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今夜はRead it!コミュのショートショートの広場

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私達は見つめ合っていた。
誰にも入り込めない空間。
それは私達のものだった。せめてこの瞬間だけは…
私達はそれが必然のように、衣服すら身に着けいなかった。

彼も私も瞬きすら忘れていた。
彼の目はまるで獣のように私を一心不乱に見据えている。
私も彼の目をただ見つめている。ただそれだけ。
言葉なんて必要なかった。彼も私も求めるものは
たった一つ。同じものだったから。
何も考えてはいない。考えられない。
それは無意味だと思ったから、きっと。

その時間がどれくらい続いたんだろう。
それは永遠に思えた。
だけど、そんな幻想はいつか崩れてしまう。
私は彼のわずかな変化を見逃さなかった。
彼の目は急速に雄々しく変化し、その瞬間
彼は私の胸に飛び込んできた。
私も、それが合図だったように彼の厚い胸板に飛び込む。

頬と頬が触れ合う。彼はわずかにうめき声を上げた。
私は声すら出ない。わずかに肩で息をする。
周囲は人が取り囲んでいた。だが、私達は気にならなかった。
些細な問題だと思ったから。
誰も私達二人を止めることはできないとわかっていたから。

彼は私を抱き上げる。私は抵抗が出来なかった。
触れ合う体。吹きかかる吐息。
私は彼に身を預けた。
もう…もう、終わりにしよう…
私は彼がそういっていることがわかった。
いつか終わりが来ることもわかっていた。
始まったときからわかっていた。
不思議に悲しくはなかった。
最初からきっとわかっていたんだ。ふとそう思った。

そして、その刻は静かに終わりを告げた。
彼は、私を抱き上げたまま、乱暴に放り投げた。
周りから彼の優勝を祝うように座布団が飛び交う。
やっぱり横綱は強かった…


ありきたりな上に間違っているような気がしないでもない。
そんなわけでショートショートを書くトピックということで。

コメント(11)

敢えて突っ込まないのが人としての尊厳だと俺は思う。
そんなわけで、よろしくお願いします!

サリバンさ〜ん、こちらにお客さんいらっしゃってるわよ!!
やぁお待たせ!当クラブNo.1ホストのサリバンです♪
誰がやねん。
とりあえずナギーさん、よろしゅう!

ショートショートも面白そうだな。
ヒマになったら書こう。
星新一の二の舞と呼ばれた男の実力を見せてやるともさ。
闇夜に紛れ、俺はターゲットの部屋に侵入した。
眠り続けるその女は、これから起こる事を予想だにしていまい。
俺の口元は自然と引きつり、猟奇的な笑みを浮かべる。
俺は静かにその場に佇んだ。

一年。
俺はこの日、この瞬間を実に一年間待ち続けていた。
計画はすぐにできた。
だが実行のチャンスは今日をおいて他になかった。

カーテンの隙間から差し込む月明かりが、女の白い肌を浮き上がらせる。
その官能的な光景は俺の最後の逡巡を消し去った。
俺は衝動に身を任せ、音もなくベッドに歩み寄る。

女よ、お前は次の瞬間夢から醒めたことが判らぬだろう。
叫ぶがいい。うち震えるがいい。
その表情こそ俺の無上の快楽となる。

そして俺の両手は、ついに女の首元を捉えた―。

「きゃっ…?!うわぁ、すごぉーい!!
 お父さん、ほら見て、夢みたい!」
爽やかな朝空の下、少女の声が響き渡る。
少女の枕元には大きな靴下と、そこに入りきらぬほどの
玩具やお菓子が置かれていた。

今日はクリスマス。
幸せの配達人はその声を聴くと、満足そうに飛び去った。
彼を待つ少年少女は、まだ世界中にいるのだ。

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時事ネタということで一つ。
一行目でオチが判りそうな気がしないでもない。
表現と言うのは難しいものだなぁ。
男は静かに鍵の開いている窓から部屋に忍び込む。
部屋で寝ている少年は男に気付いていないようだ。
男はゆっくり少年に近づき、彼の顔を一瞥した後、
仕事に取り掛かった。

