「サイエンスショップ」とは?
サイエンスショップ(Sciecne shop)は、
地域のNPO(非営利組織)/NGO(非政府組織)、自治体などの利用者(ユーザーまたはクライアント)からの相談・依頼をもとに、教員の監督・指導を受けながら、学生が主体となって、相談への回答や研究・調査等を行い、ユーザーの問題解決や社会活動をサポートする組織のことです。
「サイエンス」ということから、理科系のことだけを連想しがちですが、人文・社会科学系のテーマも扱います。また「ショップ」といっても、何かを売る場所ではなく、無償もしくは安価な費用で、研究・調査に基づいた専門的サービスを市民に提供するところです。(英語の"shop"という言葉には「仕事場」という意味もあります。)
サイエンスショップは、1970年代にオランダの学生運動から生まれ、その後欧州諸国を中心に世界に広がり、欧州だけで現在70箇所以上あるといわれています。米国にも60年代から「コミュニティ・ベイスト・リサーチ(CBR)」という同様の活動があり、現在ではサイエンスショップと総称されることが多くなっています。近年は、アフリカやアジアなど非欧米諸国にもサイエンスショップが設立されるようになってきています。おとなりの韓国や中国にもあります。
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