移転などは合意内容に盛り込まれておらず、サルコジ大統領も核技術の移転・供与に関しては否定している。

 スコーピオン型潜水艦の建造技術移転に関しては、ブラジル側は将来的に原子力潜水艦の建造・運用を目指していると伝えられており、フランス側が提案する技術供与案とブラジル側の要求は同じではない。

 また、ブラジルは世界でも数少ない空母保有国の一つだが、空母「サンパウロ」は退役前だったフランスのクレマンソー級航空母艦を購入したもの。フランスのラファール戦闘機は艦載機としての機能も有している。

2008/2/13 21:54
★ペトロブラス★

ブラジルのペトロブラス:10−12月期は3%減益−コスト増響く(2)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aodyo9zFEzAY&refer=jp_us

3月3日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)が3日発表した2007年10−12月(第4四半期)決算は、前年同期比約3%の減益だった。営業および金融コストが、売り上げの伸びを上回って増加したことが響いた。

連結純利益は50億5000万レアル(1株当たり1.15レアル)と、前年同期の52億レアル(同1.19レアル)から減少した。純売上高は前年同期比 11%増の454億レアル。

同社は、深海での油田開発を中心に5年間で1120億ドル(約11兆6000 億円)を投じる計画に着手するなか、コストの増加に直面している。営業コストは前年同期比11%、税金コストは25%、レアル高に伴う為替差損を含む金融コストは10倍余りにそれぞれ増加した。

バンコ・ブラスカンの石油アナリスト、フェリペ・クーニャ氏は決算発表前に、「ペトロブラスの長期的見通しには大いに信頼を寄せているが、同社は人件費や設備投資という面でコストを制御できていない」と指摘していた。

ドルがレアルに対し下落し、輸出収入や外国での利益が自国通貨換算後に目減りしたことも減益につながった。レアルは第4四半期に前年同期比で 17%上昇した。メリルリンチの石油・ガス担当アナリスト、フランク・マクガン氏(ブエノスアイレス在勤)は2月25日時点で、産油量2%減と産油コストの増加、税金面でのプラス効果の低減も、利益を抑えたと分析していた。

この日のサンパウロ市場で、ペトロブラス株のなかで最も取引の多い優先株は0.55レアル(0.7%)安の80.90レアルと続落した。決算は取引終了後に発表された。過去1年間では114%上昇している。
★ペトロブラスの重要機密データ窃盗★

国家機密盗難は落着か=容疑者四人を拘束=窃盗常習犯の警備員が盗む=杜撰な公団の守秘システム
http://www.nikkeyshimbun.com.br/080301-21brasil.html
ニッケイ新聞 2008年3月1日付け

リオ・デ・ジャネイロ連邦警察は二十八日、リオ港コンテナー・ターミナルの警備員四人をペトロブラスの重要機密データ窃盗の容疑で拘束と二十九日付けフォーリャ紙が報じた。容疑者の自宅に隠してあった機器部品は押収され、容疑者の供述で産業スパイ説は葬られた。政府当局は当初、ツッピー油田に関心があるグループの教唆と見ていた。連警の発表によれば、容疑者はハードディスクを持ち出し、ペンドライブを売却したが回収できる見込みという。

ペトロブラスのライバル企業か外国政府による産業スパイ説は、容疑者の供述で葬られたようだ。連警は、盗品を受け取り販売したグループの洗い出しを急いでいる。

拘束された容疑者らは、同ポリポートの保全を担当するブリック・ログの警備員であった。盗んだハード・ディスク一個は解体され、ペンドライブを盗品販売人に手渡していた。盗品販売人のルートをたぐれば、教唆の有無は分かるようだ。盗品は、容疑者四人の自宅へ隠されていた。容疑者らは当初、部品だけをひんぱんに盗み、ペトロブラスから疑いの目で見られなかった。

連警幹部は産業スパイ説を採ったが、捜査班は犯罪の手口からプロの犯行ではないと確信していたという。プロは証拠を残さない。鍵を外しっぱなしにしたり、コンテナーの中をかき回さない。容疑者は盗品のマスコミ報道を聞いて、事態を知り驚いたらしい。連警は犯行の日、勤務した警備員全員も共犯の容疑で調べる。連警は容疑者の親族や友人、知人も捜査範囲に入れ、たまりを調べる。

事件が概ね解決したことでジェンロ法相は、州レベルの問題であり、ペトロブラスの守秘システムの欠陥であると締めくくった。政府は、関係者を集め最終結論を出すらしい。

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産業スパイの仕業か
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=21380
《ペトロの極秘情報盗まる》

《サントスからマカエーに輸送中》

ペトロブラスの国家戦略関係データー保存情報機器類が何者かによって盗み出されていた。事件はさる一月、ハリバートン社がサントスからマカエーに海上・陸路輸送中に発生している。産業スパイの仕業ではないかと見られ、連邦警察が調査に乗り出した。

《情報機器類はハリバートン社所有》

極秘情報は米系ハリバートン社の所有するノートブック四台とハード・ディスクに保存されていた。同社はペトロブラスと契約、海底油田・ガス田埋蔵量の測定作業に従事している。

一月にサントスからマカエーに輸送中、何者かがコンテナの錠前を壊して同機器類を盗み去ったもので、盗難は二月はじめマカエー到着後、ハリバートン社の社員によって発見された。錠前は犯行後、別のものと取り替えられていた。

連邦警察が捜査にあたっており、プラナルト宮は、ブラジル情報庁(Abin)にそのフォローを命じた。

情報機器類を詰めたコンテナはサントス、リオ間は海上、リオ、マカエー間はトラックで運ばれている。

二〇〇〇年までチエイニー会長(元米副大統領)が経営にあたっていたハリバートン社は、昨年八月に海底油田埋蔵量テストにあたるためペトロブラスと業務契約をしている。二億七〇〇〇万?の商談であり、その性質上、トゥピ油田関係情報が盛り込まれていたと考えられる。

ライバル企業が使った産業スパイによる仕業で、他の海底油田・ガス田にデーターを利用するためと見られる。

外国の石油業界における産業スパイ事件は数多く、ブラジルが大手産油国の仲間入りする可能性もあるところから、同様の事件が今後ふえることが考えられる。外国市場では原油埋蔵に関する地質データー(非公式)を専門紙を通じて売り込もうとはかる広告が少なくない。こういった類のデーターの相場は一〇万から一〇〇万?。

ペトロブラスはデーターの内容については伏せており、盗まれたのはコピー、と発表している。

 警察が動き出したのは二月七日、来週から本格化する。

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墜落したPB関係ヘリで四人死亡
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=21656

Brazil’s secrets of big oil discoveries stolen
http://www.ft.com/cms/s/0/5d621ca6-de70-11dc-9de3-0000779fd2ac,dwp_uuid=81f97690-812f-11da-8b55-0000779e2340.html

