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若いけど相撲!!コミュの2015九州場所

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お世話になっております!
一年納めの九州場所が近づいてきました。
15日間満員御礼が毎場所続く中、大きな課題とも言える九州場所の客入りが気になるところですね。

番付トピックスを引用すると、
 ・昭和以降2位タイのスピード出世『所要4場所で新入幕』を果たした御嶽海
 ・約20年ぶりに神奈川県出身の関取となった新十両の朝弁慶
といった新たな顔ぶれにも注目が集まります。

そんな九州場所は、11月8日(日)に福岡国際センターにて初日を迎えます。
いい形で一年を締めくくれるよう、力士たちの奮起に期待したいですね。
それでは、今場所もどうぞよろしくお願いします。


▼日本相撲協会
http://www.sumo.or.jp/

コメント(38)

▼白鵬、九州場所出場を明言「自分なりに体をつくってきた」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151105-00000095-spnannex-spo

まぁ余程のことがない限り出場するでしょう。
出稽古でも先場所敗れた嘉風を指名するところもまた白鵬らしいというか…。
毎年口にする『一年最後の場所をきちんと締めたい』という言葉も出てきているようですし、強い気持ちで臨むことになると思います。
平成19年に横綱昇進を決めて以降、優勝を逃したのは一昨年だけ。
ほぼ有言実行ができているところもまたスゴイ。


▼稀勢の里、琴奨菊、豪栄道3大関が連合稽古で火花
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151030-00000149-nksports-fight

これはまだ先月末の記事ですが、大関陣の優勝争いにも期待を集めたいですね。
優勝経験のない3人がどこまで横綱を脅かすか。
まずは序盤5日間を落とさないことが重要視されます。
特に昨年の九州場所は、琴奨菊と豪栄道が立て直せずに負け越し。
この2人が1年経った今年に雪辱を果たせるかという点も注目したいです。
▼白鵬復帰、混戦模様か=調整急ぐ照ノ富士―
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151106-00000095-jij-spo

休場明けの白鵬&日馬富士、ケガの後遺症が残る不安を抱えて強行出場の照ノ富士。
優勝候補に挙がるメインの力士がこういう状況の中、逆に混戦模様という展開は非常に楽しみでもあります。
心配なのは、優勝ラインの星勘定が下がってしまうのではないかということ。
昨年までは最低でも13勝2敗、それが今年は12勝3敗での優勝が2回。
今後の大関取りや綱取りの話題を持って行くには若干物足りなさが残る星勘定です。
ハイレベルな混戦を期待したいと思います。


▼白鵬は栃ノ心、鶴竜は嘉風と対戦/九州場所取組一覧
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151106-00000073-nksports-fight

今場所は初日から好取組をバンバン組んできますね。
特に初日の結びで【鶴竜―嘉風】を当ててきたのもまた興味深いです。
結び以外でも、【照ノ富士―逸ノ城】の割にも館内のテンションが最高潮に達することでしょう。
3横綱4大関が全員出場の中、脅かす存在が一人でも多く出てきてくれることを願っています。


▼新入幕の御嶽海、ベテラン豪風を警戒
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151106-00000573-san-spo

一昨年の遠藤、昨年の逸ノ城に続く3年連続のざんばら力士の登場です。
スピード出世で話題になったこの方にも大きな注目が集まるでしょう。
春日野部屋の実力者たちと稽古を積み重ねる姿は、幕内力士としての自覚を十分に持っていると評価できますね。
今年のざんばら旋風はどこまで吹き続けるか楽しみです。
【初日】

●朝赤龍(寄り切り)貴ノ岩○

●北太樹(寄り切り)千代鳳○

●大栄翔(押し倒し)豊響○

●千代大龍(上手出し投げ)高安○

●豪風(突き出し)御嶽海○

●臥牙丸(上手投げ)松鳳山○

○蒼国来(寄り切り)佐田の富士●

●玉鷲(寄り切り)宝富士○

●徳勝龍(寄り切り)旭秀鵬○

○魁聖(押し出し)誉富士●

○琴勇輝(押し倒し)佐田の海●

○阿夢露(はたき込み)遠藤●

○勢(押し出し)安美錦●

●栃煌山(はたき込み)豊ノ島○

●隠岐の海(寄り切り)豪栄道○

○琴奨菊(寄り切り)碧山●

●大砂嵐(寄り切り)稀勢の里○

○照ノ富士(寄り切り)逸ノ城●

○日馬富士(寄り切り)妙義龍●

●栃ノ心(上手投げ)白鵬○

●鶴竜(渡し込み)嘉風○



いよいよ幕を開けた九州場所は波乱のスタートでした。
休場明けの白鵬・日馬富士の2横綱は揃って白星を挙げるも、結びで先場所優勝の鶴竜がまたしても嘉風に屈し黒星。
4人の大関陣は全員が白星。
スピード出世を果たした新入幕の御嶽海もベテランの豪風を下し、いい内容での幕内デビューです。
ぴかぴか(新しい)初日の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
先場所の大活躍で三役復帰を果たした嘉風が今場所も暴れてくれそうな予感です。
地元の声援を受けて臨んだ結びの鶴竜戦。
解説の誰もがポイントにあてた『横綱の引き』、これが見事に出てくれました。
さらにスゴイのは、これに乗じる嘉風の思い切りだと思います。
相手の引きを恐れることなく一気に突っ走るスピード相撲が年齢を重ねても衰えませんね。
先場所に続き、今場所も上位戦が続く序盤戦となるでしょう。
今日の白星をキッカケに、多くの殊勲を挙げて欲しいところ。

2位:御嶽海
今場所大きく注目を集めている一人がいい相撲内容で幕内デビューを果たしてくれました。
昨年の逸ノ城以来となるざんばら姿での土俵。
出世だけでなく、押し相撲のスピードも大変魅力的ですね。
くせ者でもあるベテランの豪風が何もできませんでした。
これまで20年以上大相撲をリアルタイムで見てきた中、長野県出身の幕内力士を見るのは彼が初めて。
モンゴル旋風が強い中、関東甲信越地方にも夢を与える相撲を今後も期待したいと思います。

3位:阿夢露
ここ数場所で着実に力をつけてきた成長ぶりをきちんと見せてくれました。
相撲の上手い遠藤を相手に、当たってすぐに上手を取るスキルや引きつけの力強さ。
途中苦しい形になりながらも、土俵際でまわしを切っての叩きには執念を感じました。
目の周りの出血はまさに力士の勲章です。
中盤以降初めての上位戦を組まれる可能性があるだけに、今日の勝ち相撲は自信に繋がる1勝になったことでしょう。



