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ウッディー瓦版/コミュの★ウッディーLive in Club EAST★

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04月29日(日)。この日夜、木屋町のクラブ・イーストにてウッディー、今年2度目のソロライブ。

ここは、ご存じ中年バイブのライブ拠点であり、今回も元々は中バイに出演の打診が来たらしいが、ベーシストにしてマイミク皇室アルバム多忙のため、彼から急遽僕個人に話が舞い込んだ。一旦は即席バンドを組んで臨もうと思ったが時間がなく、ソロ出演を決定。一週間前から会社の行き帰りに歌詞を暗唱し、前日にコードを指へと叩き込んでこの悦ばしき日を迎える。

朝から晴天なるも、実は2〜3日前から風邪気味であり、本人の調子がよろしくない。大きな声を出すとゲホゲホと咳がお出ましになるので、薬局で咳止めシロップ(ブロン液)を買う。

午前中から昼過ぎまで、ハニーをアパートに残して西院のカラオケボックスで声出し。やはりゲホゲホ。ブロン液をゴクゴク。1日3カッブが限度のブロン液を2時間程で同カップ数飲み頭がクラクラして来るも、咳は幾分マシになったので、全曲通しで歌ってみる。今回のテーマは“歌詞カード見ずに歌う”だったが、これは無理だと諦めた。なんせ僕の歌詞は脈絡がない上に何番もあって一曲が長い。ストーリー展開的に覚えるも侭ならず、暗記するには量が多すぎるのだ(歌詞が8番まであるのとか)。

アコースティックセット(ソロに限らずデュオでも)なら、昼間のカラオケボックスは練習スタジオとして最適である。なんせ、昼間料金で一時間50円(西院駅南下ル西側サウンドエコーの場合)なので、ワンドリンク頼んで2時間練習しても一人500円以内!マイクも2本あるし、エコーまで自由自在。で、自分の唄に飽きたら適当な曲を入れて本格的にカラオケも愉しめる。何しろ中年バイブ時代には、オールナイト料金のカラオケで録音までしたものだ。これがまた、安い。

首からブラ下げたホルダーに取り付けたハーモニカをナガブチックに吹き散らし、ソファに片足を掛け、身体をくねらせてギターを弾いている刹那、向かいの部屋にオーダーを持って来た店の女のコと思い切り目が合ってしまい、さすがにちょい気まずかったが別だん怒られる気配もない。

まー「サウンドエコー」は店員、やる気ねー感じだし。キチンとしたとこなら注意される恐れあり。まあ、注意されたらされたで開き直ればいい。だって誰にも迷惑掛けてないし。電気代使ってないだけ店にとっちゃありがてー話だろ、ちがうか?

途中、ニルバナの「オールアポロジーズ」などを歌って休憩を交えつつ、2時間たっぷり練習。仕上り良好。フロントで料金450円也(安い!)を支払って一端アパートへ帰り、寝ぼすけハニーを起して風呂まで引きづりたっぷりお湯を張ったバスタブに浸す。こうでもしないと、ハニーは僕のライブを忘却し、温かなベッドでそのまま夜中まで、冬眠中の“おろち(※)”の如く眠り続ける怖れがあるからだ。
※楳図かずおが描くホラーヒロイン。何百年に一度、パワー補填の為に長い眠りを必要とする。

ハニーが風呂から上がって髪をブローし、すっかり目覚めたことを確認し、僕はリハーサルのためひと足先にギターケースをしょい直してイーストへ向かう。

弾き語りのステージでいつも迷うのが、「ドント・ルック・バック」の中でギターのストラップを短くして立って歌うディランスタイルか、「アンプラグド」で大きめのエレアコを抱えるようにして座って歌うコバーンスタイルか、どっちで行くかってこと(どっちもカッコイー)。だから、ソロライブ直前の僕は「ドント・ルック・バック」と「アンプラグド」のビデオを交互に延々見ていたりする。

でも、コバーンスタイルなら黄緑のボワボワカーディガンとか欲しいしなー、とか考えていると結局メンドーになり、ディランスタイルに。衣装も、いつも会社に着て行ってるピストルズのロゴ入りパーカーに決定。

