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ホースセラピー『馬上に吹く風』コミュの揺れ(振動)を感じ取る.2

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人と馬の両者の負担を軽くするために、軽速歩(けいはやあし)という、馬が速歩しているときに乗り手が腰を上げたり下げたりする乗り方を練習する。

この時の動作は、1テンポごとに鐙(あぶみ)という足をかけるところに立つ、次に鞍に座る、ということの繰り返しである。

馬を止めて練習すると、ほとんどの子どもたちはわりとすぐに出来るのであるが、いざ速歩となると、馬のテンポに合わせられなかったり、馬が走っている状態で鐙に立つことに恐怖心があるため、すぐにはうまく出来ないことが多い。

このように、いつもは無意識のうちに出来るような動作であっても、馬上では全く違う動作に感じられ、容易にはできないために、それを意識的に行うことが身体の発達にもつながるものと思われる。

そしてそれが出来た時には、大きな達成感を得られるのである。

それは、動作法の考え方の中で次のように述べられている。
人が今までしたことがない動作をしようとして、自分の身体を動かそうとする時、自分の身体でありながら、うまく動かせないのが普通である。
そんな時、思うようにならない自分の身体と、自分の身体でありながら、自分の思うように出来ないことを 自分自身改めて気づかされてしまう。
その後、努力と工夫を重ねて、動作が自由になってくるにしたがって、自分の身体を自分の意図したように、自分が確かに働きかけているんだという能動感が持てるようになり、さらには「たしかに出来た!」という成就感や満足感がもてるようになる。

このようにして、動作体験は人のこころを揺さぶり、自己の成長を促すものであるらしい。

また、乗馬においては、自分の身体を使った働きかけが馬に通じたということが目に見えて分かるために、満足感及び自信が得られる。

子どもたちはいろいろな馬の様々な振動を感じることによって、また違う馬に乗る時、馬にも個性があることを知っていくことになる。

そして、同じ馬であっても毎回違った動きがあることに魅力を感じ、「もっと上手くなりたい」「もっとたくさん乗りたい」というような意欲が沸いてくる。

また、鞍を外して乗る際には、鐙に頼ることが出来ないため、きちんとした姿勢で乗っていないと、すぐにバランスを崩してしまう。
従って、姿勢を立ち直す中で平衡感覚(バランス)や筋肉が強化されることになると思われる。

鞍を外して乗った際の感想に、「裸馬は、温かくて馬の背中の動きが少しわかった。」と言うように、筋刺激と触刺激を得ることが出来ていることが分かる。
そのことにより、身体像が改善され、自己概念の改善にもつながると思われる。

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