十両では、
1位:安彦
2位:朝弁慶
3位:正代
という結果になっています。
【2日目】

●鏡桜(寄り切り)千代鳳○

○大栄翔(突き出し)朝赤龍●

●北太樹(寄り倒し)豊響○

○豪風(押し出し)千代大龍●

●高安(押し出し)御嶽海○

●蒼国来(押し出し)臥牙丸○

○松鳳山(押し出し)佐田の富士●

●徳勝龍(押し出し)玉鷲○

○宝富士(寄り切り)旭秀鵬●

●琴勇輝(押し出し)魁聖○

●誉富士(押し出し)佐田の海○

○勢(押し出し)阿夢露●

●遠藤(上手投げ)安美錦○

●隠岐の海(寄り切り)妙義龍○

●照ノ富士(寄り切り)栃煌山○

●豊ノ島(押し出し)豪栄道○

○琴奨菊(突き落とし)栃ノ心●

○嘉風(肩すかし)稀勢の里●

○鶴竜(下手投げ)碧山●

●日馬富士(寄り切り)大砂嵐○

●逸ノ城(寄り切り)白鵬○



初日に続いて本日も波乱の土俵でした。
照ノ富士と稀勢の里の2大関、休場明けの横綱日馬富士と、優勝争いの一角で注目された上位陣が相次いで初黒星。
初日敗れた鶴竜は冷静な取り口で白星を挙げ、休場明けの白鵬、琴奨菊と豪栄道の2大関は盤石な内容で2連勝としています。
新入幕の御嶽海は今日も三役経験者を圧倒し連勝スタート。
ぴかぴか(新しい)2日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
やはり連日の殊勲を挙げたこの人がまたしても1位にランクイン。
今日は上位陣で特に相性が悪かった稀勢の里戦。
立ち合いの左差しが大きなポイントになったことは確かです。
一度体勢を入れ替えられるも、差し手を切って崩しにかかるタイミングがドンピシャでした。
取組前に年間最多勝候補の一覧が出ていて、そこに嘉風の名前があったこともスゴイです。
この1年で最も進化した関取でしょう。
明日は琴奨菊とご当所同士の対戦、どちらに向けた歓声が大きいかにも注目したいところ。

2位:大砂嵐
強引なかち上げを封印して以降、持ち前の怪力を生かした相撲内容が増えてきました。
そんな中、今日は横綱の日馬富士をねじ伏せ久々の金星。
やはりこの人はガッチリ上手を引きつければ相当な力を発揮します。
ようやく本来の相撲スタイルに自信を持てたようですね。
明日はここまで一度も勝てていない白鵬戦、自信を持って臨んでいただきたい。

3位:御嶽海
昨日に続いて今日も三役経験者を全く相手にしない堂々たる勝ち相撲でした。
立ち合いに突き刺さる角度と一気に持って行く積極的な気持ち、実に充実していますね。
そして土俵を降りた後も疲れや息切れを全く見せることがありません。
早々と貫禄を見せつけています。
やはり場所前に色んな実力者と稽古を積み重ねた結果ですね。


十両では、
1位:朝弁慶
2位:輝
3位:旭大星
という結果になっています。
▼佐渡ヶ嶽親方の長男が“プロ初白星”
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000013-tospoweb-spo

琴鎌谷としてデビューした彼、幕下以下では最も注目される力士の一人になるでしょう。
親方でもあり父親でもある元琴ノ若の血を継いでいることもあり、恵まれた体格ですね。
いずれは父親の『琴ノ若』、出世状況によっては祖父の『琴櫻』を引き継ぐのかという点にも注目したいと思います。
何はともあれ、初白星おめでとうございます!


▼大相撲の満員御礼80日間で途切れる 前売り券の販売は好調
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000044-spnannex-spo

やはり毎年課題に挙がっている九州場所の客入り、平日の満員御礼は簡単には達成できないものですね。
大阪場所や名古屋場所と違い、大概の方が飛行機を利用しないと辿り着けない距離がネックに感じていることでしょう。
団体予約やイベント開催など、色々なことに力を入れている背景にはこういうことがあったんですね。
【3日目】

○北太樹(寄り切り)輝●

○千代鳳(突き落とし)豊響●

●千代大龍(上手出し投げ)朝赤龍○

○豪風(はたき込み)大栄翔●

○高安(はたき込み)松鳳山●

○蒼国来(つり出し)御嶽海●

○臥牙丸(寄り切り)佐田の富士●

○魁聖(寄り切り)宝富士●

●玉鷲(はたき込み)誉富士○

●徳勝龍(寄り切り)佐田の海○

●阿夢露(寄り切り)旭秀鵬○

○勢(すくい投げ)琴勇輝●

○豊ノ島(はたき込み)遠藤●

○栃煌山(突き落とし)安美錦●

●妙義龍(突き落とし)稀勢の里○

○照ノ富士(上手投げ)隠岐の海●

○栃ノ心(寄り切り)豪栄道●

○琴奨菊(寄り切り)嘉風●

●大砂嵐(寄り切り)白鵬○

○鶴竜(寄り切り)逸ノ城●

○日馬富士(すそ取り)碧山●



3人の横綱は共に白星を挙げるも、ヒヤッとしたのが日馬富士。
物言いで差し違えの末に得た白星…まだ本来の鋭さが戻っていないようですね。
大関陣では豪栄道が初黒星。
ご当所同士の好取組は、大関の琴奨菊が小結の嘉風を圧倒し3連勝。
照ノ富士と稀勢の里は共に勝って2勝1敗。
新入幕の御嶽海は蒼国来のつり出しに敗れ土。
ぴかぴか(新しい)3日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:琴奨菊
本日一番の好取組とも言える嘉風とのご当所対決。
勝負を分けたのは立ち合いの一瞬でした。
両者非常にいい当たりを見せ、その後は大関が持ち前の圧力をかける一気の寄り。
連日の殊勲を挙げた嘉風は何もできませんでした。
4人の大関の中で唯一の3連勝、幸先のいいスタートを切れていますね。
一昨年は途中休場、昨年は負け越し、今年の地元場所に懸ける思いの強さも同時に感じる今日の勝ち相撲でした。

2位:大砂嵐
前日の金星後に明かした39℃の高熱、そんな状況の中で臨んだ連日の横綱戦。
白鵬を相手に胸を合わせての怪力勝負にはアッパレの一言です。
取組には敗れましたが、彼の相撲スタイルの変化をこの一番で証明できたと思います。
そろそろ三役に上がる要素は整うでしょう。

3位:勢
先場所途中まで優勝争いを走っていた彼が今場所も好調な序盤戦です。
今日は琴勇輝の圧力に終始苦戦を強いられましたが、器用な回り込みが土俵感覚が充実していると思います。
最後は右が入った一瞬を逃さずにすくい投げを打つ反応の良さもお見事。
そろそろ上位戦を当ててくる頃になると思いますので、気持ち的にも楽しく取れる環境になるでしょう。


十両では、
1位:里山
2位:正代
3位:大翔丸
という結果になっています。
【4日目】

●朝赤龍(寄り切り)千代鳳○

○大栄翔(寄り切り)青狼●

●千代大龍(はたき込み)北太樹○

●豊響(突き落とし)高安○

○臥牙丸(押し出し)豪風●

●御嶽海(上手投げ)松鳳山○

○蒼国来(寄り切り)宝富士●

●魁聖(寄り切り)佐田の富士○

○玉鷲(寄り切り)旭秀鵬●

○徳勝龍(送り出し)誉富士●

●阿夢露(突き出し)琴勇輝○

○勢(引き落とし)佐田の海●

○遠藤(寄り切り)隠岐の海●

○豊ノ島(寄り切り)妙義龍●

○琴奨菊(寄り切り)栃煌山●

●栃ノ心(寄り切り)稀勢の里○

○照ノ富士(上手投げ)碧山●

●安美錦(押し倒し)豪栄道○

○日馬富士(下手投げ)逸ノ城●

●嘉風(はたき込み)白鵬○

○鶴竜(寄り切り)大砂嵐●



ようやく3横綱4大関が全員安泰となりました。
しかし結び前の白鵬の取組は、大一番だっただけに一瞬で勝負あって残念…。
これで横綱・大関陣では、白鵬と琴奨菊が4連勝として、残りの5人が3勝1敗。
明日も全員安泰であれば、中盤以降がさらに楽しみになるでしょう。
平幕では勢と千代鳳が4連勝と好スタートを切っています。
この他、本日は松鳳山や佐田の富士といったご当所力士が地元の声援に応えるいい相撲が印象的です。
十両では早くも全勝力士がいなくなりました。
ぴかぴか(新しい)4日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:遠藤
土俵際の逆転などでここまで3連敗中だった人気者に初日が出ました。
解説にもあった通り、今日は『お姫様抱っこ特典』の人気者対決で隠岐の海との顔合わせ。
立ち合いですぐ左四つと右の前まわしという完璧な形。
さらに相手の差し手を切って寄り立てる本来のスタイルを貫くいい勝ち相撲でした。
今日はきちんと足が土俵にピッタリついていて、摺り足の運びも良かったと思います。
明日はここまで4連勝と好調の勢と対戦。
今日の内容を見ると、星勘定は関係なく楽しみな取組ですね。