盗難情報は「国家機密」 ブラジル大統領
http://sankei.jp.msn.com/world/america/080219/amr0802190948004-n1.htm
★ペトロブラス/帝国石油★

ペトロブラス:エクアドルの石油権益の帝国石油への売却は合法
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=aAQHuO6k9VJU&refer=jp_us
2008年04月01日 06:33

3月30日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は、同社のエクアドル資産の帝国石油への売却は合法であり、現地当局からの承認を得ていると指摘した。エクアドル検察当局の首脳は、この売却に異議を申し立てている。

ペトロブラスは30日、電子メールを通じた発表文で、当局からの承認を得ずに同資産の売却を進めたとの指摘を否定。エクアドルの検察およびエネルギー当局はともに、2006年に同資産の売却について承認していると説明した。

エクアドルの検察当局トップのハビエル・ガライコア氏は、ペトロブラスが政府当局の承認を得る前に、エクアドルの石油鉱区の5割未満の権益を帝国石油に譲渡したと主張。ガライコア氏は先に、同氏がこの問題を調査していることを明らかにしていた。

  帝国石油は国際石油開発と経営統合し、06年に国際石油開発帝石ホールディングスを設立している。
★セスピ(サンパウロ・エネルギー)の民営化★

ブラジル電力業界に不安感 セスピ民営化入札、三度目のお流れ
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=22029
サンパウロ新聞 - 2008年3月27日

 セスピ(サンパウロ・エネルギー)の民営化入札は二六日予定だったが、前日までに保証金R$一七・四億が積まれなかった。

 反対の訴訟が多く、労働者の反対運動があるなか、セーハ・サンパウロ州知事が、それをおしての実施だった。

 応札に名乗りを上げたのはパウリスタ電力(CPFL)、ネオエネルジア、エネルジアス・ド・ブラジル、アルコア、トラクテベルの五社。

 二〇一五年が期限のイーリア・ソウテイラ、ジュピアーの二水力発電所のコンセッション更新が見込めないと言うのが、今回の入札見送りの原因。

 セスピは六か所に水力発電所をもち、総出力七五四六MW、国内第三の電力会社。最低価格はR$六六億となっていた。

 応札各社は値下げを求めていたが、州政府側は応じなかった。

 民営化入札の失敗(三回目)は、セーハ州知事にとって打撃だが、それ以外にブラジル電力業界の将来に不安を投げかける。

 水力発電所のコンセッション契約は自動的更新にはなっていない。二〇一五年までに全国の合計二万MWのコンセッションが期限を迎える。それは配電三八社及び無数の送電会社をふくむ。

 連邦レベルのフルナス、サンフランシスコ電力(Chesf)、それに州レベルのコペウ(パラナー州)、セミギ(ミナス州)なども影響を受ける。

 コンセッション更新の得られない会社は収入が当然減るが、それだけではない。リスク格付けにおいてマイナス、資金調達面で困難に直面する。
★セスピ(サンパウロ・エネルギー)の民営化★

CESP聖州電力=民営化が三度目の不発=操業権更新が争点=電力問題は眠れる森の美女=エネルギーは生殺与奪の権
http://www.nikkeyshimbun.com.br/080327-21brasil.html
ニッケイ新聞 - 2008年3月28日

 CESP(聖州電力公社)民営化のための競売は二十六日、期待する五企業が入札のための保証敷金十七億五千万レアルを納めないため不発に終わったようだ。競売対象のイーリャ・ソルテイラとジュピアー発電所の操業権が二〇一五年満期であるが、その後の操業権更新が不透明なので入札をけん制したと企業は表明した。競売の最低価格が六十六億レアルと高いのは、無期限操業権のサインなのか曖昧だと弁明。セーラ聖州知事は、捨て値で処分しないためという。
 米金融危機のために資金調達難も背景にあると、セーラ聖州知事(PSDB=民主社会党)は見ている。最近政治的にも冴えない同知事は、ブラジル電力事情の将来をCESPの競売に賭けたらしい。同競売は、これで三度目の失敗になる。CESPには、傍系としてCPFLやネオエネ、ブラジル・エネ、アルコア、トラックテベルなど五社が控えている。
 入札企業の指値は、一株当り四十九レアル七五センターボで発電所の操業権更新は勘定に入れてない。操業権は更新されるのか明確でないことと連邦政府が電力問題を解決済みとしたことで、企業は解釈に迷ったようだ。それで結局、見送ったらしい。
 聖州知事は、操業権の期限という法的面が眼中になかったらしい。法的な問題を抱えたまま落札企業が操業開始するなら、民営化計画そのものが杜撰であったようだ。二回の不発でCESP株は、二八%下落。こうなったら聖州は、切り売りも選択肢にある。
 電力公団の入札不備は、ブラジルのエネルギー問題が「眠れる森の美女」であることを物語る。操業権の更新は、聖州だけで決められない問題だ。全国で二〇一五年、全発電能力の八〇%に当る二万メガワットが操業期限を迎える。
 もしも、操業権の更新がないなら、おびただしい数の工場が機能停止する。操業権とは、生殺与奪の権といえる。操業期間が更新されるなら、資金調達も容易だし入札企業のリスク・ランクも格上げされる。
 操業権とは、その他のインフラを運営する全企業が操業権に関係するので複雑である。操業権の更新是非は、国家安全保障に関わるので国会の承認を要する。
★ペトロブラス★

ペトロブラス工業用油を国内販売へCEOが方針
http://sankei.jp.msn.com/economy/business/080407/biz0804071837004-n1.htm
MSN産経ニュース - 13時間前

 ブラジル国営石油公社のペトロブラスは7日、4月1日付で買収した南西石油(沖縄県)を通じて、日本国内向けに工業用油を供給する計画を明らかにした。同日、都内で会見したジョゼ・セルジオ・ガブリエルCEO(最高経営責任者)が明かした。同社によれば、供給するのは、ガソリンや重油ではなく「原油精製課程で生じる派生品」。年間供給量は未定だ。

 ペトロブラスは、東燃ゼネラル石油子会社が保有していた南西石油株87.5%を5000万ドル(51億円)で取得。南西石油の原油処理能力は日量10万バレルだが、現状は3万5000バレルにとどまっており、「設備の高度化に向け1000億円の投資を行う」(ガブリエルCEO)という。

 ペトロブラスはブラジルから供給する原油を南西石油で精製しアジア向けに出荷するほか、バイオエタノールも国内で販売する計画。

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ペトロブラス:アジアの拠点に…精製施設を増設、生産量3倍増へ
http://mainichi.jp/area/okinawa/news/20080403rky00m020010000c.html
毎日新聞 - 2008年4月3日

 西原町の石油精製会社、南西石油を買収したブラジルの国営石油会社ペトロブラスの幹部が2日、那覇市の沖縄ハーバービューホテルクラウンプラザで記者会見し、ブラジル産原油を精製して沖縄や本土、アジアに売り込むため1千億円規模を投資して施設を増設するなど、アジア市場への輸出拠点としての整備計画を発表した。現在1日3・5万バレルの南西石油の石油生産量を10万バレルに引き上げ、本格的な石油販売を開始する方針だ。

