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Arbeeの短編集コミュの夢 mimpi (短編)

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by.Albertus
           
薄暗い所 と 美女
*****************
私の寿命は、一晩だけ。そう。私は、夢の中の私だ。今日は、薄暗いところに、突然、いた。お酒に、甘い香り と 不思議な歌声を持つ 美女。日々、何をしていたか 分からない。分からなくても良い。どうせ、私の寿命は、一晩しかないから。

 先ほど、美女といったが、実は、あまり、顔を見ていない。私が目覚めた時に、私の側に、既に、この人がいた。歌声が 空気に、漂っている香りをさらに 程よく混ぜて、その薄暗いところは、耳 と 鼻 を楽しませてくれた。

 顔を見なくても、におい と 声 だけで、この人は美女だと思う。夢を見る っていう表現があるが、『夢を嗅ぐ』『夢を聞く』っていうのが、無いそうだ。私の短い寿命の中で、そのような語を、頭のあっちこっちを探してても、そのようなvocabulary(語)は無い。まぁ、それは、それで、良い。

 この美女は、同じ曲を歌い続けた。曲が終わると、また、同じのを次々と音楽を演奏する何かに頼んで、歌う。普通なら、飽きるであろうが、飽きない。それは、私の寿命が短いからかもしれない。これだけは、神に感謝する。このような空間なら、短い寿命なら、構わぬ。


踊り
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 そして、その空間の単調さになれて来たところで、美女は、突然、席を離れて、上品な服を脱ぎ始めた。しかも、脱ぎ方は、普通ではない。薄暗いところに、少し位の光が、この美女の肌に当たり、既に、機能しなくなる私の目に、映った。何て、美しい肌の持ち主だ。触ろうとしたが、美女が少し逃げた。『いや〜ん』と初めて、歌以外に、この美女の声が聞こえた。

 よく分からないが、この美女は、アラビアンナイトに出てくる少しワイルドな女と化した。音楽も、リズムのテンポが速くなり、私の体が、踊らなくてはいられなくした。先ほど、落ち着きと快楽は、ワクワクした 恋のダンスになった。体は、ミュージックに合わせて、緊張しては、グニャグニャ。グニャグニャしては緊張する。

 しかし、私は、立ってはいない。この美女の踊りは、最期まで、見たいからだ。私は、踊りに参入すると、この美女が見えなくなる。

腰ふり
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 踊りが続いている中、ふっと、物思いに老けた。『私』の中の『私』のさらに中にも、まだあるんだなぁと思う。それは、腰について。この美女は、一度、腰を激しく振ると、私は、おかしくなった。たかは、腰だが、一度、振ってしまえば、目が揺れる。理性も揺れる。また、理性よって引き起こされた様々な悩みもポッツンポッツンと揺れ落ちて来た。

 また、腰が揺れると、この美女が、身に着けた無数の小さなチャりんチャりんも、場を盛大にした。そして、どこかの野獣が、理性の木の茂みが、出てき始めて、私から、出ようとした。この野獣は、出てくると、より大きな理性の警察も、出てきて、夢も、この警察で、一杯になるかもしれない。たかは、夢だが、野獣が出てくると、警察も出るのだ。

 私は、この野獣を見ぬふりをして、彼女の 腰 や お尻 や 胸 などを見続けた。腰やお尻やお胸は、体から、確かにぽんと少し食み出た。はみ出している『余計』な部分は、このために、あるのかと。人間も中々出来ているとばっかりに思って、感動する。

再生
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 今度は、彼女のシナヤカな手に、目が止まった。手も、柔らかそう。と思ったら、突然、ガーんと夢が消えたが、私は、まだ、いる。臭いお手洗いのにおいがして来た。どうやら、『夢を見る』私が、寒さの余りに、用を足した。

 布団の暖かさに、包まれて、また、再び、私しかいなくなる。しかし、ショーが終わった。美女は、最初の場面と同じように、同じ曲を歌い続けている。しかし、この美女が、これから、やろうとしていることは、知っているかのように、私は、待っている。今度は、先と違ってイライラしている。『まだなの?』『まだなの?』とばっかりに、言うのだ。しかし、美女は、席から、立ち上がろうとしない。私は、腹が立った。先ほどまでの野獣もまた出ようとしている。今度は、本当に、私を焦がそうとしている。いい香りと甘い歌声は、どうでもよくなって来て、もう何も感じなくなる。私が、手を見て、いつの間にか お酒が入っているワイン・グラスを手に取っている。その酒を飲み干して、テーブルに、どーんと投げるかのように、グラスを強くたたき付けた。

全知全能
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 しかし、美女は、私の方に、振り向こうとしない。彼女は、歌い続けた。私は、もう、自分を抑えることが出来ない。とその時に、美女は、服を脱ぎ始めた。しかし、私は、裁判で、検事のように、次は、こうでしょう。こうでしょうと。彼女が、やろうとしていることを決め付けている。一瞬、先ほどまでと違う快感が湧いてきた。私は、この美女の未来が見える。この美女がやろうとしていることが分かる。この場では、私は、彼女に対して、全知全能の神である。禁断の実を食べた時の『イブ』の気持ちが悟った。先が見えることは、快適だ。すると、何処からともかく、四方八方から、その薄くらい所に、人がやって来た。その美女が、これからどう踊るかを尋ねた。

 その中で、この美女をこう踊ってほしいという声も上がって来た。その人は、私を勘違いしている。私は、先が見えるだけあって、その美女に、何の権力も無い。忙しい。そして、そのような声も、一つ二つ増え始めた。私は、また、腹が立った。もういい!。もういい!。消えろ!。

許しを得た
**********
 すると、その場は、また、シーンとなり、美女は、最初の場面のように、戻り、同じ曲を歌っている。そして、私は、なぜか、この美女に、もの凄く罪悪感を持ち、今度は、目から、涙が、出た。これも、目の快感なのかと。しかし、私は、泣き続けた。私でも、泣けるのね。そして、しくしくと泣いた。何となく、許して欲しい。

 すると、美女は、歌をやめて、私の方に、振り向いてくれた。彼女は、微笑んでくれた。この微笑の意味は、さっぱり分からないが、私も、微笑み返した。そして、彼女も、笑い始めた。私も、それを答えるかのように、笑い始めた。こうして、二人とも、笑った。笑い続けた。いつまでも、笑ってる。

 気が付いたら、私は、眠り始めた。美女は、私のために、子守歌を歌ってくれた。また、私の方に、オッパイを飲ませてくれた。美女のオッパイは、柔らかくて、気持ちがいい。しかし、暫くしたら、美女の鼻歌も、オッパイの温もりも、感じられなくなり、重い!。

子宮体験
********
 今度は、ドロドロとしている所にいる。美女の姿が無い。しかし、美女の声が聞こえた。美女の温もりも、感じられなくなるほど、私を包んでくれた。そうだ。私は、美女の中にいる。薄暗い。光もなく。香りもなく。ただ、美女のにおいだけ。シーンとして、私は、今まで、生きていて、これほど気持ちよく
なることが無い。言葉 が、一つ一つ 忘れて行く。言葉は、何か 不快感なモノに出合い、それを対応するために、人が、編み出したものだから、不快感を感じられなくなれば、何のために、言葉があるのか? そして、言葉は、私の脳みそから、全体、抉り出されるかのように、快感が、脳みその隅々まで、浸透していく。私 は 誰なのか もう分からなくなる。

私は誰?

私は

私



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