2位:琴奨菊
今日は対戦成績をリードされている栃煌山との対戦。
序盤戦の大きな山場ではありましたが、立ち合い張って左差し速攻。
相手に付け入る隙を全く与えていません。
日に日に体格に見合った圧力がさらに威力を増していますね。
そしてだいぶ目立つようになってきたのが顎のヒゲ。
恐らく黒星を喫するまでは剃らないという、彼にはお馴染み(?)のゲン担ぎですかね。

3位:照ノ富士
巨漢の碧山に力の入る形を作られるも、冷静に対処して左上手から頭をつけるいい流れでした。
力任せにならなかったのも良かったでしょう。
膝の状態が心配される中でも、ここまで3勝1敗の星勘定ではいい出来だと思います。
とはいえ、まだまだ油断はできません。
明日は栃ノ心との怪力対決が予想されますので、無理のない相撲内容を…。


十両では、
1位:朝弁慶
2位:北磻磨
3位:錦木
という結果になっています。
【5日目】

●大栄翔(押し出し)千代鳳○

○千代大龍(押し出し)英乃海●

●朝赤龍(寄り切り)高安○

●豪風(下手投げ)北太樹○

●豊響(押し出し)御嶽海○

○玉鷲(すくい投げ)臥牙丸●

○松鳳山(寄り倒し)宝富士●

●徳勝龍(寄り切り)蒼国来○

○佐田の富士(はたき込み)誉富士●

○琴勇輝(突き出し)旭秀鵬●

●魁聖(突き落とし)佐田の海○

○勢(寄り切り)遠藤●

●阿夢露(はたき込み)安美錦○

●栃煌山(送り出し)嘉風○

●大砂嵐(寄り切り)豪栄道○

○琴奨菊(押し出し)豊ノ島●

●逸ノ城(寄り切り)稀勢の里○

●照ノ富士(寄り切り)栃ノ心○

●鶴竜(押し出し)妙義龍○

○日馬富士(下手投げ)隠岐の海●

●碧山(上手投げ)白鵬○



ここまで勝ちっぱなしの上位陣で、白鵬は碧山を豪快な上手投げで下し5連勝。
もう一人の琴奨菊は軍配差し違えの末豊ノ島戦を制して依然負けなし。
先場所決定戦を演じた鶴竜と照ノ富士の2人は共に黒星で2敗に後退し、連覇と綱取りが厳しくなってきました。
稀勢の里と豪栄道の2大関は1敗をキープ。
平幕で勝ちっぱなしの勢と千代鳳は今日も白星を挙げて5連勝と好調な序盤戦です。
ぴかぴか(新しい)5日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:妙義龍
初日の嘉風と同様、誰もがポイントに挙げていた『鶴竜の引き』、これが本日も的中。
さらに引いたところを一気に出る妙義龍のスピードにも拍手です。
何より立ち合いの当たりの角度が最高でしたね。
2勝3敗と黒星先行の序盤戦ではありますが、この相撲内容を見れば中盤以降に十分立て直せる見込みは大きいと思います。

2位:嘉風
前日に久々の連敗を喫した中で精神面が心配されましたが、全く問題はありませんでした。
今日の栃煌山戦もここ数場所で連勝中といういい流れをそのまま出していました。
次の動きが瞬間的に出る反応の良さと充実したスピード感。
さらに取組後には栃煌山の仕切りの位置を見て立ち合いを考えたとのこと。
想定力・考察力といった、運動神経以外でも磨きがかかっていますね。

3位:御嶽海
連敗中の悪い流れを今日の勝ち相撲で一気に解消しました。
十両時代にも対戦のあった豊響戦、重い押しに耐えて自らの圧力で勝負に出る積極的な気持ちにグッジョブ!
注目ばかりで緊張感満載の序盤戦を白星先行は上出来です。
この白星をきっかけに再度旋風を巻き起こす予感をもたらしてくれます。


十両では、
1位:朝弁慶
2位:石浦
3位:正代
という結果になっています。
【6日目】

○朝赤龍(寄り切り)鏡桜●

○千代大龍(突き出し)大栄翔●

○豪風(はたき込み)豊響●

○臥牙丸(寄り切り)千代鳳●

●蒼国来(寄り切り)高安○

●北太樹(上手投げ)松鳳山○

●玉鷲(はたき込み)御嶽海○

●佐田の富士(寄り切り)旭秀鵬○

●琴勇輝(突き落とし)宝富士○

●阿夢露(寄り切り)徳勝龍○

●勢(寄り切り)魁聖○

●誉富士(押し出し)遠藤○

●佐田の海(上手出し投げ)安美錦○

○栃ノ心(寄り切り)妙義龍●

○照ノ富士(寄り切り)大砂嵐●

○碧山(引き落とし)豪栄道●

●琴奨菊(寄り切り)逸ノ城○

●栃煌山(押し出し)稀勢の里○

●豊ノ島(寄り切り)白鵬○

○鶴竜(突き落とし)隠岐の海●

○日馬富士(小手投げ)嘉風●


5連勝スタートの4人に大きく明暗が分かれました。
休場明けの白鵬は危なげなく豊ノ島を圧倒。
琴奨菊はここまで白星なしの逸ノ城に一方的に攻められ土。
平幕の勢と千代鳳も初黒星を喫し、白鵬が早くも単独トップ。
結びでは日馬富士が嘉風戦の連敗を5で止めて1敗をキープ。
鶴竜も隠岐の海の挑戦を退け4勝目。
大関陣では、カド番の豪栄道が土俵際で碧山の引きに屈し2敗。
ぴかぴか(新しい)6日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:遠藤
今日は突き押しが持ち味の誉富士と対戦。
予想通り、相手の積極的な突っ張りから始まって彼自身は受け身。
それでも一方的に押し込まれることなく、逆に押し返す力がお見事でした。
その後はきちんと相手を正面に置いて攻め立て、最後のいなしにも足を土俵にピッタリつけた結果崩れず残すことができました。
序盤戦は決定力不足で白星になかなか繋げられない日々でしたが、今日の勝ち相撲はいいエンジンになったと思いますね。

2位:逸ノ城
ここまで全勝の大関琴奨菊を本来の力相撲でねじ伏せました。
立ち合いの踏み込みと素早く取った上手、これで自信を持ったでしょう。
あとは自らの巨体を預ければ圧巻の内容と振り返れます。
とても5連敗スタートとは思えない雰囲気でしたね。
明日は上位撃破で話題になっている嘉風戦、今日みたいに相手の動きを組み止められるか?