予定通り5時にイースト着。ヒゲのマスター東氏(東=イースト)とミキサーのバルカン及びバイトらしきニイチャンに挨拶。店内では逆リハでトリのバンドのリハの真っ最中。この日は僕の他にもうひとり弾き語りと、このバンドの3ステージらしい。ブッキングの際マスターに「平均年齢30くらいのハードロックバンド」と聞いていたが、目の前でリハしているバンドはどう見ても、どう聴いてもハードロックバンドではない。何と言えばいいのか、バンプ・オブ・チキン的な、普通のバンドつーべきか(実はこのバンド、リハでは「ダメだ、この人たち…」と心中思っていたのだが、本番は結構良かった。特にリードギタリスト)。

僕もリハを卒なくこなし、そろそろ河原町に出て来てるはずのハニーに携帯…しようとして前売りチケットをアパートに忘れて来たことに気付く。

中バイで出ていた頃はイーストはノルマなしだったが、最近は出演人数に合わせてノルマがあるらしく、僕もある程度気合いを入れ、今回のイースト出演に際しては、1ヶ月程前からミクシーで積極的に告知していたため、おかげさまで完売+α(といってもソロのノルマは¥1,000×5程度であるが)。余裕をカマシていたのに最後でシクるとは!!??

どないしょ、ハニーはもうアパート出てるだろーし…まだ開演には2時間程あるし、取りに帰るか、などと暗澹たる気持ちで、一応店に戻ってバルカンに相談してみると、「あーいいっすよ、来てくれる人の名前分かるように書いといてもらえれば、入り口で前売り料金で処理しますから」だって。よかったー。

ほっとした気分でハニーと待ち合わせ、カフェで休憩。ブタ角煮プレートを肴にライブ前のひとビール。幸せ。ひと心地だ。ブロン液ガブ飲みで咳もどうやら治まった(真似しないで下さい。悪くすれば死にます)。緊張はなし。で、7時過ぎにイーストへ戻ると結構客が入っていてびっくり(つっても多分15人くらいだが)。

3月末にハニー共々家に招待してくれ、猫たちと一緒に鍋とコスプレでもてなしてくれたダブルタケチャン&ハズフレンド、最近ミクシーに参加し、連絡が密になったマイブラザー穂高氏&ヒズフレンド“マッチャン”、アイリー入江などの顔が見える。ありがたや。

一人ひとり挨拶していると、向こうの方からキャップを目深に被ったがっちりしたお方が。“ひょっとしたらライブ行けるかも”とコメントくれてたマイミクの瀧@QB氏。氏は何年か前に、中年バイブがここでやった際にも見に来てくれたらしい。これまたありがたや。

内輪でワイワイ盛り上がってる内に店内は人でいっぱい(つっても30人くらい?)。どうやらショッパナのソロ弾き語りが人脈のあるお方らしい。ステージに出て来るやあちこちから声が掛かる。大学の生協でバイトしているという本人も人なつこい性格の様。歌も直球、話も面白くオープンマインドなステージ。嫌味がない。てか、これって唄じゃなくてもいーよーな…失敬。

で、この人は頭スポーツ刈りの僧形、引き続きステージに上がった僕も似たり寄ったりの頭で、見ている人は弾き語りフォークのイメージ(だいたいロンゲでしょ)と2連続僧形のミスマッチをどう思ったのか。これはMCでも主張したが、僕のはスポーツ刈りじゃなく“サッカーの中田”と同じソフトモヒカンだしね!これまで僕のトップ画像やアルバムを見てスポーツ刈りと思ってた人、違いますよ!

ショッパナの生協僧形がメチャ客を盛り上げた後なんで、多少やりにくい感もあったが、ステージに立ってみると狭い店内は人でいっぱい。目の前の人垣を見て一気にテンション上がる。

以下、当日のラインナップ。
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○ワン・モーニング/

かれこれ20年近くも前に書いた曲。ライブに乗せたのは始めてかも。その当時通ってた会社への通勤風景と若者らしい(?)内省が交錯するてな内容。お察しの通りディランの「ニュー・モーニング」のイメージ。拓郎が同じモチベーションで作った「新しい朝」よりもこっちのがだいぶデキがいいと思ってる。うそです。この曲は散々暗唱したのに結局ベッタリ歌詞カード見て歌っちゃった。しかも、何ケ所か歌詞間違えて捏造したり…。人垣を前にイッパツ目の唄なんで、ちょいアガってたんだろーな。