 1日付で南西石油社長に就任したペトロ社の東京事務所ゼネラルマネジャーの川上オズワルド氏(53)が会見し、「沖縄は地理的にアジアに近く、当社の世界戦略に沿っている」などと語った。三つの桟橋やタンカー係留バースなどを活用し、近い将来、中国や韓国などアジア各国への輸出を目指すという。

 ブラジル産原油を南西石油で精製して県内でも販売する方針。日本国内の石油販売業者との競合については、川上氏は「価格に違いが出るとは思わない」と価格面への影響を否定した。

 同社は、世界最大のバイオエタノール普及国であるブラジルでバイオ燃料の製造・販売を手掛けており、日本やアジア向けのバイオ燃料の生産・供給拠点としての事業展開も計画している。ただ沖縄のサトウキビを直接利用したエタノール生産は困難視している。

★ペトロブラス★

伯ペトロブラス:米軍向けジェット燃料供給継続−沖縄の製油所から
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aDvOHiw2jpoU

4月10日(ブルームバーグ):南西石油は1日付で筆頭株主が米エクソンモービル傘下の東燃ゼネラルからブラジル国営石油公社ペトロブラスに代わったものの、沖縄の米軍向けのジェット燃料供給は継続する。ペトロブラスのジョゼー・セルジオ・ガブリエリ総裁がブルームバーグ・ニュースに明らかにした。

ペトロブラスは、日本だけでなく中国などアジアの需要を開拓する拠点にするため、沖縄に西原製油所(沖縄県西原町)を保有する南西石油を東燃ゼネラルから取得した。ペトロブラスと同様に在日米軍も沖縄を戦略上の需要な拠点としており、国内の米軍基地の大半を沖縄に構えている。そのため、戦闘機やヘリコプターの燃料として使用するジェット燃料の確保は、米軍にとって課題のひとつだ。

ガブリエリ氏は、米軍に供給するジェット燃料の数量については、「明らかにできない」としたものの、南西石油が従来から行っている米軍向けジェット燃料供給の維持について、「まったく問題はない」との意向を示した。

また、沖縄の嘉手納空軍基地のべス・ゴセリン広報官は、ブルームバーグ・ニュースの電子メールによる取材に対し、「戦略の安全保障に影響する懸念があり、また敵国にとって有益な情報となる可能性がある」ため、ジェット燃料の調達の詳細については回答できないとした。

みずほインベスターズ証券の河内宏文氏は、この供給契約について「あくまでも商取引であり、政治的な側面はない」と話す。ペトロブラスが筆頭株主となった南西石油からジェット燃料の供給を受けることについては「米国にとって脅威になり得るものではない」と指摘した。

ペトロブラスは東燃ゼネラルから南西石油株87.5%を約55億円で取得し、残り 12.5%を保有している住友商事と共同で、南西石油を運営している。同社は今後、西原製油所(原油処理能力日量10万バレル)の原油処理量を現在の日量3万5000バレルから5万バレル程度まで引き上げる。

更新日時 : 2008/04/10 16:53 JST
★発電事業★

欧州勢が積極的 ブラジルの電力に投資
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DO_N_ID=22129
サンパウロ新聞 - 2008年4月2日

ブラジルの新規電力源産業が資本家の関心を呼んでいる。例えばブランス資本のアレバ・バイオエネルギーは30MWまでの小型水力発電所を作成する会社で、ブラジルの電力の2%程度の設備を受け持っており、生物系のゴミ(バイオマッサ)が主力。また、他のフランス資本のベルカン・エネルギーも同様の小型水力および無公害資源利用の発電装置の会社、約8億ドル程度の投資で『綺麗な火力発電』が可能。さらに、スペイン資本のフォルツニーは風力利用のエネルギー製造で、南リオグランデ州政府と組んで5億ドルで風力発電所の建設を請け負った。

この他に、ポルトガル資本のEDPエネルギーは生物的なゴミ利用、または小型水力発電所の設計が主力。
ブラジルのペトロブラス:世界3位の油田発見−株価は大幅上昇

4月14日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は14日、カリオカ海洋油田の原油埋蔵量が330億バレルに達する可能性があることを明らかにした。これは6年分の米国の全製油所への供給を満たすのに十分な水準で、これまで発見された油田のうち埋蔵量で3位となる。

電子メールで送られた同社の発表資料によれば、「より確実な」見通しを明らかにするため、新たな油井が掘削される必要がある。同油田の原油埋蔵量を上回るのはサウジアラビアのガワール油田とクウェートのバーガン油田のみで、最大埋蔵量はそれぞれ830億バレルと720億バレル。

4日のサンパウロ市場で、ペトロブラスの株価は一時約6%上昇。同油田事業で提携しているスペインのレプソルのADR(米国預託証券)は、ニューヨーク市場で一時21%高の44.85ドルと、1日の上昇としては最大となった。付近の油田2カ所の権益を保有する米へスは日中取引で1981年以来の大幅上昇。

地質学者のディック・ギブソン氏は「埋蔵量すべてが採取可能であれば、非常に重要な発見だ」と指摘。「ブラジル沖合の地域全体が新たな油田となりつつある」と述べた。同氏は1975年以来、石油・天然ガス会社に助言している。

BM−S−9鉱区としても知られるカリオカ油田はブラジル南東部沿岸沖の深海、サントス海盆の塩層の下に位置する。同海盆で同社は昨年11月、計 80億バレルの原油・天然ガスを埋蔵するトゥピ油田の発見を明らかにしていた。

更新日時 : 2008/04/15 09:54 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aeSGLBZFJNBE


ブラジル、新油田を発見=埋蔵量は330億バレル規模か (AFP=時事)
2008年4月15日(火)08時40分

【リオデジャネイロ14日AFP=時事】ブラジル国家石油庁のリマ長官は14日、同国南東岸沖で新海底油田を発見したと語った。新油田は昨年11月に発見されたトゥピ油田の付近にあり、埋蔵量は330億バレルと推計されている。新油田は世界で3番目の規模の油田になる可能性があるという。≪写真はブラジル沿岸沖の海底油田掘削用プラットフォーム≫

ブラジルのメディアによると、リマ長官は新油田について、この30年で最大の発見になる可能性があると述べたが、まだ確認されていないと注意を喚起した。同長官は、これは国営石油会社ペトロブラスからの情報だとしながらも、非公式なものだと説明した。ペトロブラスは同長官の発言に対するコメントを拒否した。

トゥピ油田は推定で最大80億バレルの埋蔵量を持ち、ブラジルを石油輸出国機構(OPEC)諸国並みの産油国にする可能性があるとして高く評価されている。リマ長官によれば、新油田はトゥピ油田の5倍の石油埋蔵量は持つ可能性があるという。

http://money.www.infoseek.co.jp/MnJbn/jbntext/?id=20080415afpAFP017316
★カリオカ油田★

ブラジルのペトロブラス:カリオカ油田の産油量算定に3カ月が必要
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=90003013&sid=ajfRle137xhw&refer=jp_us