3位:御嶽海
相手が玉鷲ということもあり、激しい突き押しの応酬を予想していました。
しかし珍しく左の相四つという展開。
互いに脇を締めての四つだったので窮屈な形ではありましたが、振りほどいて押し合いに持って行ける執念に拍手を送りたいですね。
土俵際の逆転が決まったのも、懐の深さが伺えます。
押し相撲だけでなく、四つ相撲でも取れるという自信が持てたでしょうね。


十両では、
1位:朝弁慶
2位:輝
3位:石浦
という結果になっています。
【7日目】

●大栄翔(寄り切り)貴ノ岩○

○千代大龍(突き出し)豊響●

●北太樹(送り投げ)高安○

○豪風(はたき込み)朝赤龍●

○臥牙丸(きめ倒し)御嶽海●

●千代鳳(押し出し)松鳳山○

○徳勝龍(突き落とし)佐田の富士●

●魁聖(寄り切り)蒼国来○

○琴勇輝(突き出し)玉鷲●

○宝富士(寄り切り)佐田の海●

○阿夢露(寄り切り)誉富士●

○旭秀鵬(浴びせ倒し)遠藤●

●安美錦(はたき込み)大砂嵐○

●逸ノ城(寄り切り)嘉風○

○栃煌山(押し出し)妙義龍●

●碧山(押し出し)稀勢の里○

●照ノ富士(押し出し)勢○

○琴奨菊(突き落とし)豪栄道●

○日馬富士(寄り切り)栃ノ心●

●隠岐の海(やぐら投げ)白鵬○

○鶴竜(押し出し)豊ノ島●



全勝の白鵬は先場所敗れた隠岐の海をやぐら投げという大技で下し7連勝。
1敗の大関稀勢の里は碧山に差し違えの末に白星を拾い6勝目。
この2番には行司の差し違え+見落としという事態が裏にあり…今場所の行司によるミスが後を絶ちません。
鶴竜と日馬富士の2横綱も白星を挙げ、地元の琴奨菊も豪栄道との大関対決を制して6勝1敗。
照ノ富士は3敗に後退し優勝争いからは完全に脱落。
平幕では照ノ富士を下した勢、地元出身の松鳳山、休場明けの高安が6勝1敗と好調です。
ぴかぴか(新しい)7日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:勢
大関照ノ富士を会心の相撲内容で破り殊勲の星。
先場所の好調がまだまだ続いています。
特に良かったところは、相手に上手を取らせないように四つと腕の返しを終始キープしていたことですね。
長身があそこまで頭をつければ一たまりもありません。
6勝1敗と快進撃が続く中、これからどこまで上位陣を苦しめるか楽しみです。

2位:嘉風
この1年を通して感じられることは、やはり前日の黒星を引きずらないことですね。
今日も逸ノ城を相手に真っ向から当たり、肩越しの上手を警戒しての横への動き。
さらに懐に潜り込んで攻め立てる本来のスタイルが十二分に輝いていました。
上位陣や平幕の難敵が続く中、ここまで4勝3敗で白星先行というのは立派です。

3位:蒼国来
今場所は前半戦の土俵を盛り上げている印象はありますが、ランクインは初めてというのはまたビックリ。
今日の魁聖との対戦、完全に組み止められ上手を取られて持って行かれる絶体絶命の展開。
しかし土俵際で強靭な下半身を武器に粘り、そこから形勢逆転から下手を引きつけての反撃。
『小よく大を制す』の逆転劇に、館内の拍手も非常に大きかったですね。
こうしてみると、八百長問題の訴訟に勝って帰ってきたことが本当に大きいと思います。
土俵復帰をしてから相撲を取れる幸せを噛みしめている雰囲気が伝わりますね。


十両では、
1位:里山
2位:正代
3位:輝
という結果になっています。
▼「不徳の致すところ」式守伊之助出場停止
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151114-00000111-mai-spo


やはり一番大きく話題に挙がったのはこれでしょう。
あれはどう見ても『何故?』という疑問に思う物言いでした。
まぁ白鵬と隠岐の海は体格も似ていて締め込みも同色に近いので、逆に見えてしまったという心境もあるかもしれないですが…。
それにしても、今場所は上位陣の取組内での差し違えが目立ちます。

2000年に出場停止となった29代伊之助は、最終的に『差し違えの伊之助』という異名までつけられる羽目になりました。
(You tubeに投稿された歴代行司の裁きの中にそんな書き込みが)
もちろん、年齢とともに感覚も衰えるのでやむをえない面もありますが、65歳が定年の仕事なのでそこまできちんと感覚を養うのも1つの仕事です。
今の伊之助は55歳、立行司を務める年齢としてはまだ若いので、残り10年余りの土俵で緊張感と共に務め上げて欲しいところ。

かつて曙・貴乃花時代に結びを連日裁いた29代の庄之助は、動体視力や感覚を鈍らせないため在職中に自動車免許を取得したとの説も。
結果この庄之助は立行司に昇格以降、差し違えを一度も経験せず『平成の名行司』とも謳われることに。

昔からの伝統で、立行司は軍配を間違えた際に『切腹する』という心構えで刃渡り15センチの短刀を身につけているという文言があります。
※当然命にかかわることなので、実際に切腹した立行司を見たことはありませんけれども…。
そういう責任の重い立場である以上、今回の出場停止処分は妥当な措置でしょう。
果たして、次代の庄之助はいつ誕生するか?
【8日目】

○北太樹(寄り切り)青狼●

●朝赤龍(押し出し)豊響○

●臥牙丸(上手投げ)高安○

○千代鳳(寄り倒し)御嶽海●

●蒼国来(上手出し投げ)松鳳山○

○玉鷲(押し倒し)大栄翔●

●徳勝龍(寄り切り)宝富士○

○魁聖(押し出し)豪風●

○千代大龍(はたき込み)誉富士●

○阿夢露(寄り切り)佐田の富士●

○旭秀鵬(突き落とし)佐田の海●

●琴勇輝(押し倒し)安美錦○

○逸ノ城(押し出し)遠藤●

●碧山(押し出し)嘉風○

○栃煌山(肩すかし)勢●

○琴奨菊(寄り切り)大砂嵐●

●隠岐の海(寄り切り)稀勢の里○

●照ノ富士(寄り切り)豪栄道○

○鶴竜(上手出し投げ)栃ノ心●

○日馬富士(押し出し)豊ノ島●

●妙義龍(押し出し)白鵬○



全勝:白鵬
1敗:日馬富士 稀勢の里 琴奨菊 松鳳山 高安



今日で中日の折り返し地点となった中、白鵬が依然単独トップのまま明日から後半戦に入ります。
しかしこれまでと違い、星1つの差で1横綱2大関が関わっていることが楽しみであり、中でも稀勢の里と琴奨菊の和製2大関に期待を集めたいですね。
そして地元の松鳳山、休場明けの高安もどこまで続くか目が離せません。
逆に心配なのが大関3場所目の照ノ富士…今日の一番での気持ちを見る限りでは休場という選択肢を出した方がいいのでは?
ぴかぴか(新しい)8日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
三役に復帰して上位戦が続いた中でも白星先行での折り返し。
今日は碧山の重い突き押しにどこまで対抗できるかに注目していましたが、逆に自ら攻め立てる展開。
日々真っ向から攻める姿勢には、見ていて気持ちがいいですね。
あとは勝ち越しと2場所連続の三賞受賞に向けて突っ走るのみ。
明日の栃ノ心戦もスピードと力の勝負、見ものです。

2位:琴奨菊
今日は組んだら持ち前の怪力を発揮する大砂嵐との対戦。
当たってすぐ胸が合って互いに力の入る形でしたが、真っ先に攻め立てたのが大関。
大砂嵐に上手を取られても何のその、下からの圧力が大いに利いていました。
観戦に来ていたお父さんに最高の白星をプレゼントできたようですね。
中日を1敗で折り返し明日から後半戦に入ります。
白鵬との直接対決を迎えるまでは勝ち続けて欲しいですね。

3位:松鳳山
前半戦の土俵を盛り上げているご当所力士も勝ち越しに王手を懸けました。
日々元気な相撲を取っているだけに、ランクインが今場所初というのはちょっと意外。
先場所の十両優勝がいい薬になったか、初日から全力投球の姿勢が伺えます。
自分の相撲スタイルに自信を取り戻したのでしょう。
かつて1勝14敗という成績で十両陥落を余儀なくされた屈辱を、今場所は逆に14勝1敗まで行けるのではないかと思わせる上出来な中日までの白星街道。
星の伸び具合によっては役力士との対戦も組まれるか?


