超B級グルメ紀行（日本編）コミュの仙台市青葉区国分町　「一心」

仙台の夜の楽しみと言ったら「一心」である。
居酒屋と言ってしまうと、値段が普通の居酒屋とは異なり殆どが時価だ。
今回は、管理会社の客付けナンバー1の、いつもの担当者と出掛ける事となった。
空室になって1週間もしない内に、次の入居者を部屋も見せずに決めてしまった！

今回の「一心」は、我が家に届いていた「一心21周年セット5000円」のハガキを注文した。
21年継続してきたんですね！何でも継続する事は大変なことなのである。
店を潰すのは簡単だが、味や質にサービスを継続するって事は大変な事なのだ。
まずは、「21周年乾杯エビスビール」をプレゼントして頂き、体の熱を冷ます事となった。　

一心に来たら日本酒を飲まないと始まらないのだ！
まずは、いつのも「お刺身盛合わせ」が登場した。
「ボタンエビ」「ホタテ」「大間のマグロ」「カツオ」「アオリイカ」が美味しそうに並んだ。
宮城産の魚介はこれからが美味しくなってくるのである。

宮城県産日本酒４銘柄きき比べセット」が出された。
個人的に順位を浸けるとすると、「伯楽星　純米大吟醸」「乾坤一蔵の風　純米吟醸」「山和　純米吟醸」「日輪田山廃　純米山田錦」の順位ですね。
伯楽星がやはり一番美味しいと思う！

次に「茶豆塩茹で、宮城野生ゆば刺身」の登場。
枝豆などは普通は茹でて作るが、我家では無水鍋で蒸して作るのだ。
茹でてしまうと、豆の中に余計な水分が入ってしまい水っぽくなってしまうのが欠点だ。
しかし、一心の茹でた茶豆は絶妙な茹で加減なのには脱帽である。
ゆばは醤油も付けずに食べた方が、ほんのりと大豆の香り楽しめて丁度いい。

大阪では夏の魚は「ハモ」なのだが、仙台では「アナゴの白焼き」である。
醤油もいいのだが、塩を載せて食べるのもいいのである。
程良い焦げ目が香ばしい香りを醸し出し、口いっぱいにアナゴの身が解れて溶けて行く。
素晴らしい一品だと思いますね！

次に「夏野菜の冷やし鉢」の登場だ。
器の中が、最後の夏を表してる様に涼しそうに出迎えてくれたようだ。
モロヘイヤの自然の粘りと、冷やした出汁が絶妙なバランスで、他の野菜を包み込んでいる。
食べるたびに感動する、今年最後の美味しい夏野菜になった。

最後に「自家製珍味」が出された。
「豆腐の酒粕付け」「アナゴの肝煮」とこれまた凝った珍味を頂く。
豆腐の酒粕に仙台味噌を使って、とてもまろやかな酒飲みにはたまらない一品なのだ！
アナゴの肝を甘辛く煮詰めて、こちらも酒が進むとても美味しい珍味ですね！　

これに追加したのは「アワビの天ぷら」を注文した。
こちらは程良い大きさの岩手県産のアワビで、これを天ぷらにして頂きました。
アワビは刺し身ではそんなに美味しいとは思わないのだが、ひと手間蒸したり、焼いたり、燻製にしたりすると絶妙な味に変化する素材だ。
今回は天ぷらだが、一旦蒸したアワビを天ぷらにするのだが、これが美味しいのだよ！
特にワタの部分が絶妙な苦味が旨味に代わりとても美味しいのだ！

これに「吉次塩煮」を注文した。
宮城県では「吉次」と呼ぶ事は多く、関東など一般的には「キンキ」として呼ばれる事が多い。
北海道全般では「メンメ」釧路などでは「キンキン」などと呼ぶ地域もあり、アイヌ語では「フレソイ」と言う。

魚色が赤い事や、形も似ている事などから、「キンメダイ」と混同されることがあるが、全く別物の白身魚であり、味や脂の乗りが非常に良くとても美味な高級魚とされる。
この煮汁がとても良く出汁が出て、深みがあり非常に飯が食いたくなった。
糖質ダイエット中だが、かなかな誘惑に負けてしまいますね（笑）

それではと言う事で、「ウニおにぎり」を注文！
半分ほどそのまま食して「吉次塩煮」の出汁の中で、オニギリを崩して出汁と一緒に食した！
これがまた贅沢なお味で、ウニの風味と吉次の出汁の絶妙なハーモニーに涙が出るほど美味しい！
これは新しい発見だが、互いの海産物のいい所だけが融和して、新しい味を引き出してくれる。

流石の「一心」であるのだ。
これからは仙台に行く機会が減ってくると思うが、新幹線に乗って通っても良いだろう。
素晴らしいお酒の数々と、美味しい料理を今後も提供して欲しい！

☆一心　本店
住所：仙台市青葉区国分町３丁目３−１定禅寺ヒルズ B1F
電話：022-261-9888
営業：17:00〜24:00
定休：日曜
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