仕事を終えた男は、静かにその場を去る。
夜中でも目立ちそうな赤い服を纏い、手には大きな袋。
男の職業はサンタクロース。
恵まれない少年少女たちに夢を届けることが彼の仕事だ。

男はリストをポケットから取り出し、次の仕事先へ向かう。
そして、今度はベランダから侵入する。
しめた、鍵は開いている。男は最も憂鬱な作業を
難なくこなすと、部屋へと入っていく。

男は少女の顔を一瞥する。それが彼の習慣になっていた。
しかし、その習慣はいつものように一瞬で終わらなかった。
ベッドの上で眠りに付く少女は彼の娘だった。
彼は3年前、離婚していた。娘は妻が育てることになった。
男はそっと少女の頬に触れると、いつものように
プレゼントを枕元に置く。

男は思った。これは私へのクリスマスプレゼントだと。
そして男はいつもより長い滞在を終えると、
少女の家を出た。男は一度だけ振り返ると
誰にも聞こえないほどの声で呟いた。
「メリークリスマス。」
男の赤い服はいつもより真っ赤だった。

翌日。妻は帰らぬ人となった。
娘は男の元へ戻ってきた。
男は一日遅れのプレゼントを受け取ると
不気味な微笑を浮かべ、娘と共に静かに暗闇の中に消えた。


クリスマスネタパクって見た。
文才があればそれなりの話になるかもしれんがどうにも。
またあの話が始まったよ…
私が祖母のその話を聞くのは何度目だったかすら覚えていない。

祖母の話の概要はこんなところだ。
祖母は50年前、ある男と一緒に暮らしていた。
その男とは大恋愛の末、結婚の約束をしていたらしい。
しかし、直前に祖母が不治の病に侵されてしまった。
男は悲観し、自殺してしまった。
だが、祖母の病気は嘘のように完治してしまったのだ。
そして、世の中どうなるかわからないもんだねぇ…
といういつもの決め台詞で祖母の話は終わる。

だが、祖母の話はいつものそれとは少し違っていた。
「この話にはねぇ、実は続きがあるんだよ」
祖母は皺くちゃになった顔を上げると、私の目を
見つめてそう言った。
「え、そうなの?その後どうなったの?」
私は祖母の不意打ちに好奇心を刺激され、即座に
話の続きを促した。
祖母は祖父が死んだときのように、少し寂しそうな笑顔を
私に向けると、一瞬躊躇した後、静かに語りだした。
「実はね…男は自殺じゃなかったんだよ」
私の好奇心はさらに刺激され、死因を探る探偵のように
饒舌になっていた。
「え?じゃあ事故?まさか、殺されたとか…」
その言葉を待っていたかのように祖母は私に笑顔を向けると
他人事のように淡々と言った。
「病に悲観した女が男を殺してしまったんだよ。
だけど、男を殺した女の病は嘘のように治ってしまった。
世の中、わからないもんだねぇ・・・」
私は、言葉の意味を探すのに時間を要した。
そして、明らかに恐怖した眼差しを祖母に向けると、
祖母は顔を崩して、吹き出してしまった。
「え?まさか嘘?やだ、お婆ちゃん、怖がらせないでよ〜」
祖母は崩した顔を整えると、いつも私にやさしく語りかける顔と声で言った。
「もう時効だから、怖いことなんてないよ」


つうか、リレー小説と言う趣旨はどうなったんだ・・・?
幼い頃、彼とはじめて出会った。
大きな瞳をぱちぱちさせて、対照的に小さな口は
いつも結んでいる可愛いい子だった。
少年とは一度しか会っていない。
父のお葬式の時だったと思う。

昔話に花を咲かせている大人たちを尻目に
私と少年は一緒にいろいろな遊びをした。
短い期間だったけど、私は少年に惹かれていたんだと思う。

大学生になって、少年と再会した。
昔の面影を残した少年に、私の忘れていた心は大きく揺さぶられた。
私は一目で気付いたが、少年はおそらく気付かないだろう。
私は暫く少年を眺めていたが、声をかけないで立ち去った。
なぜかそうしないといけないと思った。
ふと肩に手が触れる。私は振り返った。
少年はその大きな瞳をさらに大きくして私に言った。
「ひさしぶりだね。」