十両では、
1位:正代
2位:里山
3位:輝
という結果になっています。
【9日目】

●輝(押し出し)豊響○

●千代鳳(巻き落とし)高安○

●北太樹(押し出し)御嶽海○

○臥牙丸(寄り切り)朝赤龍●

●大栄翔(寄り切り)松鳳山○

●蒼国来(突き出し)千代大龍○

●玉鷲(送り出し)豪風○

●佐田の富士(寄り切り)宝富士○

●旭秀鵬(突き落とし)誉富士○

●琴勇輝(押し出し)徳勝龍○

●阿夢露(押し出し)魁聖○

●佐田の海(寄り切り)遠藤○

○碧山(突き出し)安美錦●

●豊ノ島(はたき込み)大砂嵐○

●栃ノ心(寄り切り)嘉風○

○逸ノ城(寄り切り)妙義龍●

●琴奨菊(突き落とし)隠岐の海○

●照ノ富士(寄り切り)稀勢の里○

●豪栄道(寄り切り)白鵬○

●鶴竜(押し出し)栃煌山○

○日馬富士(寄り倒し)勢●



全勝:白鵬
1敗:日馬富士 稀勢の里 松鳳山 高安
2敗:琴奨菊



全勝で折り返した休場明けの白鵬、今日も豪栄道に対し付け入る隙を与えず9連勝として依然単独トップ。
1敗で追っていた5人では、日馬富士は好調な勢との直接対決に勝利。
稀勢の里は照ノ富士との大関対決を制して勝ち越しを決めるも、琴奨菊が隠岐の海に今場所の初白星を献上して2敗に後退。
平幕の松鳳山と高安は共に白星を挙げ勝ち越し決定。
こうしてみると、休場明けの力士による活躍が伺えますね。
十両では、8勝1敗で単独トップに立つ正代を錦木と大翔丸が7勝2敗で追う展開です。
ぴかぴか(新しい)9日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:嘉風
昨日に続いて1位、ランクインとしては3日連続です。
今日は先場所豪快なつり出しで敗れた栃ノ心との対戦。
相手に上手を取らせまいと、懐に入るスピードが今日の白星で大きく評価できるところです。
さらに足にしがみついて前に出るところにも、この1年でより磨きをかけた反応の良さをアピール。
これで3場所連続の二桁勝ち星も夢ではありません。
もし先場所以前も三役の座を張っていれば、確実に大関候補ですね。
とはいえ、上位戦ではまだ照ノ富士と豪栄道の2大関との対戦を残しています。
終盤の殊勲や敢闘精神にも期待が大きいです。

2位:栃煌山
大関取りを白紙にされてなかなか星が上がらない状況が続いていましたが、今日は一味違いました。
これまで対戦成績が均衡している横綱鶴竜との対戦で、出足の鋭さを取り戻し完璧な白星です。
ほんのわずかな引きにも『待ってました』とばかりに、足の運びと筈押しが強烈でした。
これだけ力のある相撲を取れるワケですから、下位に取りこぼすというのがどれだけもったいないか…。
あとは関脇の地位を守るために、残っている上位戦で存在感をアピールしたいですね。

3位:遠藤
今日は得意の左が立ち合いですぐに入る万全な形でした。
さらに腰を下ろしながら引きつけて寄り立てる圧巻の内容。
逆転も喰らわないように下半身もきちんと土俵から浮かせることなく攻めていますね。
3勝6敗とまだまだ苦しい星勘定ですが、今日の感覚を忘れずに明日から挽回して欲しいところです。


十両では、
1位:正代
2位:里山
3位:錦木
という結果になっています。
▼日馬富士、慌てず勝ち越し
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151116-00000146-jij-spo

肘のサポーターは当分外れそうにありませんが、反応の良さは十分に戻っている感じですね。
最後に勢が下手投げを見せた時にも、『待ってました』と言わんばかりにタイミングよく体を預けたと思います。
あの形を見ると、決まり手は『浴びせ倒し』を取っても良かったかもしれませんね。


▼鶴竜が苦手栃煌山に完敗…連覇「ちょっと難しい」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151116-00000136-nksports-fight

ここから白鵬が3つ星を落とすことは考えられません。
連覇はほぼ消滅したと捉えていいでしょう。
しかし、横綱の役目は優勝争いに『絡む』だけでなく、『盛り上げる』という役割も持って欲しいです。
せっかく日馬富士、稀勢の里、琴奨菊と上位陣が中日の折り返しで何とか残っている以上、彼らにも優勝の可能性を残していただきたい。
恐らく千秋楽結びの一番で白鵬との顔合わせになると思いますが、『敗れれば決定戦』というシーンになればキーマンの一人にも。
【10日目】

●朝赤龍(寄り切り)常幸龍○

○臥牙丸(寄り切り)北太樹●

○蒼国来(寄り切り)千代鳳●

●玉鷲(はたき込み)千代大龍○

○大栄翔(寄り切り)佐田の富士●

●御嶽海(送り出し)宝富士○

●高安(突き落とし)旭秀鵬○

●琴勇輝(引き落とし)豪風○

○豊響(突き落とし)誉富士●

●阿夢露(寄り切り)佐田の海○

○勢(小手投げ)松鳳山●

○魁聖(押し倒し)遠藤●

○徳勝龍(引っかけ)安美錦●

●碧山(送り出し)隠岐の海○

●栃ノ心(寄り切り)逸ノ城○

○大砂嵐(寄り切り)嘉風●

○照ノ富士(寄り倒し)妙義龍●

○豊ノ島(押し出し)稀勢の里●

○日馬富士(上手出し投げ)琴奨菊●

●栃煌山(寄り切り)白鵬○

●鶴竜(寄り切り)豪栄道○



全勝:白鵬
1敗:日馬富士
2敗:稀勢の里 松鳳山 高安



白鵬は猫だましの奇襲から栃煌山を寄り切って10連勝。
日馬富士は琴奨菊との直接対決を制して1敗を守ったが、稀勢の里は豊ノ島上手く裁かれ2敗に後退。
平幕で1敗で追う松鳳山と高安も敗れ優勝争いから後退。
見て分かるように、国産力士が相次いで星を落とす展開…ここが毎場所大きく落胆させてしまうんですよね。
これではまたモンゴル組の独走になってしまいます。
明日は全勝の白鵬と2敗の稀勢の里による直接対決で優勝の行方が大きく変わってくるでしょう。
ぴかぴか(新しい)10日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:勢
今場所平幕で特に注目を集めている1敗の松鳳山との対戦。
突っ張ってくることは想定内だったかのように、右を引っ張り込んでの小手投げで圧力を逃がす作戦はお見事でした。
欲を言うと、二度目の小手投げが決まる前に呼び込んだ叩きはやや反省しなければならないですが…。
とはいえ、序盤から輝いている反応の良さが大一番でも発揮できたことは立派の一言に尽きます。
これで勝ち越しに王手を懸けて、明日も好調を維持している高安との対戦。
終盤の内容次第では三役復帰も視野に入れたいですね。
(妙義龍の負け越しで恐らく1枠は空くと思われるので)

