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俺の物語『家出・・・』コミュの第35章【罪み重ね】

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ハッキリ、何回も言うが間違った事はしちゃいけない…


例え、それが考えたあげくそこに辿り着く事も間違ってる。


例え、好きな人からのお願い…悲鳴だとしてもだ。

間違った選択をする前によく考えるべきだった俺…



お金を借りに行く日…


俺は休み…

みどりはおじさんと来ると言う…

この頃のみどりの職業、保険屋って事を頭に残して頂きたい…


しかし、ア然して力が体に入らないのはなんでだかわかんなかった…


午前中…


彼等は来た…


俺はいつもの様におじさんの車に乗り込む…



バタン…★戸を閉める音


お「おーよし?久々だなぁ?元気にしてたかぁ?」


引っ越した時からだいぶ久々なんだが…


んな事どうでもいいが、悪い用事は早く済ませたい…


俺「久々すね、元気でしたよ。んで今日はちゃちゃっと済ましましょうよ?俺夜番になっちゃったもんで…」


いや休みなんだが…

嫌気がさした俺は嘘をついてしまった…


例え好きな人が目の前にいようと、現実は金借りに来ただけなんだから…


気持ちの使いようが違う…


車内は、くだらない日常会話しながら走らせるおじさんとみどり…


んで会話は本題に入る…


今日借りに行く闇金。
★ア●○【3文字】
★0が付く日に1割の利子
★最初は5万【手元には4,5万最初に5千円利子を取られる】
★元はヤクザだ。
★みどりの代わりに借りに来た、未成年は保証人必要とした19歳だかららしい。


って事で着いた所は、周りには鹿島市街、近くに、ジャスコ、目障りなピンクのマンション…


しかし闇金の事務所はアパートだった…


おじさんには牛角駐車場で車の中で待ってもらう事に…


歩いて向かうのは、とあるアパートの2階、玄関の扉にはア●○とは書いてもなし、本当にここなのか?と疑いたいが…


みどりが借りていた場所だからここなわけ…


みどりがインターホンを押す…



ピンポーン


…緊張する俺。
大丈夫なんかな?って。




インターホンを押してしばらく…



中から声が…

「…はーい」

ドスが聞いた声ではない、まだ優しいっぽい声が聞こえた…


ガチャ…
Σ(´Д`;)え?


はてさて何故かおばちゃん…(笑)


え?おばちゃんが闇金の主?(笑)




んな訳なかろー…



おば「ちょっと待っててね今、出掛けてるけどすぐ帰ってくるから…」



だってさ(笑)



中はいたってアパート。ヤクザの事務所でもない。

客に接するための部屋って感じだ。


ソファに座り待つ俺とみどり…


そんな中おばちゃん一生懸命掃除してるよ(笑)


しばらくして…


ガチャ

帰って来た主か?


みたいだ…


主?「おぅ待たせたなぁ…」


(´`;)あれ?


ヤクザに見えないんですが…


見た目、ほっそり、中年、キツネ顔、まだ優しい顔してる。


主「こんにちは、みどりちゃん久々だねぇ…」

あら?結構みどりは利用気味か?

主「こないだ利用したいって言ってたこの子かい?」

み「はいそうです。」


俺は軽く挨拶を済ます…


主「なかなか真面目そうな子だね。貸しても良さそうな子だね?」


フッ。俺がやってきた事と照らし合わしたらその言葉がおかしくて笑いそうだった。


はてさていろいろと説明を受ける事になり、貸してくれる事になった…


案の定、手元に戻るお金は4.5万になる。


そこでつまらない世間話。

主「なんで違う県から来たのかな?出稼ぎ?かい?」


俺「いや出稼ぎというか、なんか独りでいろいろとしたくて出てきました…」


そんなような話が約15分…


って事でよろしくやってくれ?と言われて約束を忘れないようにと言われた…


連絡先の確認、利子の払う日数など今一度確認をされた…


めんどくさい…


てか誰かのためにやってるわけだが…


仕方なかったのかまた頭な中で叫んでる…


そしてアパートを後にした…


そして俺はMGMの寮へと帰っていく…



手元に借りたお金はみどりの手元に納まる…


俺の手元には何もない…


はてさてこのまま10日ごとに来る利息はどうやって払えばいいとみどりに聞けば…


私がなんとか、振り込むからって話だ…



俺の胸の中はどんより…



そして、完済方法は?どうすんだ?




