超B級グルメ紀行（日本編）コミュの大阪市西成区　「あっちち本舗飛田新地本店」

折角、大阪まで来たのやから、美味しい名物「たこ焼き」を食べようと思っていた。
飛田新地で遊郭を見て回り、結構な美人揃いの店が多くて驚いていたその先に、夜に煌々と明かりが付いた「たこ焼き屋」を発見した！
「あっちち本舗」とは、何とも店の名前も大阪らしいね！

客の回転も速い様だし、作りたてが食えそうなので並ぶ事にした。
ソースの焦げる匂いと、出し汁のいい匂いが外まで漂ってきて食欲をそそる！
店内では二人のお兄ちゃんが、せっせと段取り良くタコ焼きを作っている。
料金は8個で税込500円とは安いですね！

味付けは8種類の中から選べて楽しめる。
早速、私達は「ソースマヨネーズ」をチョイスした。
店の横では、お酒も飲める場所もあり、ここで食べるのもいいかなと思ったがエアコンがない！（汗）
外で食べるのが、一番良さそうだね。

そこへ、綺麗に化粧した遊郭で働く、オネエチャンがタコ焼きを買いに来た。
オネ「塩マヨ一つとポン酢マヨを二つ頂戴！」
店員「はいよぉ～、どや！忙しいんかい？」
オネ「今日はそうでもないわ」
店員「そやな、今日は人通りも多くあらへんしなぁ～」　

この女性は遊郭で働く女性の様なので、一つ質問をして見る事にした。
私「質問していいですか？」
オネ「いいですよ！」
私「この辺で働いてるんでしょ？ヘルスじゃなくて何で飛田で働いてるの？」

オネ「ヘルスだと一人の拘束時間長いやろ、この青春通りで働く子は綺麗だから客が途切れんし短時間で沢山お客さんが来るので稼げるんや」
私「青春通りって何ですか？」
オネ「青春通り、メイン通りがあって、私から見ても可愛くて綺麗な子多いんよ。 30過ぎると妖怪通り、40過ぎると年金通り行く事になり、要はおばちゃんが多いだけど生でも楽しめるんや」

私「妖怪、年金って名前が怖いね」
オネ「ルックス重視なら青春メインで、サービス重視なら妖怪年金やね」
私「オネエチャンはどこで働いてるの？」
オネ「私は青春の夢で働いてるよ！30分したら玄関に上がるから後でおいでよ」
顔を良く見ると眼が大きく、若いタレントの誰かにも似てるようなキレイな顔立ちだった。

私「夢では何人働いてるの？」
オネ「6人くらいやけど、その日によって出勤が違うし良く分からないね」
私「玄関で何分ぐらい座ってるの？」
オネ「10分交代なんや、あれでも照明の熱で暑いんよ」
私「そりゃそうだよね、大変だね」
オネ「楽しくお金を稼いでるんよ」

タコ焼きが出来上がったようだ。
オネ「また飛田に遊びに来てね」
私「そうだね、元気でね！」
オネ「バイビィィ～～」
彼女は手を振ってタコ焼きを持って、遊郭に帰って行った、、、

アッケラカンとした挨拶と、その後ろ姿を見送ったオジサン二人だった、、、
外の椅子に座り相方と二人で、タコ焼きを食った。
熱いの何のって！焼きたてのタコ焼きは熱いなぁ～！
中から出汁スープが飛び出し、タコのいい香りが口の中で充満した。

中を覗くと大きなタコが入っていた。
タコ焼きを食べながら、商魂逞しい大阪の人達を眺めていた。
流石、大阪のたこ焼きも、遊郭のオネエチャンも東京とはけた違いに元気だと思った、、、

☆あっちち本舗飛田新地本店
住所：大阪府大阪市西成区山王3-7
電話：06-4980-1716
営業：16:00～翌1:00
定休：不定休
http://www.acchichi.com/
総合評価★★★★　（☆は0,5★が5つで最高評価です）