2位:豊ノ島
今場所は上位戦で存在感をなかなか示せなかった中、最後の最後に見せてくれました。
稀勢の里の強烈なおっつけや喉輪を凌ぐ粘り腰に加え、脇の甘さを逃さずに浅いもろ差しからの逆転劇。
形勢逆転という言葉の通り、豊ノ島にはどんな相手でも絶体絶命の場面から盛り返せる上手さと忍耐力の強さが光ります。
あとは照ノ富士戦を組むかどうかも気になりますが、これがいいきっかけになって終盤の勝ち越しに繋がることを願いたいですね。
かつては1勝7敗から千秋楽に勝ち越しという大どんでん返しの経験を知っている側としては、不可能な星勘定ではないでしょう。

3位:豪栄道
カド番脱出に向けて大きな山場を迎えた豪栄道が、今日は目が覚めるような内容で横綱鶴竜を圧倒。
立ち合いで張ってもろ差し速攻、大関昇進を決めた時の積極的な攻めが戻りました。
鶴竜が単独トップで初優勝を懸けたあの場所で勝った時と同じような内容です。
これを毎場所出していただければ、二桁勝ち星だけでなく優勝候補の一角にも挙がると思います。
この感覚を忘れずに明日からの終盤戦も全力投球でお願いします。


十両では、
1位:正代
2位:石浦
3位:大翔丸
という結果になっています。
【11日目】

●北太樹(寄り切り)貴ノ岩○

○臥牙丸(小手投げ)大栄翔●

●朝赤龍(押し出し)佐田の富士○

●玉鷲(寄り切り)千代鳳○

●豪風(押し出し)宝富士○

○徳勝龍(寄り切り)千代大龍●

●御嶽海(寄り切り)旭秀鵬○

●魁聖(すくい投げ)松鳳山○

○蒼国来(寄り切り)佐田の海●

●阿夢露(突き出し)豊響○

○琴勇輝(突き出し)遠藤●

○勢(押し出し)高安●

●誉富士(寄り切り)隠岐の海○

○碧山(はたき込み)豊ノ島●

○栃ノ心(寄り切り)安美錦●

○大砂嵐(寄り切り)妙義龍●

○照ノ富士(小手投げ)嘉風●

○逸ノ城(突き落とし)豪栄道●

○鶴竜(肩すかし)琴奨菊●

○日馬富士(押し出し)栃煌山●

●稀勢の里(はたき込み)白鵬○


全勝:白鵬
1敗:日馬富士
2敗:松鳳山



これで優勝争いは、白鵬と日馬富士の2人に絞られたと見ていいでしょう。
地元の松鳳山が唯一2敗を守っていますが、何より白鵬がここから2つ落とすことが考えにくい…。
個人的には稀勢の里と琴奨菊が残って欲しかったですが、今日の黒星で完全にジ・エンドですね。
ここに来て普段の大関の星勘定になってきてしまう予感。
ぴかぴか(新しい)11日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:勢
今日は勝ち越しを懸けて2敗の高安と対戦。
立ち合いから張り手の応酬に防戦一方でしたが、引くことはなく必死にこらえる場面に忍耐力が強化できていると伺えます。
逆に差し手の入ったところで相手の引きを『待ってました』と言わんばかりに、一気に勝負を仕掛けましたね。
これで2場所連続の勝ち越し、インタビュールームでの対応も相変わらず的確でまじめな受け答えです。
残り4日間の内容次第では敢闘賞も2場所連続も視野に入ってきますね。

2位:松鳳山
2敗の3人組の中で唯一キープした地元のホープ。
魁聖の巨体に押されまいと、起こしてズバッと中に入るまでの流れが良かったです。
さらに下がりながらもすくい投げを打てる気持ちの余裕にも拍手。
明日は二桁勝ち星を懸けての取組。
これまで持ち味だった突き押し以外に投げ技でも磨きをかけてきましたね。

3位:蒼国来
立ち合いで一気に攻め込まれるも、回り込む対応力には全く焦りがありませんでした。
さらにそこから自分得意の形に持ち込んでつり出しまで見せてしまう攻めの速さにも脱帽。
今場所は特に積極的な攻めや横への動きが光りますね。
ここまで来れば、早い段階での勝ち越しも現実のものとなるでしょう。


十両では、
1位:石浦
2位:輝
3位:大翔丸
という結果になっています。
【12日目】

○大栄翔(押し出し)輝●

●豪風(押し出し)千代鳳○

○千代大龍(引き落とし)御嶽海●

●蒼国来(押し出し)豊響○

●徳勝龍(寄り切り)朝赤龍○

●高安(上手投げ)宝富士○

○松鳳山(上手投げ)旭秀鵬●

○琴勇輝(押し出し)佐田の富士●

○北太樹(外掛け)誉富士●

○玉鷲(小手投げ)佐田の海●

○勢(突き落とし)臥牙丸●

●魁聖(下手投げ)安美錦○

○碧山(押し出し)遠藤●

●阿夢露(寄り切り)隠岐の海○

○栃ノ心(寄り切り)大砂嵐●

○栃煌山(突き落とし)逸ノ城●

○嘉風(はたき込み)妙義龍●

●照ノ富士(寄り切り)豊ノ島○

●琴奨菊(寄り切り)白鵬○

○鶴竜(寄り切り)稀勢の里●

○日馬富士(押し出し)豪栄道●



全勝:白鵬
1敗:日馬富士
2敗:松鳳山



優勝争いに絡んでいる3人は揃って白星を挙げて、明日は全勝の白鵬と1敗の日馬富士の直接対決。
果たして白鵬が差を広げるのか、日馬富士が相星まで持っていくのか楽しみです。
そして、優勝争いとは別の話題ですが4大関に喝…みんな負けちゃってんじゃん。
まぁこれが全然埋まることのない横綱と大関の差でしょう。
地元の声援という重圧の中で二桁勝ち星を挙げた平幕の松鳳山がどれだけ立派か…。
ぴかぴか(新しい)12日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:松鳳山
優勝争いに残っている唯一の国産力士がついに二桁勝ち星に到達。
立ち合いの鋭い当たりから一直線に出て行き、磨きをかけた投げ技で圧倒。
強い松鳳山が完全に戻ってきましたね。
上位陣とは対象的に、残り3日の対戦相手が予想しにくい状況。
明日が逸ノ城、14日目以降はあくまで個人的な推測ですが、嘉風や栃煌山とかの役力士と当ててくるのかなと…。
以前NHKのスポーツニュースで尾車親方が『台風の目』として1人のキーマン的存在をおっしゃっていましたが、まさにその通りになってきている状態です。
かつて身に着けていた黄金の締め込みを封印しても、相撲内容や存在感は十分に輝きを増しています。

2位:栃ノ心
7敗で後がない状況の中でも、今日の怪力相撲は見事でした。
相手が大砂嵐ということもあり、互いに組んでの力比べになるシーンは予想通り。
勝敗を分けたカギは『腰の低さ』にあったのではないかと振り返れます。
残り3日で三役の座を守るために今日のような相撲内容を期待したいですね。

