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ホースセラピー『馬上に吹く風』コミュの海外の乗馬セラピー事情

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欧米で障害者乗馬(ホースセラピーまたはヒポセラピー)が本格的に広がって行ったのは、1952年のヘルシンキオリンピックにおいて、デンマークのリズ・ハーテル女史が銀メダルを受賞したことがきっかけでした。

リズ・ハーテル女史は、ポリオ(小児麻痺)の障害で、下半身不随となり、車イスの生活を余儀なくされていましたが、馬術を通じて愛馬と一心同体(人馬一体)となり、見事銀メダルに輝きました。

当時は、パラリンピックも開催されていない時代で、通常の健常者とまったく同じ条件でオリンピックへ出場し、その健闘ぶりに世界中の人々が深い感銘を受けました。

このリズ・ハーテル女史の活躍が、乗馬愛好家や医師・理学療法士などを駆り立て、1969年にイギリスの英国障害者乗馬協会(RDA/Riding for the Disabled Association)や、北米障害者乗馬協会(NARHA/North American Riding for the Handicapped Association)が、本格的な障害者乗馬組織として設立されました。さらに翌年には、ドイツ乗馬療法協会が創立されました。

RDAは 英国本土及びアイルランドに存在する約700団体が加盟し、年間約2万5千人の障害者が利用している。

また、この活動は英国だけに留まらず、オーストラリア・ニュージーランド・香港・日本などが海外会員となって展開している。

NARHAは 米国・カナダに約600団体が加盟し、年間約3万人の障害者が利用している。

また、ドイツではマイスター制度(職能訓練制度)として乗馬療法が認められており、乗馬は医師が判断する処方箋の一つとして、私的健康保険も適用されている。

世界中に支部を持つRDAを例にとると、様々な分野のスペシャリストが集まった専門部会が、障害者乗馬インストラクター資格試験と認定業務、馬の調達と適正な馬の審査業務、馬の健康管理のための獣医業務、資金調達業務、医療業務などを行っている。

また、馬の文化が根付き、福祉への認識も高いヨーロッパやオセアニアでは、このような代表的な機関を持たなくても、障害者乗馬はごく自然なこととして健常者とともに行われている。

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