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カナダの歴史と政治コミュのロン・ターコット元騎手死去

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 騎手として活躍したロン・ターコット氏が8月22日、老衰のため死去した。享年84歳。
 1941年ニューブランズウィック州ドラモンドに、12人兄弟で生まれた。兄弟のうちルディ、イブ、ロジャー、ノエルも後に騎手となった。
 家は貧しく、彼は14歳で学校を中退し、木こりとして働いた。トロントに来たときは一文無しで、ミミズを取って釣具店に売っていた。
 ヒッチハイク(無銭)で郷里に帰ろうとしたその日、大家がテレビでケンタッキー・ダービーを見て、小柄なターコットは騎手になればいいと言った。ターコットはケンタッキー・ダービーすら知らなかったが、エドワード・プランケット・テイラーの牧場で働き、見習騎手となる。無名だった彼は、後にカナダの名馬となるノーザンダンサーのデビュー戦にも騎乗し、初勝利を挙げている。

 1973年セクレタリアトに騎乗し、アメリカのクラシック・レースの全てをレコード勝ちして三冠を達成した。3冠目のベルモントステークスは、セクレタリアトが強すぎて敬遠され5頭立てとなり、2着に31馬身差をつけて圧勝した。調教師ルシエン・ローランもカナダ人で、映画「セクレタリアト/奇跡のサラブレッド」ではジョン・マルコビッチがフランス語で話すシーンがある。
 セクレタリアトは21戦16勝、うち18戦がターコット騎乗だった。1989年蹄葉炎のため安楽死させられたが、ターコットは「家族を失ったようだ」と語った。

 1978年、ベルモントパーク競馬場での競走中、騎乗馬が転倒して馬場に投げ出され半身不随となり、騎手を引退。通算成績は20281戦3032勝、うちGI級62勝だった。


写真:31馬身差で圧勝するセクレタリアト。

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