3位:嘉風&勢
勢は臥牙丸に完全に押し込まれたところを土俵際の逆転劇で凌いでの白星。
相撲内容では完全に負けていましたが、今場所の反応の良さが最後に出たというような感じです。
どちらかというと、敗れた臥牙丸の出足にランクインの要素があるんですけどね…。
嘉風は立ち合いの当たりで妙義龍の膝が入ってしまうという、まさに一瞬の勝負でした。
あの踏み込みの強い妙義龍が落ちるということは、それだけ嘉風の当たりが鋭かったということでしょう。
残り3日に勝ち越しと関脇昇進を懸けて土俵に上がります。


十両では、
1位:里山
2位:北磻磨
3位:正代
という結果になっています。
【13日目】

○北太樹(はたき込み)富士東●

●臥牙丸(寄り切り)千代大龍○

○蒼国来(押し出し)豪風●

○徳勝龍(押し出し)豊響●

●千代鳳(寄り切り)旭秀鵬○

●魁聖(寄り切り)高安○

●朝赤龍(寄り切り)誉富士○

○琴勇輝(突き出し)大栄翔●

●阿夢露(寄り切り)御嶽海○

○玉鷲(押し出し)遠藤●

○勢(押し出し)宝富士●

●佐田の海(寄り切り)隠岐の海○

○碧山(はたき込み)佐田の富士●

●逸ノ城(寄り切り)松鳳山○

○安美錦(押し出し)嘉風●

○栃ノ心(寄り切り)豊ノ島●

○栃煌山(押し出し)大砂嵐●

○琴奨菊(小手投げ)妙義龍●

○豪栄道(寄り切り)稀勢の里●

○日馬富士(寄り倒し)白鵬●

●鶴竜(はたき込み)照ノ富士○



1敗:白鵬 日馬富士
2敗:松鳳山



北の湖理事長の訃報で騒然とする中、場所は優勝争いが混沌としてきました。
全勝と1敗の横綱対決で日馬富士が勝って星が並び、松鳳山も2敗で並走。
これで決定戦あるいは巴戦も視野に入ってきます。
1年納めの九州場所、最後の最後に盛り上がりがありそうですね。
全身全霊で戦った日馬富士にグッジョブ!
そして理事長、あまりにも急すぎる訃報に今でも信じられません…合掌。
理事長であり部屋の親方でもある彼が不在になったことで、千秋楽の協会ご挨拶と北の湖部屋の力士たちの指導と残り2日の出場が心配されます。
ぴかぴか(新しい)13日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:日馬富士
前日の言葉の通り『全身全霊』で白鵬の連勝を止めました。
立ち合いで白鵬が前まわしを狙ってくるのをあたかも読んでいたような左への動き。
そして相手があたふたしているところをズバッと入って一直線。
何かしら暴れてくれることは想定していましたが、あそこまで翻弄したとは…。
このまま相星で行って、千秋楽に決定戦を望みたいですね。

2位:勢
2場所連続の二桁勝ち星。
立ち合いは予想通り差し手争い。
その後の対応は非常に素早いもろ差しから一気に寄り立てました。
ここ数場所で四つ相撲に磨きをかけた宝富士に何もさせない完璧な内容です。
勝負が決まった後の表情にも自信がみなぎっています。
体格だけでなく、技術的にもいいものを持っていますので、あとは技能賞候補に挙がって欲しいものです。

3位:松鳳山
両横綱だけでなく、2敗を守った彼も最後まで優勝争いを楽しませてくれています。
立ち合いの一瞬で差し勝った直後の出足、残された後の足の運び共に完璧です。
幕内復帰の場所にここまで活躍することを誰が考えたか?
変な話、上位との対戦はなくとも三賞全てを与えたいですね。
少なくとも敢闘賞・技能賞は無条件で対象になるでしょう。
願わくば、白鵬と日馬富士がもう1敗して巴戦にならないかなぁと密かな期待も…。


十両では、
1位:北磻磨
2位:輝
3位:正代
という結果になっています。
▼北の湖理事長が死去、62歳 直腸がん多臓器不全
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151120-00000151-nksports-fight


ショックとしか言いようがない記事ですよね。
今年は今井雅之さん・川島なお美さん・阿藤快さん、さらには角界で貴ノ浪や今回の理事長と、大物たちを多く失う年に。
体調不良が続いていましたが、記事の中の写真を見る限り相当痩せていることが分かりました。
相当無理をしていたのかと思うと悲しいです。

私は理事長が力士を引退してから生まれているので、現役時代の活躍はリアルタイムで見たことがありません。
こういうネット環境の普及に恵まれて、Youtube動画で名勝負の一部を振り返る程度しかできませんでした。
腕力を生かした豪快な引きつけと安定した下半身、これが5連覇を果たした昭和53年の取組を初めて動画で見た時の感想です。
これは実家の親父から聞いた話ですが、『輪湖時代』を築いた輪島とのライバル対決は毎場所水入りを覚悟して見ていたと聞いたことがあります。
↑同時に『憎まれるほど強い』という謳い文句とは裏腹に、朝潮戦では極端に墓穴を掘ったという話も…。

現役時代に角界を引っ張った第一人者を経験したからこそ、理事長になっても親方や力士などの大人数を一丸にさせてこれたのだと思っています。
年間90日ある本場所のうち、今年は既に80日以上が大入りになっているとのこと。
これは理事長の懸命な公務と相撲に対する情熱と愛情が実った結果なのではないかと。
『憎まれ役』とは違う誠実な人間性を持っている彼だから築けた大相撲の人気復活の立役者とも言えるでしょう。

誰も想像なんてしていなかった突然の訃報、角界の対応は果たして追いつくのか?
理事の後任は時間をかけて決める猶予はありますが、問題は北の湖部屋の力士たちです。
師匠不在の場合、所属する部屋の力士は土俵に上がることができません。

 ・琴櫻の定年の時や時津風親方の不祥事の時みたいに、現役力士の誰かがやむなく引退して部屋を継ぐのか?
 ・一門の部屋に移籍になるのか?

どちらにしても、力士たちには簡単に受け入れられない現実であることは間違いありません。
どういう方向に進むのか、今頃寝る間も惜しんで考えているのでしょうね…。

最後になりましたが、理事長のここまでの頑張りに感謝と労いの言葉に代えてご冥福をお祈りします。
【14日目】

●北太樹(寄り切り)正代○

○玉鷲(押し出し)豊響●

○徳勝龍(押し出し)高安●

○千代鳳(寄り倒し)宝富士●

○魁聖(寄り切り)臥牙丸●

●蒼国来(寄り切り)旭秀鵬○

○琴勇輝(突き出し)千代大龍●

○大栄翔(押し出し)誉富士●

○阿夢露(寄り切り)朝赤龍●

○御嶽海(突き出し)佐田の海●

○佐田の富士(寄り切り)遠藤●

■豊ノ島(不戦勝)松鳳山□

●豪風(はたき込み)安美錦○

□逸ノ城(不戦勝)大砂嵐■

●栃ノ心(下手投げ)勢○

○栃煌山(寄り切り)隠岐の海●

○碧山(肩すかし)妙義龍●

○嘉風(押し倒し)豪栄道●

■琴奨菊(不戦勝)稀勢の里□

●鶴竜(押し出し)日馬富士○

○照ノ富士(寄り切り)白鵬●



1敗:日馬富士
2敗:白鵬 松鳳山



ここに来て日馬富士の単独トップは全くの予想外でした。
結びで見せた照ノ富士の援護射撃とは裏腹に、白鵬の負け方が若干心配な感じもします。
千秋楽は最初に2敗の松鳳山が安美錦と対戦し、三つ巴の可能性に繋げるかにも注目したいですね。
そして結び前に1敗の日馬富士が稀勢の里と、結びで2敗の白鵬が鶴竜と対戦。
果たして本割一発で決まるか、それとも2人か3人での決定戦になってくるのか?
1年の締めくくりに相応しい1日を願っています。
ぴかぴか(新しい)14日目の敢闘精神あふれる力士ぴかぴか(新しい)