4月15日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は15日、カリオカ海洋油田からの原油産出量の算定に少なくとも3カ月が必要だと指摘した。当局者は同油田の埋蔵量を330億バレルとしていた。

ペトロブラスの開発・生産担当責任者、ギリェルメ・エストレラ氏はブラジリアで記者団に対し、ブラジル石油当局の責任者、アロルド・リマ氏が14日示した推定値には「技術的根拠がない」と指摘。エストレラ氏は、正確な推定値を得るのに十分な深さまで掘削するには少なくとも7月までかかるだろうと述べた。リマ氏の推定を基にすれば、カリオカ油田は埋蔵量で世界3位となる。

ジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最高経営責任者(CEO)はメキシコのカンクンで開かれている世界経済フォーラムでのインタビューで、「この推定値を確認できない」とし、「われわれは非常に初期の段階にある。掘削プロセスを完了次第、より詳細な情報を得るだろう」と述べた。

同CEOによれば、リオデジャネイロ沖のカリオカ油田では、海底下3000 メートルまで掘削が行われているが、埋蔵量をより正確に判断するには7000 メートル地点まで掘削が必要。それまでペトロブラスは一切の確認ができないとしている。

リマ氏の発言を受けて、14日の株式市場では同社株は上昇しており、同国の証券監督当局は同氏の発言について、「投資家に害を与えた」としている。

更新日時 : 2008/04/16 09:32 JST

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海底油田、世界3位の埋蔵量か=情報操作懸念で調査も−ブラジル
http://www.jiji.com/jc/c?g=int_30&k=2008041600176
時事通信 - 13時間前

サンパウロ15日時事】ブラジル南部沖の大西洋に位置するカリオカ鉱区で巨大油田が発見されたと伝えられ、さまざまな憶測を呼んでいる。推定埋蔵量は330億バレルとされ、これが確認されればサウジアラビアのガワール、クウェートのブルガンに次ぐ世界第3位の大油田となる。しかし、開発を行う国営石油会社ペトロブラスのガブリエリ総裁は15日、正確な情報を得るには「3カ月は必要」と慎重な姿勢を示した。

埋蔵量の推定は、国家石油庁のリマ長官が14日、非公式な情報を基に明らかにした。ブラジルの石油確認埋蔵量は122億バレル(2006年)。同国最大の天然資源発見とされる07年のトゥピ油田でさえ可採埋蔵量は50〜80億バレルで、今回はその約5倍。この規模の油田で生産が始まれば、06年に石油自給を達成したブラジルは世界有数の石油資源国に急浮上することになる。
★資源大国★

世界最大の資源・食料大国へ−ブラジル
http://www.worldtimes.co.jp/w/usa/usa2/kr080416.html
世界日報 (会員登録) - 2008年4月16日

中南米諸国内でも格差拡大

 ブラジル各メディアは十四日、同国南東部沖で巨大な海底油田が発見されたと報じた。同国は、鉄鉱石や原油などのエネルギー資源だけでなく、大豆などの食料生産の分野でも世界有数の資源大国となりつつある。一方、同じくラテンアメリカの一角に位置するハイチでは、食料価格急騰から暴動・略奪などが続いている。世界の中で「持てる国」と「持たざる国」の差が現れてきた。

最貧国ハイチでは暴動続く

 カリブ海の島国ハイチと南米の大国ブラジル。両国共に中南米(ラテンアメリカ)の一角に属しながらその国力や国土はゾウとアリほどにも違うが、近年になって際立ってきたのが、資源・食料を「持てる者」と「持たざる者」の差だ。

 ハイチの首都ポルトープランスは、もともと農業に適した土地が少なく、食料自給率は50%にも満たない。加えて、これといった資源もないために、世界的な資源・食料価格の変動を受けやすい。

 ラテンアメリカ最貧国の一つとして、同国では国民の多くが貧困層に属している中で、昨年来の急激な食料価格、特に主食のコメの高騰は市民の懐を直撃、商店襲撃などの暴動につながった。

 食料価格の高騰による暴動や社会不安が起きているのはハイチ以外にも見られるが、特に政府や民間に資金力がない貧困・途上国にそれが顕著だ。食料価格を抑え込むだけの資金・実行力が政府にないことも一部貧困国の社会不安を増大させていよう。ハイチでは、国際支援金を利用してコメの価格を引き下げた。

 首相解任にまでつながった暴動がハイチで続く中で、ラテンアメリカの経済大国ブラジルでは、未曽有の原油ラッシュと農業景気に沸いている。

 ブラジル石油監督庁のリマ長官は十四日、同国南東部沖の大西洋海底で推定最大三百三十億バレルの巨大油田が見つかったと明らかにした。埋蔵量が公式に確認されれば、二十一世紀に発見された油田の中では世界最大、埋蔵量では世界で三位の油田になる。

 ブラジルは既に一昨年から原油の完全自給を達成した国の一つとなったが、近年になって海底油田の発見と開発が続いており、今回の発見でその埋蔵量が一気に現在の三倍にもなるという。ルラ・ブラジル大統領は昨年来、石油輸出国機構(OPEC)加盟の可能性にも言及しているほどだ。
(続き)

 石油業界だけでなく、世界の金融界さえもが「原油生産のピーク論が崩れる可能性すらある」として注目するほどの大油田の発見に沸くブラジルだが、同国はそれだけではない。

 ブラジルは、エタノール燃料ブームに乗った「エタノール景気」や、中国やインドの成長による世界的な大豆消費の拡大などを通じて「二十一世紀の食料大国」として世界の表舞台に一気に出てきた。昨年、ブラジルの生産農家は記録的な利益を上げたという。

 ブラジルは、既に世界有数の食糧生産・輸出大国の位置を獲得しているが、同じ農業大国の米国と明らかに違うのは、その生産可能性だ。

 米国の農業生産は頭打ちにあるといわれるが、ルラ大統領は「ブラジルが生産可能な耕地は現在の三倍はある」と最近の国連会議で発言した。事実、生産性の向上余地を含めると、ブラジルでの食料生産はまだまだ伸びるとみられている。

「二十一世紀の食料問題はブラジルがカギを握る」といわれるゆえんだ。

 農業大国のブラジルは、ハイチに比べてみれば、食料事情ではるかに恵まれていると言えそうだが、世界的な食料高騰と資源獲得競争の波は自由市場経済の下で確実にブラジルにも押し寄せている。

 同国内では、昨年来から小麦粉や大豆などの値段が急騰、各種食用油が50%以上の値上がりをするだけでなく、日々の食卓に欠かせないパンや基本食料品の値上げが、市民だけでなくインフレ対策に悩む同国政府の頭痛の種となっている。ブラジルは食料輸出大国だが、国内価格も世界的な相場に左右されるわけだ。

