カナダの歴史と政治コミュのケベック州補選でケベック党３連勝

　８月11日に行われたケベック州議会アサバスカ選挙区補選は、ケベック党のアレックス・ボワソノール候補が当選した。得票率は46.3％だった。彼は「14か月後までエネルギーを維持する」と語った。

　2022年総選挙で、ケベック党は史上最低の３議席、得票率14.6％に終わった。かつての二大政党は終わったと、誰もが思った。だが与党ケベック未来連合は汚職で支持率を下げ、2023年11月には支持率でケベック党が９年半ぶりに首位に立った。ケベック党は補選で３連勝し、議席を６議席に伸ばした。
　２位になったのは、議席のないケベック保守党のエリック・デュエーム党首で、得票率は35.1％だった。彼は、異なる結果を望んでいたものの、健闘できたと語った。
「我々は長年に渡り進歩してきた。そして我々は、来たる年月にも進歩し続ける。」
　与党ケベック未来連合はこの選挙区を13年間保持したが、得票率7.2％の惨敗でついに失った。最近の３つの補選はいずれも同党の選挙区だったが、３連敗を喫した。ルゴー首相は、３年前の総選挙においてこの選挙区で51％の票を得たことを挙げ、次のように述べた。
「３年間の凋落は、異例のものだ。」
「ケベック州民は、我々の政府に失望している。」

　次の総選挙は、2026年10月５日までに実施される。メインストリート・リサーチ社が６月24日に実施した政党支持率調査は、ケベック党31％、ケベック自由党29％、ケベック未来連合16％、ケベック保守党14％、ケベック連帯８％、その他２％となった。ケベック未来連合は、カナダ全土で最も人気のない政権となっている。