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声と身体の処方箋コミュのエクササイズ紹介

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WSなどで使っているエクササイズなどを書き込んでゆきます。

コメント(4)

【いざない】

1、二人一組になり、まず始めにリーダー(誘導役)とフォロアー(被誘導役)を決めます。
2、リーダーの人は掌を上に向けた状態で手を差し出します。
3、フォロアーの人は目を瞑り、リーダーが差し出した掌の上に指先だけが触れるように軽く手を沿えます。
4、リーダーの人は沿えられた手を動かして相手を誘導し、フォロアーはその指先の感覚を頼りにしながらリーダーの誘導に任せて歩きます。


ここで気を付けるべき事は、リーダーはフォロアーを不安にさせない事であり、フォロアーはいかにリーダーへ自分の身を委ねられるかという事です。

人の身体は、脱力さえしていれば仮にものにぶつかったとしても、余程のスピードでない限りはまず怪我をしません。
逆に緊張していれば、大した勢いでなくとも何かにぶつかった際に怪我をする可能性が非常に高まります。

柔らかいもの同士や、柔らかいものと硬いものでぶつかり合っても、ものは壊れたりはせず、硬いもの同士がぶつかった時にのみ、ものは壊れてしまうものです。

人の身体もそれと同じ事です。
ですので、目を瞑っている人間が緊張するような状況だけは避けて下さい。

そこの点さえ気を付けて頂ければ、あとは自由です。


視覚以外の感覚の再確認や、組み合わせによる感覚の違いなど、おそらくはリーダー・フォロアー共に様々な発見がある事でしょう。
【立ち座り】

1、二人一組になり、立った状態でお互いの目を見つめ合いながら向き合う(二者間の距離は5〜6メートルほど)
2、各々2回ずつ「立つ」「座る」を行なう(この際のタイミングは自由)
3、あとは自由に相手とコミュニケーションをとる(これまでに合わせていた目も外してよい)
※言語は使ってはいけない
※相手に対しての意識は切らない


コミュニケーションにおいて、「言葉」というものは一つの手段でしかないのだという事を実感してもらうためのメニュー。
「これが正しい」というような形は一切ありませんので、自分と相手との間に生まれたものに対し感じたまま動く事が重要です。
自分達が日頃如何に「言葉」というものに頼り、縛られているのかを確認して頂く事と、コミュニケーションを構成する要素として言語以外の要素がどれだけあるのかという事に気付いて頂くのが主な目的。

組み合わせによって二者の間に生まれる空気も違いますし、またたとえ同じ組み合わせであってもお互いの身体や精神状態によって行なう度に全く違う結果が生じます。
テキストも必要なく、また行なう際のスペースの大きさもあまり重要ではないので、俳優のコミュニケーション能力向上のための訓練としては非常に手軽で有効なメニューです。
【ひとこと自己紹介】

1.参加者が一名ずつ、「名前」+「一つだけ自分のことを紹介」し、「聴衆は集中してその自己紹介を聞く」という縛りを設けて自己紹介を行ってゆく。
2.これを何周も回してゆく。
3.頃合いを見て「相槌を打つ」「気になったら質問してみる」という具合に徐々に縛りのレベルを緩めていき、最終的には「会話になってもいいですよ」というレベルにまで緩める。


「名前に加えて一つだけ何か紹介する」という至ってシンプルな内容のエクササイズなだけに、どんな人でも簡単に行うことができて、しかも最初に明確な縛りを設けている状態から入り、その後無理のない段階の踏み方でその縛りを徐々に緩めてゆくので、知らず知らずのうちに円滑な会話が行えるようになってくる場合が多いです。

なので、「自己紹介」というものに苦手意識を持っているような人同士で集まった場などでは、導入でこのエクササイズを行うと非常に効果的だと思います。
【ローテーションゲーム】

1.二人一組となって向き合う。
2.1〜3の数字を1人ずつ交互に言い合う。
※なるべくカウントはリズミカルに、そして長く続かせることを目的にして行う。

とにかくシンプルこの上ないエクササイズ。
たぶん慣れれば、いくらでもカウントし続けることは可能だと思います。

ただ、シンプルなだけに、外界からの刺激によって生まれる自分達の呼吸の変化を自覚し易くもあり、だからこそ、その特性を利用しての応用が利き易いエクササイズでもあります。

例えば、相手との距離感や位置関係の変化によってカウントがよりスムーズになることもあるだろうし、ミスが生じ易くなることもあるかもしれません。
或いは、音楽をかけてみたり明かりを暗くしてみたりしても、カウントに影響を与えるかもしれませんし、それ以前に、相手が変われば全然カウントの感覚も変わってくるかもしれません。

また、お互いの性格や相性によって(位置関係でもですが)攻め手と受け手という強弱の関係が生まれることもあり、それがもう少し発展すると当人達はあまり意識していないにも関わらず、「上司と部下」や「恋人関係」といった具体的な関係性が2人の間に存在しているかのような印象を、観ている側が受けることもあります。

おそらくはここで挙げた以外にも沢山の可能性を持つ、非常に汎用性の高いエクササイズであると思いますので、いくらでも応用できるのではないかと。

公演稽古で行き詰った時などに、実際の役としてこれをやってみるのも、台本に書かれていない部分での発見があるかもしれないので面白いかもしれませんね。

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