 ブラジルで、近年特に穀倉地帯として注目されているブラジル中西部のマットグロッソ州と南マットグロッソ州。

 南マットグロッソ州では、エタノール燃料ブームに伴う海外からの投資が押し寄せたことで、サトウキビ農場が一気に増えた。また、大豆などを確保したい中国は、現地の大規模農家や地主と契約、同州で生産される数十%にも及ぶ大豆など、多くの農産物を押さえている。

 これまで牛を放牧していた地主がエタノールの原料となるサトウキビや大豆生産などに切り替えたことで、牛肉の生産が減った。これまで「牛の州」といわれて海外へ牛肉を大量に輸出してきた南マットグロッソ州においても牛肉の値段はうなぎ上りとなり、昨年だけで50%近くの値上げがあった。ブラジルの一般庶民は、農業大国であるにもかかわらず食品価格の高騰に悲鳴を上げている。

 世界的な食料争奪戦は、世界の食料庫となりつつあるブラジルにも少なからぬ影響を及ぼしている。

 原油や鉄鉱石などの豊富な資源と農業大国としての大きな可能性を持つブラジルは、世界の食料問題と資源獲得競争の中でこれから大きな役割を占めることとなる。

 また、同国内での食料高騰が今後、ブラジルの内政の方向にも影響を与えないとは言い切れない。

 ブラジルはこの後、国内環境を迅速に整備する力と、より成熟した内政・外交力を求められることになる。
★カリオカ油田★

世界第三の油田発見? ペトロブラス株価高騰
http://www.spshimbun.com.br/content.cfm?DA_N_ID=12&DO_N_ID=22397
サンパウロ新聞 - 2008年4月17日

《新油田関係の各国銘柄も揃って》

 ポンデ・アスーカル・カリオッカが世界屈指の油田である可能性大、との情報に一五日の株式市場は沸き、ペトロブラスと関連企業の株価が各国市場で高騰した。これは、一四日のFGV・セミナーにおいてハロウド・リーマ原油庁(ANP)長官発表の影響によるものだが、好ましくないとの批判も上がっている。

《IEA、ブラジルのOPEC加入を懸念》

 リーマ長官は、ポンデ・アスーカル・カリオッカ油田の埋蔵量は推定三三〇億バレルと発表。それを受けて、一四日の株式市場は、ペトロブラスでON株が七・六八%、PN株が五・六三%、翌一五日も〇・七%、一・二%(同)の上昇。

 関連企業の株価は、BGグループが五・四%(ロンドン)、レプソウが九・二八%(マドリード)、Galpが七・九%(リスボン)でそれぞれ上昇。機器サプライヤーでは、バロレッキが二・五四%(パリ)、シードリルが二・八%(ノルウエー)高騰した。

 一方ペトロブラスは、「三三〇億バレル」と発表があった埋蔵量については未確認で、長官の発表を疑問視する声もあがっている。

 国際エネルギー機関(IEA、本部パリ)は、もし事実であれば世界の石油業界に与えるインパクトが大きいし、ブラジルの国際舞台における立場も変わってくる、と見ている。

 一大発見のトゥピ油田をさらに上回る規模の同油田は今後、ブラジルの石油輸出国機構(OPEC)への加入を含めて話題の中心となる見込み。また、同油田へのブラジルの投資規模に関する論議も活発化するのは必至。

 米国大使館筋は、ブラジルのOPEC参入に関して反対意見を表明。一方IEA筋は、OPECはカルテルであり、世界の石油生産開発に寄与しない、としている。OPEC側は、ブラジルの加入に対して歓迎の意向を示しているが、現段階では交渉は行われていない。

 UBSパクトゥアウ銀行発表の、ポンデ・アスーカル・カリオッカ油田への事業参加会社とその採油量(権利、単位バレル)は次のとおり。

 エクソンモービル(二二八億二八〇〇万)、シェル(一一八億八〇〇万)、ペトロブラス(一一三億八二〇〇万)、レプソル・YPF(二六億)、BGグループ(二一億四九〇〇万)、ヘス(一二億四三〇〇万)、Galp(2P)(一億一〇〇〇万)。
★カリオカ油田★

伯国、世界第三の産油国へ=また大油田を発見=埋蔵量はツッピーの5倍=サウジ、クエートに次ぐ規模
http://www.nikkeyshimbun.com.br/080416-21brasil.html
ニッケイ新聞 - 2008年4月17日

国家石油庁(ANP)は十四日、ポン・デ・アスーカル鉱床でツッピー大油田の五倍とされる過去最大の大油田発見の可能性があることを明かしたと十五日付けエスタード紙が報じた。未確認であるが、埋蔵量は三百三十億バレル。同油田は、ペトロブラス(四五%)英系BG(三〇%)西系Repsol(二五%)の共同出資で試掘していた。そのためペトロブラス株は十四日、七・六八%急騰した。

 予想が確認されれば、世界で第三番目の大油田となる。聖市証券市場は十四日、流通量の半分がペトロブラスへ集中し普通株が一〇・八%高、優先株が七・六八%高で閉めた。大油田発見の報は、ブラジルにとって過去三十年で最大のニュースといえそうだ。

 世界の主な油田は、最大がサウジアラビアのGhawar油田で埋蔵量七百五十億バレル。続いて、クエイートのBurgan油田で埋蔵量六百六十億バレル。次が、ブラジルのポン・デ・アスーカル油田で三百三十億バレル。これまでの合計は、ツッピーも含め五百二十一億バレル。

 ロウセフ官房長官はツッピー油田が発見されたとき、ブラジルが産油国入りをしたことで新しい時代の幕開けと位置付けした。それに続く朗報は、ブラジルの揺るがぬ地位を築いた。国庫は小切手税を失ったが、それの四倍の収入が国庫を潤しそうだ。

 ロボン鉱動相は、ANPにこれからの石油政策で慎重さと責任を求めた。ANPの非公式発表は、FGV(バルガス財団)のゼミで口をすべらしたもの。ツッピーやポン・デ・アスーカル油田周辺についての情報公開は、先ず確認し発表の方法について政府の関係機関へ前もってお伺いを立てるよう訓戒した。

 証券委員会(CVM)は、取引開始後の非公式発表に抗議した。CVMはブラジルの資本市場を司る立場から、ペトロブラスが一部投資家へ情報漏洩したことで訴えるらしい。

 下院でも、ANPによる「大油田発見」の報を、それがもたらす影響と対策も考えない軽率な公表と指摘した。上院では、石油の国家管理基準で討議を求めた。ツッピーやジュピター、カリオッカ、ポン・デ・アスーカルなど次々油田が発見され、現行の石油法は、前時代のものになったという。
★カリオカ油田★

330億バレルという数字が一人歩きをしている感もあるので、正式な調査結果がでるまでもう少し待つ必要がありそうです。

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Brazil Field Smaller Than Claimed, Credit Suisse Says (Update3)
http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=20601072&refer=energy&sid=ao7d7haWD5A8

April 16 (Bloomberg) -- Brazil's Carioca prospect may have 98 percent less crude than a figure cited by the country's oil agency, Credit Suisse Group said, challenging claims that the field is the biggest-ever discovery outside the Middle East.