その話は後に…だとよ。



俺は遅番とみどりに言ってあるがために、みどり達は俺をMGMへ降ろし帰る…


みどりは助手席からこう言った…

み「ありがとうよしくん。助かる。ちゃんと電話とか帰って来てね?」



返事をすればみどり達は去って行った…



俺の心は半分、放心状態だった…


そのままMGMのとなりにあるゲーセンに足を運ぶ俺…


ここのゲーセンはまあまぁな広さ、夜中1時くらいまでやってるゲーセン。


主にUFOキャッチャー、プリクラ、ビデオゲーム、パチ&スロ…


ゲーセン内にある椅子に座る俺…


ぐるっと見回すと…


何気ない光景…

男、女、子供、店員…カップル…


普通なカップル…


羨ましすぎる、俺の路線はただズレてるだけ、少し普通な奴らとズレただけ…


でも目の前にいる彼等は、騒ぎあい、弾けてて楽しそう…


俺はなんか違う視線で見ている感じだ…



もう歳くっちゃったみたいに…



手元の財布の中から、300円くらい取り出し、ゲーセンだけどスロットをやった…


名機種「HANABI」だ。


まぁ、どうせ暇だしなって事で打ってやった…


まぁ当たったんだけど、ここのゲーセンはあるコインが出てくる訳だが、そのコインでいろいろと景品交換をできるみたいだった…

偽物ブランド、おもちゃ、ぬいぐるみ【小さいやつから超でかいやつまで(笑)】、などなど…。



調度いい暇つぶしに集めてやるかと、当たりが好調な花火君にレバーを叩き続けた…




こんな事しか今は気を紛らわす他無かった…


ただただ自分の世界へ浸る他…



そんな時…


とんとんと肩を叩く人が…

はて?誰かと思えばいせさんでした。



(´▽`*)おや?いせさんはゲーセンになぜ?かと思い聞いたところ…


まあ暇だからと来てみたら、俺の姿が見えたそうで、声かけてくれたみたいっす(笑)


い「どしたぁ?なんか暗い顔して?なんかあったのか?」


Σ(´Д`;)ぉおぉ!鋭いとこ突いてくるなと思いましたが、いやあえてなんでもないと解く俺だった…


そんなこんなでいせさんとゲーセンにて楽しむ事に…


いせさん実はゲームが上手かったりして…って思ったが…


(´`;)まさか30越えのお兄さんがやるわけねえか…と

いせさん初代パックマンに座り、PLAYするものの…



Σ(´Д`;)なぬ?



Σ( ̄□ ̄;)まじか!?



100円2ゲームできる訳だが、1ゲームでまさかの全クリ(爆笑)


Σ(´Д`;)いせさんあんた何者よ?(笑)


ツッコミたかったから突っ込んだら…


い「いやぁこのゲームは昔やり込んでよー、1周目はクリアできんだよーでも2周目がなぁ…」


(´Д`;)
え?…2周目?(笑)2周目なんかあんの?


確か1周目クリアするのにワンコインで30分近く費やすいせさん、かなりのやり手だ(笑)


なんだかんだ闇金で借りた事も忘れさせてくれたいせさん。


まぁ半分、こっちに友達はいないし、いせさんが友達みたいなものだったから嬉しかったな。一緒につるめて(笑)


ゲーセンを後にする俺といせさん、あの時、時間は夜近く…


帰りますか隣の住家へ?(笑)と思いきやいせさんが…


い「今の時間ならおばちゃんいっぺね?ゆきむら行くべよー?もち俺のおごりだ(笑)」


俺「え?いいんすか?」


って事で午前は嫌な休み、午後から癒しな休みにほっとした俺…



向かうはゆきむら亭…

これからの俺達のたまり場、憩いの場所…

感謝が絶えない茨城…


まだまだこれからも居たい町だと思ったよ…


第35章【罪み重ね】完。

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