歌詞/
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18553209&comm_id=174213
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○マウンテン・ヘッド・ファイヤー/

訳すと山・頭・火。サビの“火の頭を持った男、山を両手で抱え”つー誇大妄想的なイメージのサビの詩が最初に浮かび、あれ、これって山頭火(種田山頭火:明治の漂泊の俳人)っぺー、おそらく彼の霊が僕にこの言葉を記させたのだ、とのインスピレーションからタイトルを決定(?)。もともとは中年バイブ後期の持曲で、ジャクソン5のル−プネタで歌っていたが、ソロで演奏するためコードとリズムを大幅に変更。一部メロディーは生かしている。この日歌った中では最新の楽曲。

これを、とびきりスローかつ変調なワルツで演奏したおかげで落ち着き、ステージを愉しむ余裕が出て来た。

歌詞/
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18553236&comm_id=174213
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○この列車は太陽に向かって走っているんだ/

まだまだ日本列島を多くの夜行列車が、スチーム臭をまき散らしつつ疾駆していた良き時代(※)。250円のレッドの小瓶をチビチビやりながら車窓にもたれてウトウトしている内に夜が明け、山の向こうから陽が昇り、一面が金色に輝く一瞬。僕は“この列車は太陽に向かって走っているんだ”と確信した。その時一気にノートに書きなぐった詩を推敲して完成させた自信作。
※少なくとも10年程前までは、東京や長野、紀伊半島、四国などをゴージャス系(特急)でない、貧乏系(急行、快速)の夜行列車が走っていた。今は福岡行きと新潟行きくらいしか残っていない。

ライブもこの辺りまで来るととすっかり落ち着き、自分の楽曲が最高だと信じて疑わない精神状態が訪れる。

この後のMCでも件の2連続僧形の話や、ブロン液ガブ飲み話など、いつもよりMCの口数も多く、しかもスムーズ。人が多いと何か喋っても誰かは受けるので、実はやりやすいんやと実感。

歌詞/
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18553263&comm_id=174213
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○山下清のバラッド/

ウッディーソロで一番の人気曲。これも作ったのは20代の頃。いつもはシャッフルのリズムで演奏するのであるが、この日は前と後をシャッフル曲に挟まれているので、急遽ワルツのリズムで演奏することに。ここまで考えてる僕ってすごくね?しかも、すんなりワルツで歌えちゃう。さらに、咄嗟の思い付きで最後の歌詞のキメを、“天国の場所はどこでもいい”から“天国の場所は花火のひと雫(しずく)”に変更。そこを歌う時、自分でゾクッとした。

実は山下清のバラッドと見せ掛けておいて、“放浪の天才画家山下清は〜”を“昭和の婦女暴行犯大久保清は〜”に変えて延々そっちの路線で歌い切るつー計画を毎度立てているのであるが、ついつい勇気がなく頓挫してしまう。いつかやってやらぁな。

歌詞/
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18553276&comm_id=174213
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○すべての旅が始まる/

これは、僕の中では限界超えて出来た曲だと認識している。“パイプは天才たちのためにネジ曲げられ”という出だしのワンフレーズと、“すべての旅が始まるのだ”という締めの言葉で決まり。これは、いつもは性急なシャッフルで畳み込むように歌うが、今回は、リハの時、リズムを随所を変調させ、全体的にスピードを落として呟くように歌ってみると中々良かったので、そのスタイルで演奏。8番もあるのでどうかと思ったがみな静聴してくれた。心中どう思っていたかは知らないが。

MCで何番まであるか不安になったんじゃ?と問うとあちこちから失笑が帰ってきたので、やっぱ長えよと感じたのか。後、カポを付け替えるのが面倒なので今回は全曲カポなしGで歌い切った話でチョイウケ。ハーモニカも一本で済むしね。

歌詞/
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http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18553290&comm_id=174213
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○ワルツ/

ラストは20代前半に作った超かわいーワルツ。そのまんまのタイトル。「いや〜ラブソングつーのは成長するものでありまして、昔つくったラブソングももはや当時の彼女へ捧げるのではなく、現在の彼女に歌うつーか」てな言い訳を交えつつ。その瞬間ツッコミ相次ぐ。

歌詞/
↓↓↓
http://mixi.jp/view_bbs.pl?id=18553302&comm_id=174213
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この日は知らないお客も多く、僕が歌っている時は皆、静かに聴いてくれ、MCでは適当な反応があり、久々に気持ち良く歌えた。懸念の咳もまったく出なかったしね。