Haroldo Lima, director of Brazil's National Oil Agency, sent shares of Petroleo Brasileiro SA and other Carioca stakeholders higher when he said April 14 that the offshore field may hold 33 billion barrels of oil. That figure is ``way off the mark,'' Mark Flannery, a Credit Suisse analyst in New York, said today on a conference call with clients.

An estimate of about 600 million barrels ``sounds reasonable,'' Flannery said, adding that the firm isn't yet giving an official assessment of its own. The estimate cited by Lima was probably intended for the entire subsea geological formation known as Sugar Loaf, which encompasses multiple fields, Credit Suisse said.

``A lot of exploration and delineation is going to need to take place,'' Emerson Leite, a Credit Suisse analyst who's been following Petroleo Brasileiro for a decade, said on the conference call. ``We are very early in the process here.''

Flannery and other Credit Suisse analysts convened today's call in response to Lima's comment after returning from a trip to Brazil. The analysts met with Petroleo Brasileiro executives during their visit.

A deposit of 600 million barrels would be comparable to the Tahiti field, discovered by Chevron Corp. in the Gulf of Mexico. At 33 billion barrels, Carioca would be outranked only by Saudi Arabia's Ghawar field and Kuwait's Burgan.

Estimate Questioned

Lima told Brazilian lawmakers yesterday that he obtained the estimate of 33 billion barrels from a publication called World Oil. Petrobras, as state-controlled Petroleo Brasileiro is known, said it needs at least three months to determine how much oil can be recovered from Carioca.

Within hours of Lima's comments, Merrill Lynch analysts Frank McGann and Shariff Koya issued a note to clients calling Carioca a ``giant field'' that could ``potentially dwarf Petrobras' existing reserves.''

The next day, Citigroup Inc. analyst David Thomas said the prospect may yield 10 billion barrels of recoverable oil, enough to supply every refinery in the U.S. for almost two years.

Lima ``was effectively saying that the whole of the Sugar Loaf structure might contain 33 billion barrels of oil, something we think is certainly within the bounds of possibility,'' Credit Suisse's Flannery said.

Shares Fall

Petrobras' preferred shares fell 49 centavos, or 0.6 percent, to 83.40 reais in Sao Paulo. The stock declined even as an index of the largest U.S. and European oil companies, including Exxon Mobil Corp. and Total SA, rose to a seven-week high. Before today, Petrobras had climbed almost 7 percent this week.

Jose Sergio Gabrielli, chief executive officer at Petrobras, yesterday declined to discuss the estimate. The company began drilling a second well at Carioca on March 22.

``As soon as we finish the drilling process, we'll have better information,'' Gabrielli said in an interview yesterday in Cancun, Mexico.

(以下、本文にて)
ペトロブラスCEO:カリオカ油田の潜在埋蔵量は「膨大」−FT紙

4月29日(ブルームバーグ):英紙フィナンシャル・タイムズ(FT)は 29日、ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)がカリオカ油田の潜在埋蔵量について「膨大」であるとの見通しを明らかにしたと報じた。ジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最高経営責任者(CEO)の発言を基に伝えた。

同紙がガブリエリCEOとのインタビューを引用して伝えたところでは、同社は3カ月程度で同油田の潜在埋蔵量についてより明確な見解を得られると予想している。

同紙によれば、カリオカ油田の油井掘削に1カ月ないし2カ月が必要で、その成果について研究するためにさらに1−2カ月かかるという。

これとは別に、ガブリエリCEOは同紙に対し、石油会社が生産の権益を持つ代わりに固定費が支払われるメキシコで、ペトロブラスが事業を行うことは考えていないと述べた。

更新日時 : 2008/04/30 12:05 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aXbjqixcrQSQ
ブラジルのペトロブラス、時価総額で世界6位−米マイクロソフト抜く

5月19日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は19日、米マイクロソフトと中国工商銀行(ICBC)を抜き、時価総額で世界6位となった。

ブルームバーグの計算によると、ペトロブラス株は3.8%高の50レアルとなり、時価総額は4879億レアル(約30兆8500億円)。ソフトウエア最大手のマイクロソフトの株価は1.8%安の29.46ドルで、時価総額は2740億ドル(約28 兆5900億円)に減少した。ICBCの上海上場の人民元建てA株は0.2%高の 6.22元で、時価総額は2兆200億元(約30兆2200億円)。

ペトロブラス株は、中国やインドなど新興国の景気拡大で原材料需要が高まるなか、他の石油・金属関連企業とともに上昇してきた。時価総額上位10社のうち6社がエネルギーや鉱業関連企業で、中国企業は3社がトップ10入りした。

プルデンシャル・インターナショナル・インベストメンツ・アドバイザーズの主任投資ストラテジスト、ジョン・プラビーン氏は「石油やその他の商品は上昇相場となっており、関連企業はその波に乗っている」とし、ペトロブラスの株価にはさらに「油田発見や、ブラジルの石油業界でほぼ独占的地位にあるという事実も貢献している」と指摘した。

ペトロブラスの時価総額は2004年から4倍に拡大した。同社の時価総額は世界トップの米石油大手エクソンモービルを41%下回っている。

更新日時 : 2008/05/20 07:49 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aLW7aJyWrzLI
ブラジルのペトロブラス、時価総額で一時5位に浮上−米GE上回る

5月21日(ブルームバーグ):ブラジル国営石油会社のブラジル石油公社(ペトロブラス)は21日、米複合企業大手、ゼネラル・エレクトリック(GE)を抜いて時価総額で一時世界5位に浮上した。

ペトロブラスの株価はこの日、一時3.9%上昇し、時価総額は5181億レアル(約3138億ドル=約32兆2000億円)となった。一方、ニューヨーク株式市場でGEの株価は前日比2.3%安の30.99ドルとなり、時価総額は3089億ドルに減少した。サンパウロ株式市場の引け時点ではペトロブラスの時価総額は 3078億ドルとなり、GEを再び下回った。

ペトロブラスの時価総額は2日前に、米マイクロソフトと中国工商銀行(ICBC)を抜き世界6位になったばかり。ペトロブラスの株価は、同社のトゥピ油田に最大80億バレルの原油埋蔵量がある可能性を明らかにした昨年11月8日以来で51%上昇している。この埋蔵量は米東海岸の各製油所への15年間供給分に相当する。

ブルームバーグのデータによると、時価総額上位15社のうち9社が石油・天然ガス生産の関連企業となっている。

更新日時 : 2008/05/22 07:16 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aWlp6xUVuKKM
ペトロブラスなど4社:メキシコ湾で原油発見−水深2290メートル

