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世界焚き火学会 欧州本部 コミュの再録 ファイアーバック

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古いタイプの暖炉は熱効率が極めて悪く、ほとんどの熱エネルギーは煙突から外へ逃げていってしまいましたが、それでも何とか少しでも熱を室内に保存できないものかと考えた末、発明したのがこのファイアーバックで読んで字の如く暖炉の燃やしている薪の後ろに立てかけて熱を一旦厚い鉄板に吸収させてから遠赤外線、赤外線などを放射するすばらしい智慧です。
先日訪れたロンドンのヴィクトリア&アルバート博物館は世界の優秀なデザインの工芸品をたくさん集めていることで大変有名ですが暖炉に関連する各種工芸品もかなりの数あり、これから紹介するファイアーバックその他写真を撮ってきましたのでご覧ください。

コメント(7)

ファイアーバックは多数展示されていました。16世紀から20世紀までの作品です。
もうすこし紹介します。鉄板の厚さは2cmから3cmはありますので一旦暖まったら放射熱の量はかなりのものになります。
暖炉のことも詳しく知らないのですが、見た目は直火で
暖かそうですが、やはりほとんどの熱エネルギーは
逃げていってしまうんですね。 また、そうでなければ
家の中は煙だらけ?になってしまうかもしれませんね。
疑問に思っているのは、雨水なんかはどんな構造により
防いでいるんでしょうか?
ファイヤーバックは納得の代物です。
こんにちは。
 この夏、わざわざ避暑地で暖炉を焚いて、学んできました。

 暖炉の空気は確かに煙突から逃げますが、熱は随分煙突に吸収されるようです。その煙突を石やレンガで作って、暖炉の上部から放熱したり、さらに階をまたいで上に延ばせば、上の階でも放熱することが可能になります。空気の逃げ方は暖炉または煙突内部に段階的に開放できるダンパーがあって、それで制御することができます。

 暖炉の煙突の構造ですが、内張のクレイのライニングと、外の石造りの強固な煙突の二重構造になっていて、その上に煙突の屋根がかかります。上からの雨水は煙突屋根で防ぎ、横からの暴風雨はクレイが煙突より若干立ち上がっているので、それで防ぎます。さらに内張の回りをフルーカラーというカラー(襟)で巻くと、内張と煙突の間への吹き込みも防ぐことができます。

 それでもなお、クレイの内側に吹き込む雨はあるでしょう。それは、煙突を若干曲げて設計する事で、煙突の真下に雨や異物を落としているようです。私の見た暖炉は、煙突は屋外にあり、そこから数10センチほど中に斜めに引き込んで暖炉につなげてありました。これだと煙突掃除は屋外だけで出来るので、室内が汚れにくいと感じました。また煙突を曲げることで、煙突には煤がつくものの、熱気も当たるので、これで煙突に熱を吸収させているのだと思われました。

 画像は、ライニングの構造を示したものです。この煙突にはpotはあっても屋根はありません。おそらく右の煙突(暖炉に直結)の上にも左と同じpotが載るのでしょう。左の煙突は下の薪ボイラーに直結しているのでしょう。一軒の上下で暖炉と薪ボイラーを置く込み入った構造の絵と思われます。このように、一本の太い煙突の内部にはこのようにストーブ、ボイラー、暖炉、クッキングストーブ等の数だけ複数のライニングが入ることもあるそうです。こういう情報は、石造りの煙突のサイトで見つけました。サイトの煙突の写真がとても綺麗ですよ。
http://www.rumford.com/chimneys/index.htm

 ファイアバックは、焚き火で奥に斜めに立て掛ける熱反射板と似ていますね。その傾け方がさらに急になり、炎で炙られるようになるとバッフル板あるいは炎返しという構造になるのだと思います。
nnishi さん

暖炉の煙突は、排煙の役目だけではなく 蓄熱の意味で
熱容量の大きな物で作られていたのですね
ペチカやオンドルと似たような発想で考えられているのですね

我が家を設計して一緒に工事をしていた アメリカ育ちの設計士君が
古いアメリカの住宅は、資産価値が高く皆欲しがるから
手入れの行き届いた 古い屋敷は、高価であると言っていた
意味が 判るような気がします

暖炉の煙突は、家の中心で暖房だけではなく 美的に建築物としての美しさを持っている様に感じます
そんな美しい煙突があるお屋敷を所有するのは、スーテータスなので
家の価値が高くなる理由が分ります。

煙突の構造ですが 古い過って薪ストーブが使われた時代に
建てられた住宅を解体しているのを見ていると
集合煙突が解体されている時を丁度見ていたのですが

暖炉の煙突の如く 内部は、素焼きの土管で外側はブロック
構造でした これは、やはり煙に含まれる クレオソートでの
腐食対策と煙突掃除の容易さ、耐久性の向上を狙ったしくみです

でも 当地は、地震天国なので暖炉煙突をまねて 煉瓦を積み上げた
集合煙突のお宅の煙突が地震で倒壊したのを見たら
暖炉煙突に憧れもあるでしょうが 地震の多い地域には合わない
様に感じました

最近の新築住宅で集合煙突があるお宅は、全く見なくなりました
煙突ですら殆ど見ないです
壁出しのFFヒーターか電化住宅ばかりですから
暖炉煙突の家には、あこがれますね (^m^)
nnishi さん こんばんは。
いつもいつも、詳細に具体的に御教授いただきありがとうございます。
文章を拝見するだけで、「すごいなぁ〜」と感心しております。
改めてよろしくお願いいたします。
暖炉のある家にすみたいなぁ...。
再録させていただきます。
民芸展の話から以前に取り上げたファイアーバックをも一度見直したく思います。

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