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水 / Waterコミュの新刊紹介 『世界の〈水道民営化〉の実態-新たな公共水道を目指して』

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「水」の民営化に関する、以下の本の日本語版コーディネイトをしました。みなさん、是非読んでみてください〜。

★新刊紹介『世界の〈水道民営化〉の実態-新たな公共水道を目指して』★

−「郵政」の次は「水道」民営化が狙われている−
●世界17カ国の「水道民営化」の驚くべき実態を、徹底調査!●
●世界12ヶ国語で翻訳出版●

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「世界の〈水道民営化〉の実態
〜新たな公共水道をめざして〜」
コーポレート・ヨーロッパ・オブザーバトリー(CEO)、
トランスナショナル研究所(TNI) 編、
佐久間智子訳、2007年5月、
作品社、A5版並製/274頁、\1,680 (本体: \1,600)
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★スーザン・ジョージより日本の読者へメッセージ★
日本のみなさん。本書を読めば、公共水道を守ることの意義、守らなかったらどうなるか、そして世界の人々がいかに闘い、勝利したのかを理解できます。

内容:途上国の大都市に導入された水道民営化プロジェクトの数々ですが、約束にも関わらず、より質の高いサービスがグローバル水企業によって届けられることもなく、次々と民営化プロジェクトから撤退するという事態に終わっています。すべての人々が必要とする水を、利益中心のグローバル水企業の手にゆだねることの危険性は、世界の水道の民営化の失敗事例の数々が如実に証明しているといえるでしょう。しかし、水を奪われた人々は黙っていませんでした。水の民営化への反対運動は、世界中の草の根レベルで高揚しており、急速に地域レベル、グローバルレベルで連携しつつ、市場原理主義の流れを変え始めています。
 人々の水へのアクセスを確保することがままならない、世界的な危機的現状の歴史的背景と、なぜ1990年代の民営化が失敗に終わったのかについての解説に始まり、公共による水供給の画期的、刷新的な経験事例を、世界17に及ぶ国と地域からの具体的事例が紹介されています。これら事例は、公営水道事業体に従事する人々、市民団体で活動する人々など、水をすべての人に確保するための取り組みに直接関わっている人たちによって書かれているところが、本書の特徴です。
 民営化が解決策ではないとはいえ、非効率で官僚主義的に陥っている公営水道も途上国の大部分で清潔な水を人々へ供給できずにいる現実があります。今、水問題で「どのように公営水道を改善し拡大するのか」という重要な命題について議論される必要があるでしょう。この本に描かれているのは、世界の〈水道民営化〉の実態と、それに対抗して立ち上がった人々の記録です。そして、住民や労働者による参加民主主義の実践例から、水の供給という特定の分野を超えて、新自由主義的な企業主導のグローバル化に抗するオルタナティブの具体的な実践を探るのが本書です。

■□■ 目次 ■□■
日本の読者のみなさんへ
日本語版まえがき
序章−水道民営化の失敗と、代替案に取り組む各国の動き

■第I部 成功している公営水道
・ブラジル・ポルトアレグレ−すべての人に奉仕する公営水道
・インド・ケーララ州オラヴァナ村−住民による水道運営の事例に学ぶ
・スペイン・コルドバの水道運営−効率的かつ効果的な参加型公共水道モデル
・フランス・グルノーブル市−市営に戻された水道事業
・米国−水道の規制およびガバナンスの民主化
・ドイツ−公営水道サービス事業は、後退の一途をたどっているのか?
・[コラム] ヨーロッパの二重基準

■第II部 新たな公共水道を目指して
・ブラジル・レシフェ−市民参加でつくられる上下水道サービス
・ボリビア・コチャバンバ−水戦争を経て、公共事業体と地域社会のパートナーシップへ
・ベネズエラの経験−住民主体の上下水道サービスを求める闘い
・ガーナ・サベルグ−潮流に逆らう地域社会管理水道
・アルゼンチン−エンロン撤退で、労働者の協同組合による運営が始まった
・[コラム] 水を人々の手に取り戻す ラテンアメリカからの潮流

■第III部 公共の水道を求める人々の闘い
・ウルグアイ−「水に対する権利」を勝ち取った直接民主主義
・イタリア・アブルッツォ−水を守り、市民参加を求める闘い
・南アフリカ−水道民営化への反対闘争
・フィリピン・マニラ−公共水道の可能性
・インドネシア−水道民営化
・中国−水道事業の民営化

■第IV部 これからを考える
・公営水道をどう機能させるのか−次の課題
・民営化の恩恵という幻想−途上国の水道サービスに投資していない民間セクター
・[座談会] 日本の水道をめぐる諸問題と住民参加の可能性
日本語版編集後記
〈水〉問題に取り組んでいるサイト紹介

*トランスナショナル研究所 (TNI):スーザン・ジョージが理事長を勤める。世界的に著名な国際研究機関。NGOサイドの研究機関として世界的ネットワークを持ち、軍事・紛争・貧困・環境破壊といった問題の解決のために国境を越えた研究を進めている。本部:オランダ、アムステルダム http://www.tni.org

*書評を書いてくださる方、ジャーナリストの方には献本致します。
山本奈美(nami<at>corporateeurope.org)までご連絡ください。

コメント(1)

すみません、画像もアップしておきます。

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