5月26日(ブルームバーグ):ブラジル国営の石油会社、ブラジル石油公社(ペトロブラス)は26日、メキシコ湾の鉱区で原油と天然ガスを発見したと発表した。

ペトロブラスが同日、電子メールで発表した文書によると、原油と天然ガスが発見されたのは、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルが運営するWR508鉱区のストーン3番油井。同鉱区の権益はシェルが35%、ペトロブラス・アメリカと米マラソン・オイルがそれぞれ25%、イタリアのENIが15%を保有する。

ペトロブラスによると、ストーン3番油井では、水深2290メートルの地点で海底を8960メートルまで掘削した。

ペトロブラスは昨年11月、トゥピ油田に原油換算で50億−80億バレルが埋蔵されている可能性があると発表。今年1月には、トゥピ油田に近いジュピター油田で同量の原油と天然ガスが埋蔵されている可能性があると発表した。さらに原油の発見が続くとの見方から、ペトロブラスの時価総額は拡大し、世界5位となった。

更新日時 : 2008/05/27 09:59 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=aG.KF_x.WVuM
ブラジルの大規模油田:開発コストは過去最高の25兆円超か−専門家

6月5日(ブルームバーグ):英調査会社ネフテックス・ペトロリウム・コンサルタンツのディレクターで、英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルの元探査担当マネジャーであるピーター・ウェルズ氏は、ブラジルが発見した大規模油田の開発コストは、石油業界でこれまでの最高だった額を1000億ドル上回る可能性があるとの見方を示した。ブラジルが開発する油田のなかには、西半球では過去30年で最大規模のトュピ油田が含まれる。

ウェルズ氏は、トゥピ油田や近隣の海洋油田の開発コストが2400億ドル(約25兆3000億円)に上ると予想。この額は、イタリアの石油会社ENIが主導するカザフスタンのカシャガン油田の開発費の推計である1360億ドルを超え、米国の宇宙計画の資金の14年分に相当する。

ウェルズ氏は電話インタビューで、ブラジル国営の石油会社、ブラジル石油公社(ペトロブラス)が、海底油田から原油を採掘するための生産施設やパイプラインを整備する資金を調達するために、米エクソン・モービルなどの石油メジャー(国際石油資本)の協力を仰ぐ必要があるとの見通しを示した。海面下10キロメートルの地点には、6兆ドル相当の原油が埋蔵されている可能性があり、これにより、ブラジルは世界の産油国の上位10位に入ると見込まれている。

ウェルズ氏は「この場合、原油の採掘は困難で、多額のコストが掛かる」と予想。ペトロブラスは「世界有数で最も経験を積んだ石油会社だけが持つ資本面の専門知識を必要とするだろう」との見方を示した。同氏はアゼルバイジャンで英BPの交渉責任者を務めたこともある。

更新日時 : 2008/06/05 15:44 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=a8Sag_Yqn9.w
ブラジルのペトロブラス:国内2製油所建設で製油能力世界3位に

6月11日(ブルームバーグ):国営のブラジル石油公社(ペトロブラス)は11日、新たに2製油所の建設を計画しており、完成すれば製油能力で世界3位に浮上する可能性があることを明らかにした。

ウェブサイトに掲載された発表資料によれば、同国リオグランデドノルテ州とセアラ州に建設が計画されている2製油所に加え、建設中もしくは計画中の製油所を合わせると、ペトロブラスの製油能力は2014年までに少なくとも日量100万バレル増加する。実現すれば、米エクソンモービルと英蘭系ロイヤル・ダッチ・シェルに次いで世界3位の製油会社となる。

ペトロブラスは現在、製油能力では世界6位。同社は米市場や他の市場向けに付加価値の高い石油製品の販売を増加することを計画している。ブラジル政府のインフレ抑制策により、過去1年で2倍以上に値上がりした原油価格を国内の石油製品価格に転嫁できないため、ペトロブラスは国外での売上高が多くなっている。

MBアソシエーツ(サンパウロ)のエネルギーアナリスト、テレサ・フェルナンデス氏は、「ブラジル国内に製油所を建設するのは理に適っている」と述べた。

更新日時 : 2008/06/12 02:06 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ah9inRDkreHg
仁義なき資源戦争 ブラジルの底力 ■2008/07/19
http://www.ytv.co.jp/wakeup/special-report/sr_set.html?date=20080719&number=1
ソロス氏のファンド:ペトロブラスに8億ドル超出資−4−6月期

8月14日(ブルームバーグ):米投資家ジョージ・ソロス氏が率いるソロス・ファンド・マネジメントが、第2四半期(4−6月)にブラジル国営の石油会社、ブラジル石油公社(ペトロブラス)の株式8億1100万ドル(約890億円)相当を取得したことが14日、明らかになった。これにより、同ファンドはペトロブラスへの出資比率が最も高くなった。

米証券取引委員会(SEC)への同日の届け出によると、ソロス・ファンド・マネジメントが保有する株式とADR(米国預託証券)36億8000万ドル相当のうちペトロブラスへの出資比率は6月30日時点で22%となった。

更新日時 : 2008/08/15 10:04 JST

http://www.bloomberg.com/apps/news?pid=infoseek_jp&sid=ajDPXvuFeVcs
ブラジル国営石油、5年で20兆円弱投資 油田開発を加速

 【サンパウロ=檀上誠】ブラジルの国営石油会社、ペトロブラスは2010年から14年までの5年間に最大2200億ドル(約19兆8000億円)を投じる投資計画を発表した。大規模な埋蔵が期待されている深海油田「プレサル」の開発に加え、精製能力の拡大などに充てる。10年分も従来計画と比べて積み増すなど、従来の09〜13年の5年計画(1744億ドル)と比べ25%以上増額する。
 10年の投資計画は09年8月時点の計画と比べ、約11%増やして885億レアル(約4兆4270億円)とする。増額分は主に精製などを含む流通分野などに振り向ける。過去最高だった09年の投資額と比べても25%多い。同社によれば石油メジャーの英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルや米エクソンモービルを5割程度上回る見込み。
 14年までの投資計画では既存油田の維持などの予算を確保したうえで、プレサルの開発を加速する。バイオ燃料でも内陸部のサトウキビ産地から港までの輸送に使うエタノールパイプラインの建設を進める。政府は大型投資に備えて増資を検討している。 (21:37)

http://www.nikkei.co.jp/news/main/20100320ATGM2001Z20032010.html

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原油権益へ400億ドル調達か ペトロブラス 過去最大規模

2010.3.5 05:00
ブラジル・リオデジャネイロにあるペトロブラス本社(ブルームバーグ)【拡大】
 ブラジル国営のブラジル石油公社(ペトロブラス)は、国際市場で過去最大級となる株式の公募発行を通じて、最大400億ドル(約3兆5380億円)を調達する可能性がある。ブラジル国立経済社会開発銀行(BNDES)のコウチーニョ総裁らが明らかにした。