全てのライブが終わってから、瀧@QB氏とちょいの間ながらディープに喋る。この人は元々バレー部だったらしいのだが、スポーツから文学、芸能、音楽の端々に至るまで造詣が深く、ミクシーにアップされる日記の文章も洒脱かつ明瞭で舌を捲かされる事もしばしば。で、何が一番驚くってディランにまつわる事どもに異常な程詳しい。

その場で聞いた瀧@QB氏の説では、何でも、一般的にディランはその詩の文学性などが高く評価され、難解なロック詩人として認知されているが、実は、その歌は日常の出来事をギターに乗せて伝承するトーキングブルース的な色合いが最も濃く(この辺は分かるよ)、いわば民謡に近いのだと言う。

で、60年代初頭に華々しくデビューしたディランムーヴメントが日本に上陸して以来、様々な若者が影響を受けたが、瀧@QB氏が言うなんちゃらという人(評論家?研究家?名前忘れた…)が、ディランの影響を受け、そのスタイルを真似した日本のシンガーソングライターを、その解釈の仕方で2つのグループに分類したらしい。

一方はディランを正しく解釈したグループ。友部正人を筆頭に、高石友也や加川良、高田渡らがそれに当るという。もう一方はディランを間違って解釈したグループ。こちらには三上寛や友川かずき、遠藤賢司や、なんとスターリンの遠藤ミチローなどの名が上げられたそうだ。

で、瀧@QB氏によると、僕のディラン解釈は間違ってる方の遠藤ミチロウに近いらしい。ちょっと驚いた。別に悪い気はしなく、ちょっとウレシイくらいなのだが、意外である。何せ、僕はプロのミュージシャンも含めて自分が日本で一番ディランに近いと妄信していたのだから…。
※上記のディラン解釈におけるそれぞれのグループのメンバーは、うろ覚えかつ僕の思い込みが入ってる危険性アリ。あしからず。

その他、瀧@QB氏の音楽遍歴などを語ってもらうが(大学時代はベースを弾いていたらしい)、何せコアであり、一度聞いただけではとても把握し兼ねる。またどこかでゆっくりと喋りたいものだ。取りあえず後日、僕のソロ音源を送る約束をし、お礼を言って瀧@QB氏を送る。

アイリーもそそくさと帰り、その後、ダブルタケチャン&ハズフレンドとカラオケに行く予定だったが、何故かそこにマイブラザー&ヒズフレンドも加わり、僕とハニーと総勢7名でカラオケに繰り出す。(僕の連絡が悪く、ひと足先にイーストから出ていたタケチャングループと中々合流できないつーアクシデントもあったが。ドモスンマセン)

その頃になると、咳をブロン液で抑え、ライブで大声を出した僕の喉は瀕死となり(しかし、ライブ時は一度も咳込まなかった。サースガ、ブロン液!)ほとんど声が出ない状態。高めの声はすべてヒューヒューという空気音と化し、何を歌っても、もはや歌ってる気がしない。

マイブラザー&ヒズフレンドは電車の時間があるつーんで11時過ぎには帰ったが、残り4人は延々と飲んで、食って、歌いまくり。ダブルタケチャンのひとり、チクリンも元気(最後はオネムましました)。深夜2時過ぎにようやく引き上げ、それぞれタクシーに分乗して帰る。

その際「アタシが引き止めたし〜」とか、まるで社長のようなことを言いつつ、タケチャンが僕に5千万円を握らしてくれる。オットコマエだ。カラオケ代もほとんどがダブルタケチャン負担だったし、またその内、お返ししますぜ。

(ウッディー:07-05/07)

コメント(2)

■ウッディーさんのライブ@EAST
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ギター&ハープ弾き語り。
横山剣言うところの「間違った解釈の」
正しいディラン節。

とりあえずウッディーさんから
音源貰える約束もとりつけたので
惜しみなく絶賛しておこう。
すんげーブルースであったと。

対バンさん目当てのファンは年齢若かったので
あの世界が通じるか心配してたけど
となりの若者カップルは
「小説みたいや。好きな世界やなー」
とつぶやいてました。
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※瀧@QB氏の日記より流用!
↓↓↓
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=418951518&owner_id=111829

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