私は少年と恋に落ちるのに時間はかからなかった。
そして私が20歳になった日。忘れもしない日になった。
「いい話と悪い話があるんだけど、どっちから聞きたい?」
少年はおどけた笑顔で私に言った。
「じゃあいい話から」
少年はポケットから指輪を取り出すと、私の手をとり指にはめた。
「結婚して欲しい」
少年の両親は彼が幼い頃離婚し、母親は彼を育てるために
無理をして亡くなったという話も付け加えた。
それでもいい?と聞かれたが、そんなことはどうでもよかった。
嬉しかった。涙が止まらなかった。

「でも、悪い話ってなんだったの?」
私はこの状況から悪くなるなど考えもしなかったので
帰り道で彼に何気となく聞いてみた。
「あぁ、たいした事じゃないよ」
少年は大きな瞳を見開くと、はじめて見る笑顔で吐き捨てるように言った。
「僕と君の父親は同じ人なんだよ」


駄目だ…ハッピーエンドなんぞ思いつかない・・・
ちょっと!聞いてよ!
この間酷い目にあったのよ!

先週彼と一緒にドライブしてたわけ。
そしたらさぁ、なんか人気のない道で彼が
「やっと見つけた」とか言うわけ。
で、車止めたら、変な男が笑顔でこっちに小走りに来るわけ。
で、いきなりその男が私の大事な所をパックリ開いたのよ。
彼にも見せたことないのに!って思ったわよ。
でさぁ、太くて長いモノを私の大事な所にぶち込んだのよ!

混乱してて暫く気付かなかったんだけどさぁ、他にも
何人も男がいて、私の体を撫でてるわけ。
それ順番逆じゃないの?って思わない?

それで、また始めの男に戻るんだけど、
その男が私の中に温かいものをたっぷり注ぎ込んだ後、
太くて固いモノを抜いて、こう叫んだのよ。
「ガソリン満タン入りました〜!」ってさ!
意味わかんなくない?


よし、そろそろ寂しくなってきたんだが。
せめて「硬くて長いもの」とか…。
太くはないだろ。
とか突っ込んでみた!
「寒い…寒いよ…
俺はもう死にそうだ。なんだこの気候は!」
山田は言った。
それを聞いた男は頷くと山田に言葉を返した。
「確かに暑いな…」

山田はそれ以上考えたくなかったのか、話題を変えた。
「ところでお前の苗字の『い』ってどう書くんだっけ?」
「暑すぎてボケたのか?井戸の『井』だ」
「あぁそうだったな…寒井か…」

----------------------------------------
いや、結構太くないか?あれ。
最近使ってないからあまり覚えてないが。
男は慎重に、硬くなったモノをあてがった。

私の意思とは裏腹に、湿り気を帯びた肉壁は
にちゃ、と水音を立ててそれを受け入れる。

「…ん…っ…。」

違和感に堪えきれず、声が出た。

『どうしてこんなコトになってしまったのだろう。』

私は潤んだ瞳で鏡に映りこむ自分の痴態を眺め、
朦朧とする意識の中で考える。

ほんの数週間前…いや、数時間前だって、
こんなことが起きるなんて想像できやしなかった。


『逃げたかったんだろう?』


私の中で声が響く。

…そうか。
逃げたかったんだ、私は。
終わりにしたかったんだ、私は。


『この苦しみを、忘れさせてくれるの…?』

私のすがるような思いを他所に、
それは極めて機械的に私の中を侵食し、
奥まで入り込んだ。








鏡に映る男の両の鼻の穴から、ちらりと白いモノが見える。

「う〜ん…さすがに少しみっともねェよなぁ…。」
私はつぶやいた。

「まぁいっか。今日は仕事で出かけらんないし。」


硬く丸めたティッシュは、花粉が直接粘膜に触れるのを防いでくれる。

私は加湿機と空気清浄機の電源を入れ、
口で大きく息を吸うと、鏡に背を向け仕事に戻った。



「いやだねェ、花粉の季節は…。」

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