 コウチーニョ総裁は3日、ブルームバーグ・テレビとのインタビューで、「調達額は350億〜400億ドルの規模になる可能性がある」と述べ、「国際市場で過去最大の公募発行になる」との見通しを示した。

 ペトロブラスの公募増資は、1976年以降に南北アメリカ大陸で発見されたものとしては最大の油床に近い深海の原油埋蔵の50億バレル相当の権益を政府から取得する計画の一環。

 ペトロブラスの広報担当は公募額に関するコメントを控えている。(ブルームバーグ Laura Price、Juan Pablo Spinetto)

http://www.sankeibiz.jp/macro/news/100305/mcb1003050509018-n1.htm

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ペトロブラスとレプソル、BG:ブラジル沖鉱区でさらに石油資源

 3月10日(ブルームバーグ):ブラジル国営のブラジル石油公社(ペトロブラス)とスペインの石油会社レプソルYPF、同業の英BGグループは、埋蔵量最大20億バレルのグアラ油田などを既に発見しているブラジル沖の鉱区で、さらなる石油資源の兆候を発見した。
  ペトロブラスがウェブサイトで公表したところによれば、発見されたのはサンパウロ州沿岸沖のサントス海盆のBM−S−9鉱区。また、エスピリトサント海盆のES−M−525鉱区でペトロブラスと英・オランダ系のロイヤル・ダッチ・シェルが原油と天然ガス資源の兆候を発見したことも明らかにした。

更新日時: 2010/03/11 15:04 JST

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920012&sid=akfm9aCgr7CM
英BP:デボンから買収のブラジル石油資産、日量10万バレル生産へ

  3月24日(ブルームバーグ):欧州最大の石油会社、英BPの探鉱・生産担当の最高執行責任者(COO)、ダグ・サトルズ氏は米デボン・エナジーから今月買収したブラジルの石油資産について、2020年までに少なくとも日量10万バレルを生産するとの見通しを示した。

  サトルズ氏は23日、オランダのユトレヒトでのインタビューで「長期的には、ブラジルは日量で数十万バレルの生産体制になる必要がある。それだけの可能性がなければ、買収しなかっただろう」と述べた。

  BPのトニー・ヘイワード最高経営責任者(CEO)は15年にかけて年間1−2%増産することを目標にしている。BPは昨年、初めて生産で米エクソンモービルを上回った。デボンから70億ドル(約6300億円)で買収した資産の生産量は現在、日量4万バレルにとどまるが、サトルズ氏は石油・ガス抽出の新技術によって目標達成は可能とみている。

  BPはブラジルで陸上2件(パルナイバ)、深海域8鉱区(カンポスとカムム・アルマーダ)の採掘許可を得ている。BPはデボンからメキシコ湾、アゼルバイジャン、カナダの資産も買収した。

更新日時: 2010/03/24 11:36 JST
ペトロブラス:国外資産の売却を検討−沖合油田の開発費用捻出で

  3月30日(ブルームバーグ):ブラジル国営のブラジル石油公社(ペトロブラス)は、同国沖合の油田開発費用を捻出(ねんしゅつ)するため、国外資産の売却を検討している。

  ペトロブラスの新規業務担当エグゼクティブマネジャー、ロジェリオ・マットス氏は30日、リオデジャネイロでのインタビューで「国外資産を見直している。売却できる資産の評価を進める方針だ」と述べた。

  ペトロブラスは塩層の下に位置する沖合油田の開発を計画しており、2014年にかけて最大2200億ドル(約20兆6000億円)を投資する予定。この地域には過去約30年間に発見された油田としては米州で最大規模のトゥピ油田が含まれている。

  マットス氏は「これらの油田が発見されてからは国外に事業を拡大する必要性はなくなった」と述べた。

  ジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最高経営責任者(CEO)は24日、予定している少数株主向けの新規株式発行により150億−250億ドルの調達を見込んでいることを明らかにした。

  アウミール・バルバッサ最高財務責任者(CFO)は30日、ニューヨークで投資家に対し、投資資金の調達のための国外での社債発行は計画していないと明言した。

更新日時: 2010/03/31 13:29 JST

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920011&sid=aqCQ5IyquJsA

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ブラジル国営石油が深海油田開発などで20兆円の投資計画

 【サンパウロ綾村悟】相次ぐ深海油田(プレサル)の発見などが相次ぐブラジルの国営石油公社、ペトロブラスは19日、2010年からの5年間で2000から2200億ドル(約18−20兆円)を深海油田開発などに投じる投資計画を発表した。今回の投資計画は、これまでの投資決定額を単年度もしくは通年で10%から25%以上上回るものとなっている。

 ペトロブラスの投資計画は、ブラジル政府が現在進めている「第2期国家成長推進プラン(PAC2)」に含まれており、インフラ整備などと含めて原油開発が国家成長のための重要戦略の一つとなっている。

 ペトロブラスは2010年度に過去最高の880億レアル(約4兆4000億円)の投資を予定しており、そのうち35%は深海油田の開発に充てられる。

 ブラジルでは世界最大規模の深海油田などが相次いで発見されており、開発が順調に進めば世界有数の原油輸出国になる可能性が高い。

2010/3/21 7:51

http://www.worldtimes.co.jp/news/world/kiji/100321-075154.html
ペトロブラス:中国石油化工に2つの油田権益売却も−投資資金調達で

  4月15日(ブルームバーグ):ブラジル石油公社(ペトロブラス)は同国の北部海岸沖合に位置する2つの油田鉱区の権益を、中国石油化工(Sinopec)に売却する可能性がある。ペトロブラスは石油会社としては世界最大の投資計画に向けた資金調達を目指している。

  ペトロブラスのジョゼ・セルジオ・ガブリエリ最高経営責任者(CEO)は15日、サンパウロでのイベントで、同社と中国石油化工は新たに原油供給契約を締結する可能性があることも明らかにした。売却する権益の規模については、「まだ何も決まっていない」と述べた。中国は経済成長の持続に必要な新たな石油供給源の確保を目指している。

  ペトロブラスは2014年までに総額2000億−2200億ドル(約18兆5400億−20兆4000億円)を油田開発に投じる計画。この中には、米州で発見された油田としては1976年のメキシコのカンタレル油田以来最大であるトゥピ油田も含まれる。世界2位のエネルギー消費国である中国は、世界の主要国で最も速いペースで経済成長を続けるなか、工場や自動車、飛行機の燃料に利用する燃料資産を国外に求めている。

  ガブリエリCEOによれば、ペトロブラスが権益を売却する可能性のある鉱区は、北部パラ州沿岸の沖合に位置している。ブラジルでは今年、英BPと国際石油開発帝石が石油探査鉱区の権益を取得している。

更新日時: 2010/04/16 13:34 JST

http://www.bloomberg.co.jp/apps/news?pid=90920016&sid=a4diLks3qkHc

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