ログインしてさらにmixiを楽しもう

コメントを投稿して情報交換!
更新通知を受け取って、最新情報をゲット!

花田清輝コミュの花田清輝と阿部公房

  • mixiチェック
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
岡庭昇の評論の題。むかし書店で見ただけ、安部は花田を高く評価していたどころではなく、榎本武揚を書いたころに相談もしているそうだ。この花田のコミュは100人以上いて生前の花田の規模を突破しているが、阿部公房のコミュには1万人近くが参集している。「相談」が功を奏したのかもしれない。

コメント(5)

「『慷慨談』の流行」では勝、福沢、榎本を並べて、勝海舟をいっとういい位置に置き、榎本に対しては「猪突猛進するタイプ」と、いささか、軽く見ているような向きもあったようであるけれども、それに続く「ユーモリストの眼」では榎本の「シベリア日記」を読んで、ロシアの脅威におののく当時の「ニヒリスト」に対置して「ユーモリスト」であったと位置付け直していることを見る限り、「榎本武明」の作者・安部公房への助言者としての花田像がそれほど無理なく浮び上るようでもあります。
しかしその小文を「現在、榎本武明程度の政治家もいないらしい」と結んでいることをみると、政治家としてはやはりそこまで魅力的でなかったようにも読めるかもしれない。
しかし、1960年時点、岸、大野、河野、佐藤が健在であった頃でさえ、そうした物言いが漏れ出たようであってみれば、現在の政治情況は「花田の眼」を通していったいなんと言わしめるものであるだろうか。とも言ってみたい気がするのです。
中学校のとき、榎本武揚の小説のほうを買って読みました。わかんなかった。

その後、72年に読んで「転向」と絡めて安部自身の転向も語られていることを感じ、戯曲を読んで痛く感動したものです。

しかし、その「転向」は、「前衛」からの「転向」で大向こうとのスタンスにおける「転向」でした。

それでも「箱男」を読んだときには、やはり作者の意図をいぶかりました。

よく考えると、それは「運動論上の転向」だったのではないかな、とも思います。

何十年か後に、東京には、そこかしこに「箱男」が出現していましたけど、、、
評論集「冒険と日和見」創樹社、1971.に安倍公房は「跋」を書いています。僕は日本にいないので、そちらで探して紹介してくださる人があれば幸甚です。
 書棚の隅で埃をかぶっていたのを見つけました。
「・・・・・ぼくに知識や概念を教えてくれた評論家はべつに珍しくない。創造的な刺激を与えてくれた者はめったにいなかった。花田清輝は、そのきわめて例外的な一人なのである。・・・・・・・」
 創樹社刊。1974年8月10日増補新装版第2刷。花田清輝著、「冒険と日和見」に寄せられた安部公房氏による「跋 創造的な刺激」から一部分引用しました。著作権上、問題があるようでしたら、このトピック管理者の方に善処をお願いします。
ありがとうございます。引用は部分的であり、出版元、出版場所と日付と著者名を表記すれば著作権上の問題になることはありません。

ログインすると、みんなのコメントがもっと見れるよ

mixiユーザー
ログインしてコメントしよう!

花田清輝 更新情報

花田清輝のメンバーはこんなコミュニティにも参加しています

星印の数は、共通して参加しているメンバーが多いほど増えます。

人気コミュニティランキング