ホースセラピー『馬上に吹く風』コミュの有酸素運動のススメ

有酸素運動の効用について

１．血液中の余分な脂肪を減少させ、様々な病気の予防や改善になる。

　有酸素運動をすれば、血液中の余分な中性脂肪や悪玉コレステロールを減少させます。
反対に健康にいい善玉コレステロールが増えてきます。善玉コレステロールは、血管の中に溜まった悪玉コレステロールを運び去ってくれる掃除係です。
血管内にコレステロールがたまりにくくなるので、動脈硬化の危険性が減少します。血行がよくなり、血圧も下がります。そうすると、「脳梗塞」「狭心症」「心筋梗塞」などが未然に防げることになるのです。もちろん、そのほかの生活習慣病の予防にも役立ちます。ガンの予防にもなります。

２．体脂肪を燃焼させる

　有酸素運動を開始して20分たったあたりから、体脂肪（内臓脂肪や皮下脂肪のこと）がメインに使われていきます。内臓脂肪は真っ先に脂肪が蓄えられるところです。ここは小腸に近く、毛細血管が多く張り巡らされているので、脂肪がたまりやすいのです。
反対にいえば、有酸素運動をした場合、真っ先に使われる脂肪でもあります。新陳代謝が活発ということです。ですから、ダイエットしていく場合、まずお腹がへこみだし、次に体を覆っている皮下脂肪が減少していくという順序になります。
ダイエットにはいろいろな食事法がありますが、有酸素運動を取り入れてこそ、健康的なダイエットといえます。
　

３．血糖値が下がる

　有酸素運動をすると、徐々に糖質を使って減らしていけるので、インスリンの力だけに頼らずとも血糖値を下げることができます。このため糖尿病の予防に役立ちます。糖尿病になった後も、有酸素運動は治療に役立てられています。
甘いものが好きな人も、別にいくらでも食べていいのです。ただ、そのあと有酸素運動をして、摂取した分を消費するようにすればいいだけです。

４．活性酸素の発生を減らす

　活性酸素は外敵の侵入から体を守るために、本来必要なものです。しかし、必要以上に多くなりすぎると、今度は自分の体を酸化させ、蝕みはじめます。
有酸素運動をすると活性酸素の害から体を守ることができます。
無酸素運動（ダンベル等の筋力トレーニング・短距離走など）、喫煙、ストレスは活性酸素を生じやすいので、要注意。

５．心肺機能が向上する

　有酸素運動を毎日続けていくと、段々と心臓が大きくなっていきます。そうなると一回の心臓の拍出で、より多くの血液を全身に送り出せるようになります。酸素は血液に含まれていますから、より多くの酸素を取り込めるということです。
心拍数を上げなくても、すみやかに全身に酸素を供給できるので、息が上がらなくなります。
無酸素運動中もわずかな呼吸でも、多くの酸素を取り入れられるようになるので、有酸素的に激しい運動ができるようになります。このことは乗馬中、体脂肪をエネルギー源にできるということ。また、取り込んだ酸素をムダにすることなく、有効利用する能力も高まります。
　

６．自律神経のバランスを整える

　有酸素運動は「交感神経（緊張の神経）」と「副交感神経（リラックス（弛緩）の神経）」のバランスを整えてくれます。
無酸素運動をした後は、交感神経が活発になり、有酸素運動をした後は副交感神経が活発になります。ですから、自律神経の乱れが原因の体調不良の解消に効果があります。副交感神経が優位になるので、リラックス効果もあり、寝つきもよくなります。
　　

７．脳の機能が高まる

　有酸素運動をすると、全身の血行がよくなりますが、当然、脳も体の一部です。頭がよく働くようになり、よってボケの防止や目の血行も良くなるので、目にとってもプラスになります。
　

８．ストレス解消に効果がある

　有酸素運動をしていると、嫌なことも忘れてスッキリします。また、ホースセラピーの働きで心身ともに癒されます。
有酸素運動は、大変効果的なストレス解消法となるので、頭も気分もリフレッシュし、活力が復活します。