1位:照ノ富士
夏場所、兄弟子の日馬富士に援護射撃をしてもらった弟弟子が、今度は自ら援護射撃を見えました。
3分近くに渡った大相撲の末、白鵬を力でねじ伏せ存在感をアピール。
とくに左上手が非常にいいところを取っていましたね。
これにより、横綱の腰が終始上の位置にあったことが大きな勝因と振り返れます。
優勝争いや綱取りの話題からは完全に遠ざかっても、この一番での白星は来年にさらなる期待を込める意味でも価値ある白星です。

2位:嘉風
本人もファンも待ち望んでいた『三役の地位で初の勝ち越し』をついに手にしました。
終盤に来て大きな山場となった残り1番の大関戦。
しかし重圧の大きい中、堂々と自らの相撲スタイルを思う存分にぶつけた勝ち相撲でした。
豪栄道の張り差しを予想していたかのように低く潜って強烈な突き返し。
その後相手に引かせる作戦が的中し完勝。
今年大きく土俵を盛り立てた主役クラスと言っていいでしょう。
千秋楽は11勝を挙げている勢との対戦、恐らく『三賞決定戦』になりそうな予感。

3位:勢
そんな嘉風と千秋楽に対戦する勢が3位。
栃ノ心との対戦は、事実上の『三役入れ替え戦』みたいな感じで捉えていました。
ここ数場所で力をつけた差し手と腕の返しがそっくりそのまま土俵上で発揮されたと思います。
中盤に組まれた日馬富士戦がなければ、今頃彼も優勝争いに加わっていたかと思うと、番付運と取組運にやや残念な思いが…。
そして嘉風の書き込みをした後に思いましたが、『三賞決定戦』というより『新関脇の座を懸けての決戦』の方が現実的かもしれませんね。
果たして二桁勝ち星の平幕と上位撃破をして8勝か9勝の小結、どちらが上がるかという点にも注目したいです。


十両では、
1位:北磻磨
2位:大翔丸
3位:千代丸
という結果になっています。
▼松鳳山は不戦勝でトップと1差12勝目
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151121-00000100-dal-spo

平幕力士が千秋楽まで優勝争いに残るというのは実に久しぶりですね。
ここまでの努力が開花されるように、個人的には20年以上実現していない巴戦を見たいという心境。
福岡男児に最後まで暴れて欲しいなぁ。
平幕の決定戦出場は3年前の【栃煌山―旭天鵬】以来のこと。
しかし今回の相手は絶対に横綱であることがややネックな点。
長い大相撲の歴史の中で、『平幕が役力士を倒して優勝した』という例は過去に一度もありません。
記憶に新しいのは、5年前のこの場所で再入幕の豊ノ島(当時前頭9枚目)が白鵬と14勝1敗同士の決定戦まで駒を進めたことです。
その前には、前頭筆頭の北勝力が朝青龍と対戦したという出来事もありましたね。
色々なことが頭をよぎる千秋楽になるかと思いますが、堂々と前に出る相撲で盛り上げて欲しいところ。
そんな松鳳山の対戦相手は安美錦…日馬富士と同じ部屋の相撲巧者です。
安美錦も同部屋の横綱の優勝を飾れるように、何か仕掛けてくるのかもしれませんね。
優勝争いに残っている3人で一番最初に登場する松鳳山。
琴奨菊の休場でガッカリムードが漂う中、それを払拭するのは同じ地元福岡の彼の相撲に懸かっています。
▼照ノ富士に寄り切られ2敗となった白鵬
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151121-00000084-dal-spo.view-000

照ノ富士のこの取組に懸ける思いが強かったのはすごく伝わってきます。
痛めている膝を抱えながらも、兄弟子への恩返しも視野に全力投球だったことでしょう。
最後の最後に『大関』としての存在感を示したのは間違いありません。

しかし、ここで個人的に納得できないのが千秋楽の取組。
本来であれば琴奨菊との大関対決でしたが、休場により取組編成にも頭を悩ませるのは共感できます。
とはいえ、対戦相手に抜擢されたのが上位戦経験がほとんどない琴勇輝というのはいかがなものか?
確かに琴勇輝は勝ち越しを決めていますし、力も着実につけています。
彼が三賞を懸けての対戦なら分かるんですが、候補には挙がりそうな感じがしないんですよね。
できることなら、2敗で残っている松鳳山の『壁』として組んで欲しかった…。

時は夏場所の千秋楽に戻りますが、あの頃も大関豪栄道の休場で千秋楽の対戦相手に注目が集まりました。
優勝争いに加わっていた星1差グループではなく、ボーナスステージ的な感覚を匂わせる碧山戦。
今の照ノ富士はあくまで『大関』です!協会が満場一致で昇進させた大関照ノ富士ですよ!!
ここで『壁』にならなくていつなるの?
今でしょ!!なんて古い流行語まで繋げたくはないんですが、こうあって欲しかったです。
どうも照ノ富士の取組編成には若干ユルユルな感じがしてなりません。
『場所を盛り上げる』ってこういうことではないんですかね。
【千秋楽】

○豪風(押し出し)高安●

○蒼国来(寄り切り)朝赤龍●

○北太樹(寄り切り)佐田の富士●

●千代大龍(はたき込み)宝富士○

●徳勝龍(突き出し)千代鳳○

○魁聖(下手投げ)豊響●

○御嶽海(押し出し)誉富士●

●臥牙丸(寄り切り)佐田の海○

●阿夢露(押し出し)大栄翔○

●松鳳山(素首落とし)安美錦○

○玉鷲(押し出し)隠岐の海●

●逸ノ城(押し出し)碧山○

○勢(引き落とし)嘉風●

○栃ノ心(寄り倒し)旭秀鵬●

○遠藤(寄り倒し)妙義龍●

●栃煌山(首投げ)豪栄道○

~これより三役〜

○照ノ富士(押し出し)琴勇輝●

●日馬富士(寄り切り)稀勢の里○

○鶴竜(寄り切り)白鵬●



優勝:日馬富士(13勝2敗)

殊勲賞:該当者なし
敢闘賞:勢(12勝3敗) 松鳳山(12勝3敗)
技能賞:嘉風(8勝7敗)



決定戦どころか、優勝を争った3人が全員敗れての優勝決定にちょっとモヤモヤ感。
とはいえ、休場明けを全身全霊で戦った日馬富士の復活優勝にはこみ上げてくるものがありますね。
まぁ最後の白鵬の幕切れがとてつもなく予想外でしたが…。
理事長の急死により自粛されるかもしれない千秋楽や表彰式を普段通り行えたことには感謝そのものです。
これで2015年の大相撲が幕を閉じます。
今年は白鵬独占から一転して、照ノ富士の勢いが輝いた春と夏。
そして名古屋場所以降は3人の横綱が優勝をしているのも、例年より楽しめた1年なのかなぁと思います。
来年は新たな理事長が誕生し、新体制として臨むことになるでしょう。
北の湖理事長の遺志を引き継いで、年間90日大入りの夢を果たせるように頑張って欲しいものです。
その他諸々の思いを込めて取組速報の締めの言葉とさせていただきます。
千秋万歳!

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